約 969,080 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5738.html
65 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 13 29.48 ID wXGvqFKEo [10/22] 京太郎「そんじゃ、次は携帯を操作するか」 智紀「んっ」 京太郎「まずは電源を……左胸か?」むにゅんっ 智紀「ぁっ……はぁっ」 京太郎「おぉーボタンの押し心地がいいなぁ」むにむに 智紀「ふぅっ、ふぅっ……」 京太郎「音楽とかダウンロードして入れまくろう」 咲「ケーブルはどこに入れるのかな?」 智紀「こ、ここです……」するっ 透華「自らカバーをたくしあげる沢村機、やりますわね」 咲「わ、私だってそれくらいできるもん!」 京太郎「競うなよ咲。んじゃ、ケーブルさしますね」 ぶすり 智紀「っぎぃっ!?」 京太郎「やっぱ初めてだから硬いなー」ぐちぐち 咲「こ慣れさせないとね」 京太郎「ちょっと揺らしますよー」ぐりぐり 智紀「んはぁっ……ふぅ、ふっ」 京太郎「よし、奥まで入った。んじゃ、早速」かちかち 智紀「だ、ダウンロードの開始……少し、お待ち、ください」ハァハァ 京太郎「よーし。色々な機能で遊ぶぞー!」 エイスリン「ヨカッタネ」 京太郎「ああ!」 智紀「んっ、ぁん……」 京太郎「(エロサイトとか見れるのかなー)」 智紀「可能」 京太郎「そりゃ楽しみだ」ぐへへ 咲「むむー!」 エイスリン「イストハナニカ! オシエル!」 透華「悔しいですけど、ここは師事しますわ」 京太郎「あ、そうだ。白糸台に行かないといけないんだった」ぽんっ 夜も遅いし、また明日でいっか 京太郎「んじゃ、飯の用意でもするか」 咲「うん!」 智紀「BGMは任せて」 透華「私にどんどんお座りなさいな!」 エイスリン「ヒッコンデロサンシタ」 京太郎「賑やかになったなぁ」 74 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 21 58.91 ID wXGvqFKEo [12/22] <しらいとだい> 京太郎「ということでやってきました白糸台」 咲「ここに、お姉ちゃんがいる」 透華「天下の白糸台、楽しみですわね」 京太郎「外出用の椅子も買ったし、頑張るぞー」 透華「この私がいれば他には何もいりませんわ!」 咲「(エ椅子リンは目立たないようにする椅子のプロだったのになぁ)」 京太郎「さーて、部長から話は行ってるそうだけど」 咲「誰か迎えが来るのかな?」 京太郎「どうだろうな」 透華「来なくてもこっちから出向けばいいんですのよ!」 京太郎「それもそうですね」 咲「あ、待って! 誰かいるよ!」 京太郎「ん? アレは……」 ?「……」 ↓2 いっぱつめがかんじんなのよー 85 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 27 18.98 ID wXGvqFKEo [13/22] 照「……」 咲「お姉ちゃん!」 京太郎「照さん!」 照「久しぶりだね、京ちゃん。咲」 透華「あら? 知り合いでしたの?」 咲「はい。大会の日以来会ってなかったけど」 照「……」 京太郎「照さん、俺は」 照「何も言わないで。その機械の機動実験に来たんでしょ?」 京太郎「!」 照「なら、それを使えばいい」 京太郎「いいんですか?」 照「それで昔に戻れるのなら……私はその希望に賭ける」 照さんは期待してるのか? あの頃に、あんなに一緒だった――子供の頃に戻りたいと 京太郎「分かりました。でも、結果がどうなるかは」 照「京ちゃん」 京太郎「!!」 照「私は――運命を信じてる」 京太郎「照さん……俺、やります」 咲「京ちゃん!」 京太郎「うぉぉぉ!! 行くぜ! ポチッとなぁぁぁ!!」 届け! 俺たちの想い!! 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 出オチに定評のある白糸台 97 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 32 39.26 ID wXGvqFKEo [14/22] 04 友達 ぼふんっ 照「あっ! 京太郎君!」 京太郎「あー、照じゃん!」 咲「お姉ちゃん!」 透華「知り合いですの?」 京太郎「俺の友達なんです。いやー、大会以来だっけ?」 照「うん。久しぶり過ぎてびっくり」 咲「もーお姉ちゃんったら全然連絡くれないんだもん」 照「ごめんね、咲」 京太郎「また一緒にゲームしようぜ! いいの入ったんだ!」 照「えー? でも京太郎君強いからなぁ」 京太郎「麻雀ゲームだから照も戦えるって」 照「それならいいけど」 透華「仲がよろしいんですのね」 咲「そういえばお姉ちゃんが案内人なの?」 照「ううん、付き添いがいる」 京太郎「え?」 照「ほら、あそこに」 ?「……」 京太郎「?」 咲「あの人って」 ↓2 だーれだ 108 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 37 57.32 ID wXGvqFKEo [15/22] 京太郎「確か白糸台の部長さんですよね?」 菫「弘世菫だ。よろしく」 照「菫、友達の京太郎君と妹の咲」 菫「ああ、知っているよ」 京太郎「?」 菫「照がよく話していたよ。数少ない友人だと」 京太郎「照?」 照「うっ」かぁっ 咲「お姉ちゃん、こっちで友達少ないの?」 透華「全国チャンプともなると大変ですわね」 照「わ、私のことはいいから! 京太郎君!」 京太郎「なんだ?」 照「菫にも、その機械使って」 菫「なに? どういうことだ?」 京太郎「いや、実はこの機械はかくかくしかじかで」 菫「そんなことがありえるのか?」 咲「どうでしょうか?」 透華「こんな機械で操作されている人間がいるとすれば、とんだ間抜けですわね」 菫「同感だな」 京太郎「ダメですか?」 菫「ダメというわけではないが、そうだな」 109 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 40 30.70 ID wXGvqFKEo [16/22] 菫「まぁいい。使ってみてくれ」 京太郎「はい」 咲「大丈夫ですか?」 菫「私は機械に疎いが、こんなものは恐るるに足りん」 照「菫、本当に大丈夫?」 菫「くどいぞ照。いいか? 私はこんなものに操られたりはしない」 京太郎「じゃあ押しますよ?」 菫「いいか! 私はこんな機会に絶対に屈しない!」 京太郎「じゃあ覚悟しろやぁおらぁぁぁ! ポチッとなぁぁぁ!」 菫「!!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 菫さん 本日のオチをお願いします 125 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 50 08.40 ID wXGvqFKEo [17/22] 54 強姦魔 ぼふんっ 京太郎「?」 菫「……やはり何も起こらないな」 京太郎「本当ですね」 咲「やっぱり壊れてる?」 照「残念」 透華「普通はこんなものですわ」 菫「……立ち話もなんだ、早く学校に向かおう」 京太郎「そうですね」 わいわい 菫「……(須賀京太郎、なんて魅力的な男性なんだ)」ドクン 顔立ち、体格、声、身のこなし 何を取っても私の好みだ 京太郎「あ、弘世さん! 行きましょう!」ニッ 菫「(なんて可愛い……)」 正直、私自信でレズの気質があるのではと危惧していたが…… 彼を見た瞬間にそんな悩みは吹き飛んでしまった 菫「(彼が、欲しい)」 そんな黒い欲望が胸の内を駆け巡る そうだ、彼を自分のものにしたい 菫「(何をしてでも)」グッ 京太郎「弘世さん?」 菫「……すまない、家に忘れ物をしてしまったようだ」 京太郎「え? 本当ですか?」 照「どうするの?」 菫「取りに戻ろう。照、悪いがみんなを案内してくれないか?」 照「うん。じゃあ……」 菫「あ、そうだ。須賀君」 京太郎「はい?」 菫「取りに戻りたい荷物はかなり重たくてな……よければ、運ぶのを手伝ってもらえないか?」 京太郎「ああ、それくらい構わないですよ」 咲「じゃあ私達も!」 透華「そうですわ!」 菫「それには及ばない。すぐに追いつくさ」 京太郎「そうだぜ。すぐにもどるよ」 咲「……うん」 133 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 01 58 52.98 ID wXGvqFKEo [18/22] <弘世家> 菫「……こ↑こ↓だ」 京太郎「へぇー」 ガチャッ 京太郎「はぇーすっごいおっきぃ」 菫「入ってくれ、どうぞ」 京太郎「おじゃましまぁす」 菫「悔い改めて」 京太郎「はい?」 菫「いや、なんでもない。今日は家族がいないんだ、ゆっくりしてくれ」 京太郎「(ゆっくりもなにも荷物取りにきただけなんだけど)」 菫「今日は疲れたな」 京太郎「はい?」 菫「君も雀士だったな。雀力はどうだ? 伸びているか?」 京太郎「どうでしょう?」 菫「緊張すると力出ないからな」 京太郎「そぉっすね、はい」 . {. . !. . . .} .}! . .i} . . }i . . .', .ハ.!.; . . {. . i i . . .}! }i . .}i リ .}i . . . ,ハ{. . . .{.,i;;;;!};;;;;;;;}!;;} !;;_}ェz-チ} . . . i ハ.i.}. ',. ヽ乍示勿 ゞ=゙'チ. . . . .i}从.ヾ!',.',. ヾー ´ i . i . i;;;i゙ }.i. ;ヾ; .ゝヽ 丶 ハ;;i尤リ! 菫「……」 京太郎「……」 菫「まず、うちには……雀卓、あるんだが」 京太郎「はぇ~」 菫「打ってかない?」 京太郎「え?」 菫「少し、君の実力を見てあげたいと思ってな」 京太郎「あぁ~、いいっすね~」 137 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 02 06 59.80 ID wXGvqFKEo [19/22] カチャカチャ 京太郎「ここは……これで」 菫「……そこは強めに打つべきだ」 京太郎「え? でも読まれてると怖いし……」 菫「大丈夫だろう。ま、多少はな?」 京太郎「はい」 菫「しかしぎこちないな、しばらく打ってないのか?」さわさわ 京太郎「二ヶ月くらい……」 菫「だいぶ溜まってるな」 カチャカチャ 菫「いいぞ。うまい打ち方を見ると気持ちよくなる」 京太郎「……」カチャカチャ 菫「んぉ、もうこれ以上やると気持ちよくなっちゃう、まずいな」 京太郎「?」 菫「のどが渇いたな……のど乾かないか?」 京太郎「あー、のど渇きましたね」 菫「何か飲み物……ちょっと待っていてくれ」 京太郎「はい」 菫「……」コポコポコポッ アイスティー「」 / / | / ! } i i トl! '_|| | / } ||_|__r ㍉¨_ ‐- __ イ ! || ̄「弋_ ノ¨ ̄ / ;′ | || l || ; / ヘ ./ |廴 l |l / /イ 菫「……」サッー 京太郎「ふんふふーん」 菫「お待たせ、アイスティーしか無かったんだけど、よかったか?」 京太郎「はい」 菫「よし。ほら、じっくり飲むといい」 京太郎「……ごくごくっ」プハー 菫「……クク」 143 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 02 14 10.22 ID wXGvqFKEo [20/22] 京太郎「……あれ?」ふら 菫「どうかしたか?」 京太郎「なんだか、気分が」がくっ 菫「おっと、大丈夫か大丈夫か?」 京太郎「大丈夫です……」 菫「肩を貸してやろう」 ヒタヒタヒタ 京太郎「……」 菫「……」 ぬがせぬがせ 菫「はぁはぁ、なんて美しいい肉体だ」サワサワ 京太郎「」 菫「んっ……ちゅっ、れろぉ」ペロッ 京太郎「……んっ」 菫「美味しい。君は味までも素晴らしい」ハァハァ チュッ チュパッ チュヂュゥゥ 京太郎「……? ひろせさん?」 菫「起きたか」 京太郎「縛られて? ちょ、弘世さん! 何してるんですか!?」 菫「暴れるなよ……暴れるな……」サワサワ 京太郎「ちょっやめてくださいよ! 本当に!」 菫「いいだろう? な!」 京太郎「初対面ですよ! まずいですって!」 菫「もう、我慢できないんだ」シュルッ ぱさっ 京太郎「弘世さん! ちょ、やばいですって!」 菫「見ろ、君のせいで私のここはこんなにも切なくなっている」くぱぁ 京太郎「弘世さん! 何してるんですか! 何するんですか!?」 ブチュゥゥゥ 菫「君のことが好きだったんだよ!!」 京太郎「!!」 菫「……すまない」 京太郎「う、うむぅ……!?」 149 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 02 23 03.73 ID wXGvqFKEo [21/22] パンパンパンパンパンッ 菫「あぁっ、いいっ! 火傷しそうだ!」 京太郎「うっ、くぅっ!?」 菫「奥まで当たって……んぅっ! はぁんっ!」ぐちゅっ 京太郎「う、もう……出ます!」 菫「いいぞ! 来てくれ!! 中にだして中に!!」 京太郎「ぁっぁぁ!?」 どびゅりゅりゅぶりゅりゅりゅ 菫「ンァッー!!!」ガクガク 京太郎「ぁっ……ぁ」レイプ目 菫「見ろ、こんなに出して……私を孕ませたいのか?」くすくす 京太郎「ゆ、ゆるし……」 菫「ダメだ。まだまだ時間はある」 京太郎「あぁぁ」 菫「少し遅れるとメールもしておいた、もっとたっぷり楽しもう」 バチュンッ 京太郎「んぐっ!?」 菫「あぁ~~っ!! これイィ……最高だ」ギュゥゥ ゴポゴポ 菫「もっと、もっと出してくれ! 私の中を、私を全て君で満たしてくれ!」 京太郎「さ、き……たすけ」 その後、菫と京太郎の獣のような交わいは一時間も続いた 菫は危険日だというのに中に出され続け もはや立っているだけで股の間から精液が漏れ出すほどであった 京太郎「」 菫「ふふ、栓をしないとみんなに気づかれてしまうな」 京太郎「あ、あぁ……」 菫「いいか? 今日のことをバラしても無駄だぞ。私は君に犯されたと言うこともできる」 京太郎「そんな……」 菫「写真も撮ってある。警察は君と私、どちらを信用するかな?」ククク 京太郎「ヒドイ」 菫「何、君が今後も私に忠実であればなにも問題は無い」ギュッ 京太郎「……うぁ」 菫「君は私のモノだ。ふふふっ、今後もたっぷりと楽しませてもらおう」 185 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 23 32 32.07 ID ewBdelT2o [1/4] <ぜんかいまで> 菫「いいぞっ! 君の精子で私を孕ませてくれ!」 パンパンッ 京太郎「あぁー……」レイプ目 菫「んくっ! 脈打ってるっ……出るんだな! 出してくれ!」グリグリ 京太郎「ぁっ、ぁ」 菫「いいぞ! こい! 中に出して中に!」バチュン どびゅーびゅるるる 菫「ンアーッ!」 京太郎「……」びくんびくん 菫「ふふっ……今後も楽しませてもらおう。須賀君」ちゅっ 京太郎「……」ぶつぶつぶつ ?「……」じぃー 白糸台に京太郎を救える者は残っているのか? 189 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 23 38 39.45 ID ewBdelT2o [2/4] <白糸台> 菫「すまない、遅くなった」 照「遅い。何をしてたの?」 菫「須賀君の具合が悪くなってな、少し看病を」ちらっ 咲「え? 本当なの京ちゃん!?」 京太郎「……」コクン 透華「まぁ、それは大事ですわ。今すぐにでも帰るべきでしてよ」 京太郎「……」ふるふる 咲「え? 帰らないの?」 京太郎「……」コクン 菫「折角東京まで来たんだ。このまま帰るのが惜しいんだろう」 照「それもそうだね」 京太郎「……」 菫「そういえば他のメンバーはどうした?」 照「さっきまでみんなで卓を囲んでいたけど、休憩に出てる」 咲「もうすぐ戻ってくると思います」 菫「そうか。では帰ってくるのを待つとしよう」 京太郎「……」ブルブル 菫「ん? 寒いのか? なら、私が――」サワサワッ 京太郎「!!」ブンブンッ 菫「ふふ……やはり君は可愛いな」にぃやぁぁ 京太郎「ひっ!?」 咲「京ちゃん?」 ガチャッ 京太郎「!」 ?「?」 菫「なんだ、もう戻ってきたのか」 透華「貴女は……」 ↓2 助けてェー! 197 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 23 45 30.26 ID ewBdelT2o [3/4] 尭深「戻りました」 菫「尭深か」 京太郎「……」ぺこっ 尭深「えっと、この人は?」 照「私の友達の京太郎君」 咲「さっき話していた人です」 尭深「この人が須賀京太郎君?」 京太郎「……」コクン 尭深「どこかで、会ったことあるような」 菫「珍しいな尭深。お前がそんな顔をするなんて」 尭深「自分でも不思議です」 京太郎「……?」 咲「覚えがある?」 京太郎「……」フルフル 透華「おかしな話ですわね?」 照「この機械を押せば何か分かる気がする」 京太郎「?」 照「やってみて、京太郎君」 菫「それがいいな。どうせ全員やるんだ」 尭深「?」 京太郎「……」コクッ 尭深「その機械を……?」 京太郎「………」 スッ 京太郎「ポチッとなぁぁぁぁぁぁ!!!」 菫「!?」びくっ 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 本日一発目 妻は出ないっしょー 208 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/03(水) 23 51 13.65 ID ewBdelT2o [4/4] 26 ライバル 京太郎「お前、まさか!!」 尭深「思い出した……! 須賀、京太郎……!」 バチバチッ 照「? 知り合いだったの?」 尭深「……久しぶり」 京太郎「ああ、そうだな」 菫「どういうことだ尭深?」 尭深「話せば、長くなります」 菫「手短に頼む」 尭深「それは――」 京太郎「……」 ↓2 たまにはこういう変化でマンネリ打破 00~49 お茶のライバル 50~99 麻雀のライバル (京太郎の雀力が最低でも尭深レベル) ゾロ目 超能力バトルのライバル(京太郎が能力取得) 221 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 06 57.88 ID vP9Hzh7Do [2/16] 尭深「昔、男女合同の麻雀大会で戦ったことがあるんです」 菫「何?」 照「それで結果は?」 京太郎「俺の負けですよ」 咲「それもそうだよね。だって京ちゃんはまだまだ初心……」 尭深「嘘吐き!! アレは確実にアナタの勝ちだった!」 京太郎「っ!」 菫「尭深、いきなりどうした?」 尭深「……須賀君はあの日」 数年前 尭深「(いよいよ決勝戦。このまま優勝できれば)」グッ 京太郎「よろしくな」 ?「よろしくだねぃ」 えり「ここまで勝ち上がってきたのは女子中学大会でも活躍した渋谷選手!」 わー! がやがや えり「そして全く無名の一年生、須賀選手!」 京太郎「どもどもー!」 えり「そして次がこちらも未だ無名の一年生……えっと、名前は? まぁいいですね」 えり「そしてもう一人が……匿名希望の着物雀士!」 ?「ども~!」 ざわざわ えり「えー、どこかの誰かに似ている気もしますが、これいいんですか?」 ?「面白ければいいんじゃね?」 えり「実行委員長の許可も降りたので、参加を認めます」 ?「やってみるもんだねぃ」 京太郎「さーて、どうすっかなぁ」 和「……」 尭深「(強そうな人がいるけど頑張ろう)」 225 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 14 06.45 ID vP9Hzh7Do [3/16] 菫「それで? どうなった?」 京太郎「俺が四位、誰かが三位、渋谷さんが二位で、三尋木プロが一位です」 咲「やっぱり三尋木プロだったんだ……」 照「それなら尭深の勝ちじゃないの?」 尭深「いいえ、オーラスの時点では私が四位、彼が二位だったんです」 京太郎「……」 <オーラス> 京太郎「(いかん、この人だけケタが違いすぎる)」 咏「(このガキやるねぃ。ちとムキになっちった)」 尭深「(点棒が全然無い……)」シュン 京太郎「(この人が一番弱いか、なら一発当てて……)」 咏「(このメガネに狙いを決めたか。ま、ガキの大会だし譲ってやっかねー)」 この時点で三尋木プロは須賀君に勝ちを譲るつもりだった 須賀君は私に当てて、一位になれる 尭深「(お父さんとお母さんが見に来てるのに)」じわっ 京太郎「!!」 尭深「……」ぐすっ 京太郎「……」 咏「(こいつ?)」 京太郎「……」たんっ 尭深「あっ! ロン」 えり「あーっと! ここで須賀選手まさかの放銃! これで渋谷選手が優勝となります!」 咏「ん? 点棒は私が一番じゃね?」 えり「おい、調子に乗るな」 咏「」 えり「三尋木選手は残念ながら失格でーす」 尭深「や、やった! 優勝だ!」 京太郎「あーあ、負けちまったし帰るか」 尭深「あっ」 そこで私は、ふと気になって須賀君の手牌を見ました すると――彼は一巡前の私の捨て牌で和了 逆転一位だった―― 尭深「ま、待って! どうして!?」 京太郎「……俺さ、初めて大会に出てみたんだけど」 尭深「?」 京太郎「やっぱさ、誰かが負けるのを見るの……嫌なんだ」 236 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 21 56.07 ID vP9Hzh7Do [4/16] 尭深「屈辱だった。勝ちを譲られたことよりも、同情されたことが」 京太郎「……」 尭深「あの後から君はめっきり大会に出なくなったんだよね?」 咲「嘘、もしかして京ちゃんいつも……?」 菫「手を抜いていたのか?」 京太郎「……さぁ、どうでしょうか」 照「京太郎君……私は知ってたよ? それが、私の力だから」 京太郎「照、余計なことを言うな」 尭深「あれから私は」ワナワナ 菫「落ち着け尭深」 尭深「でも!」 菫「しかし須賀君。君のやったことは関心できないな」 京太郎「(あなたには言われたくない)」 透華「そうですわ! 実力がある者なら、相手を完膚なきまで叩きのめしてこそ!」 咲「それもどうかと」 京太郎「とにかく、俺は楽しみたいだけなんで」 尭深「っ!!」 咲「京ちゃん! それは違うよ!」バキューン 京太郎「!?」 咲「だって、それじゃあ京ちゃん自身が……麻雀を楽しめてないよ」 京太郎「……」 咲「私も気持ち分かるよ。勝っちゃいけない、負けちゃいけないって……ひどく嫌な打ち方をしたこともあった」 照「……咲」 咲「麻雀も嫌いになってやめた。でも、京ちゃんが誘ってくれて、仲間に出会えて」 京太郎「咲……」 咲「私、みんなと勝つ楽しみを知った。目標に向かって全力で戦う喜びを知れたの!」 251 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 30 49.06 ID vP9Hzh7Do [5/16] 京太郎「でも、俺は……」 咲「じゃあ、なんで高校で麻雀部に入ったの?」 京太郎「!!」 咲「好きなんでしょ? 麻雀が」 京太郎「……ああ」 咲「だったら麻雀を楽しもうよ!」 京太郎「でも」 菫「須賀君。相手を負かすということが、悪いことだとは私は思わない」 京太郎「!」 菫「全国大会で清澄に負けた時……確かに悔しい想いをした。枕を涙で濡らしもしたさ」 京太郎「なら……」 菫「だが、そのお陰で私達は強くなれた」 京太郎「……」 菫「自信を持て。それに、君に負けたくらいで壊れるほど、世の雀士達は弱く無い」 照「そうだよ」 透華「むしろ潰れるような雀士はいりませんわ!」 咲「それはどうかと」 尭深「……」じぃっ 京太郎「……」 咲「京ちゃん」 京太郎「分かった。ごめん、俺が間違ってた」 尭深「……!」 京太郎「渋谷さん。今更、こんなこと言えた義理じゃないけど」 ぺこり 京太郎「もう一度俺と勝負してください。勿論、お互い本気で」 尭深「うん」 菫「よし、なら私も入ろう」 照「いやいや私が」 咲「じゃあ私が」 透華「いえ、私こそが」 京太郎「どうせならみんなで打ちましょうよ、ね?」 尭深「うん、その方がいい」 253 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 37 38.69 ID vP9Hzh7Do [6/16] 京太郎「でもその前に、この機械の実験を終わらせないといけないんですよね」 咲「もうしなくていいんじゃないかな?」 透華「そもそもそれってなんですの?」 京太郎「俺にもよく分かってません」 菫「そういうわけにもいかないだろう」 照「やるの?」 菫「おあつらえ向きなのが残り二人いるからな」 尭深「ああ、なるほど」 咲「京ちゃんと打つの楽しみだなぁ」 京太郎「そんなに強いわけじゃねーぞ」 咲「どっちだっていいよ。楽しければ!」 照「む! この気配!」 京太郎「?」 ガチャッ ?「あっ」 菫「やっと戻ってきたか」 ?「……」 ↓2 たかみー編は正直すまんかった 260 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 43 45.72 ID vP9Hzh7Do [7/16] 淡「なになにー!? なんか増えてんじゃーん!」 照「さっき増えるって言ったでしょ」 淡「そうだっけ? まぁ、なんでもいいけどさー!」 京太郎「テンション高いな、お前」 淡「むっ!? 私はお前じゃなくて大星淡!」 京太郎「知ってるよ。俺は須賀京太郎、よろしくな」 淡「すがきょうたろー? なんか長くて覚えるのめんどいね」 京太郎「こんなに覚えやすい名前もそうそうねぇよ」 淡「ねねっ! タローでいい?」 京太郎「いや、好きに呼べよ」 淡「わーいっ! やったっ!」ぴょんぴょん 咲「相変わらず元気だね」 透華「私より目立つことは許しませんわ!」 菫「淡、いい加減落ち着け」 淡「すみませーん」 尭深「淡ちゃんは元気が取り柄」 京太郎「短所でもある気が」 淡「何をー!?」 照「どうどう」 262 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 49 24.91 ID vP9Hzh7Do [8/16] 淡「おのれタロー! こうなったら私と勝負だ!」 京太郎「勝負って……なんの?」 淡「勝負は勝負! なんでも可!」 京太郎「じゃあ、じゃんけん?」 淡「うん、いいよ」 京太郎「それじゃあ、最初はグー!」 淡「じゃんっ! けんっ!」 京太郎「ぽんっ」 淡「ふーん? 中々……やるね」にやり 京太郎「あいこくらいでなんでしたり顔なんだよ?」 咲「なんだろうこの独特の空気」 透華「入り込む余地がありませんわ」 菫「淡ワールドだ」 照「一度展開されると中々入り込めない」 淡「ふふふっ、じゃあ次は……」 京太郎「待て、これで勝負だ」すっ 淡「なにそれ?」 京太郎「これはかくかくしかじかのまるまるという機械だ」 淡「めっちゃ面白そう!!」 京太郎「これでお前が変わるか否か……これで決着だ」 淡「望むところ!」 菫「どういう経緯か分からんが、とにかくやるんだな?」 京太郎「ええ。それじゃあ行くぞ! 大星!」 淡「ふっふーん! 返り討ちにしてやんよー!」しゅっしゅっ 京太郎「くらえっ! ポチッとなぁっ!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 あわあわあわあわ 276 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 00 58 21.92 ID vP9Hzh7Do [9/16] 23 娘 ぼふんっ 淡「んー……?」きょろきょろ 京太郎「……げっ」 淡「あっ! パパー!!」ダキッ 咲「」 透華「えっ」 照「」 菫「ファッ!?」 淡「えへへっ、久しぶりー」すりすり 京太郎「よ、よしよし。久しぶりだな」なでりなでり 咲「きょ、きょきょきょ京ちゃん!? この子なに!? 隠し子!?」 京太郎「まぁ、色々あってな」 照「ま、待って! 淡は今……?」 淡「15歳」 菫「須賀君は?!」 京太郎「15歳」 尭深「!?」 照「どういうことなの……?」 京太郎「じ、実は色々あったんです」とおいめ 咲「きょ、京ちゃんに娘だなんて……」 淡「パパ、久しぶりにお風呂一緒にはいろっ?」 京太郎「はぁっ!? お前自分がいくつだと思ってんだ!?」 淡「15歳」 京太郎「俺とタメだぞ!」 淡「うぅっ……私のこと、嫌い?」うるうる 京太郎「ぐっ……嫌いじゃないけど、それはだな」 淡「ひっく……もういい、パパなんか嫌いだもん」 京太郎「ま、待てなくな! 嫌いじゃない! 嫌いじゃないから!」 淡「ぐす……じゃあ一緒にお風呂入ってくれる?」 京太郎「ああ! 風呂でもなんでもいいから!」 淡「一緒のベッドで寝てくれる? 子守唄歌ってくれる?」 京太郎「好きにしろ!! なんでもしてやるから!!」 淡「ん? 今なんでもしてやるって言ったよね?」にやり 京太郎「え?」 淡「うわぁーい! やったぁ!」 京太郎「」 281 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 01 07 33.69 ID vP9Hzh7Do [10/16] 咲「京ちゃん? まさかとは思うけど、血とかは繋がってないよね?」 京太郎「……」ぷいっ 咲「え?」 京太郎「咲、パンドラの匣って知ってるか?」 照「言われてみればこの二人、兄妹のように似てる」 尭深「いや、似すぎ」 菫「淡! 母親は!? 母親は誰なんだ!?」 淡「え? ママは……禁則事項だから」 京太郎「よし、偉いぞ淡!」 咲「禁則事項ってなに?!」 照「気になる」 淡「えへへっ、でもこっちのママは私とそう変わらないもんねー」 京太郎「しーっ! しーっ!」 淡「ママとくっつく前に私が奪っちゃおうかなー?」ダキッ 京太郎「やめろォ! 実の娘とか洒落にならん!」 淡「えー? いいじゃん! 相性ばっちりだと思うよー」 尭深「要約すると?」 菫「もしや淡は未来の……」 咲「そんなオカルトありえません」 照「SOA」 淡「何が?」 京太郎「反応するんじゃありません」なでりなでり 淡「んふー! はぁーいっ!」ぎゅぅぅ 京太郎「(まぁ、俺も相手が誰かは知らないんだけど)」 淡「はぅ……やっぱりパパは落ち着くなぁ」 京太郎「そうか?」 淡「うん。あっちのパパは五体バラバラになって、死ぬに死ねない状態で生かされてるし」 京太郎「(聞きたくなかった)」 その未来だけはなんとしても回避しなければなるまい 淡「えへへ、でもこっちは独り占めー!」 咲「ず、ずるいよそんなの!」 菫「そうだ淡! いや、娘よ!」 京太郎「取り敢えず落ち着いてくれませんかね?」 がちゃっ 誠子「戻りましたーって……なにこの状況?」 照「あっ、おかえり」 菫「亦野! いいところに来たな!」 誠子「はい?」 290 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 01 14 25.42 ID vP9Hzh7Do [11/16] 菫「わが娘にお前からビシッと」 誠子「娘だったんですか?」 淡「はにゃ?」 誠子「似てますかね?」 菫「よく見ろ! なんかこの全体的な雰囲気がそっくりだろう!」 誠子「真逆だと思いますが」 透華「はっ!? この高貴な佇まいはもしや!?」 咲「どこが高貴なんですか?」 照「間違ってもありえないと思う」 透華「どうしてですの!? この髪の色! そっくりですわ!」どやっ 淡「??」 京太郎「耳を貸すんじゃない」 淡「なんでもいいっか。パパがいればそれだけで幸せだもん!」だきっ 菫「ええい、いつまでも羨ましい奴め!」 尭深「それより最後の実験を」 菫「そうだ! 須賀君、さっさと機械を亦野に使うべきだ」 京太郎「え?」 誠子「機械?」 照「あれのこと」 淡「いいから早く帰ろうよー」ぐいぐいっ 京太郎「そういうわけにもいかないんで」 さっさとやって終わらせるに限る! そんで淡をなんとか未来に送り返さねば 京太郎「それじゃあやりますよ!」 誠子「あ、ああ」 京太郎「うぉりゃぁぁぁ! ポチッとなぁぁぁ!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 オチを決めてよ 誠子すわぁーん 315 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 01 20 51.25 ID vP9Hzh7Do [12/16] 23 ぼふんっ 誠子「あ、父さん!」 京太郎「誠子ぉっ!?」 淡「あー! 別世界ママのお姉ちゃん!」 誠子「あのな。来た未来が別だろうと普通にお姉ちゃんでいいだろー」ぐいっ 淡「いひゃいいひゃい」むにー 咲「」 透華「」 照「」 尭深「」 淡「じゅn……げふんっ! 別世界ママは元気?」 誠子「まぁ、お前のとこのママほどじゃないよ」 京太郎「」ガクガクガク 誠子「父さん?」 京太郎「あ、いや! なんでもない!」 淡「ねねっ! 誠子お姉ちゃんも一緒にお風呂入る?」 誠子「え? そ、それはちょっと恥ずかしいなぁ」 京太郎「だよな? 普通そうだよな?」 淡「ぶー! でも私は入るもん!」 誠子「そういう図太さは羨ましいな」 咲「きょきょきょ京ちゃん!?」 京太郎「聞くな! 俺はなにも知らない! 知らないんだぁぁぁ!!」 照「カオス」 菫「これはヒドイな」 尭深「」 327 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 01 29 48.03 ID vP9Hzh7Do [13/16] 透華「と、とにかく状況を整理しませんと」 咲「淡ちゃんが京ちゃんの娘?」 淡「うんっ!」 菫「亦野も娘だと?」 誠子「ええ、まぁ」 照「二年でしょ?」 誠子「この世界の父さんよりは年上です」 京太郎「」 尭深「腹違い?」 誠子「そうなる、か。一応厳密には父親も違うんだけど」 淡「パパはパパじゃん」 誠子「私はそこまで割り切れないな。こっちのパパはなんか……頼りないし」 京太郎「」 淡「私のとこのパパはもっとだらしなかったよ?」 誠子「そりゃあ、お前のとこは相当ヒドイけどさ」 京太郎「未来の俺ェ……」 誠子「私のとこの父さんは本当にかっこよくて……母さんとも仲睦まじくて」ポリポリ 淡「へぇ、羨ましい!」 誠子「うん。たまに父さんが浮気しても、母さんは笑って許して……逆に父さんが泣くんだ」くすくす 淡「それでそれで!」 誠子「最後は二人でご馳走作って平らげてさ……一緒のベッドで仲良く寝るんだ。そしたら次の日には笑い合ってる」 淡「おっかしー!」けらけら 誠子「そんな二人が好きなんだ。だから、若い頃の父さんを見たくて……来たんだけどなぁ」 咲「(なんだろう、この敗北感)」 333 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/04(木) 01 38 53.72 ID vP9Hzh7Do [14/16] 京太郎「……帰っていいですか?」 菫「何を言っている。来たばかりじゃないか?」 淡「そうだよパパ! 泊まってくれなきゃヤダ!」 誠子「たまにはゆっくり話を。未来の話をたくさんするから」 京太郎「聞けば聞くほど死にたくなるんですけど!?」 咲「京ちゃん! ここは帰るべきだよ!」 透華「そうですわね。一時撤退ですわ!」 淡「えー!? 約束は!?」 京太郎「次に来た時でいいか? このままじゃ俺、死にそう」 尭深「無理しないで。またよくなったら、遊びに来て」 京太郎「はい。その時こそ真剣勝負ですね」 尭深「うんっ」 菫「……須賀君、帰るのはいいが」にやり 京太郎「!」ぞくっ 菫「私が君を看病したこと、忘れないように」 京太郎「あ、ぁぁっ……」ガタガタ 照「??」 誠子「しょうがない。淡、たまにはあっちに帰るか」 淡「そうだね。ママ達が殺し合いしてないか心配だし」 咲「なにやら不穏な言葉聞こえた気が」 京太郎「か、帰るぞ咲!!」 咲「あ、待ってよ京ちゃん!」 透華「ごめんあそばせですわー!」 どひゅーん!」 菫「やれやれ、行ってしまったか」 誠子「こっちの父さんはどうなるのかなぁ」 淡「うーん? どうなんだろ?」 照「むぅ」 尭深「須賀君……」 京太郎「(もしかし俺、この機械のせいでとんでもない道を歩き始めてるんじゃ?)」 淡の居た未来 誠子の居た未来 俺はどちらに進むのか、それとも全く別の世界なのか わからない でも 京太郎「……進むしかない」 白糸台編 後半戦 しゅーりょー 375 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 18 58.19 ID yw8f3bVBo [1/6] <ぜんかいのあらすじ> 誠子「……うん。こっちは元気にやってるよ」 ?『そうか? そっちの京太郎をあまり虐めないようになー』 誠子「分かってるって。大丈夫、こっちの父さんはなんかダメダメだから」 ?『??? まぁ、いいけ……なんだよ、今は誠子と電話中だっての!』 誠子「母さん?」 ?『もう……バカ。昨日したばかりだろ……んっ、ばかぁ、きこえ、ちゃうって』ハァハァ 誠子「……」 ?『せ、誠子? 悪ぃけど、ちょっと、んぁっ?! ごめっ……』 誠子「気にしないで。それじゃあ、また今度かけるから」ブツッ 淡「やっほー! 元気にしてるー?」 ?『そいつをこっちに寄越すっすよ!! アッハハハハハ! キャアー!! だるいけど殺す』 バラララッ! ドガァーン! 淡「およ? なんか沢山人で賑わってる?」 ?『アハハハハハハッ! あったかぁーい! 誰にも渡さない! 死ねぇぇぇ!! クサレ椅子がぁぁ!』ガラガシャーン! パリィンッ 淡「ママ、無事だといいけど」ブツッ 誠子「そっちはどう?」 淡「戦争中」 誠子「おーう」 淡「そっちは?」 誠子「バカップル」 淡「おーう」 誠子・淡「おーう」 380 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 28 33.29 ID yw8f3bVBo [2/6] <清澄> 京太郎「ロン、12000です」 久「……参ったわね」 優希「まさか京太郎がここまでやるとは!」 京太郎「優希ちゃんに褒めて貰えるなんて!」 優希「キモイじょ」 京太郎「あぁっぁんっ!?」 久「それにしても須賀君がここまでやれるとはね」 京太郎「すみません。今まで俺が変な意地張ってたばかりに」 久「ふ、ふんっ! 別に負けたのが悔しいわけじゃないわよ!」 優希「しかしこの優希様と部長相手によくやるじぇ」 久「そうね。最終的には二位和了だもの。あら、一位は誰だったかしら?」 優希「誰でもいいじょ」 京太郎「これからは心機一転! 上を目指して頑張ります!」 久「よく言ったわ! それじゃあ、須賀君に新たな修行を与えるわ!」 京太郎「はい! なんでも言ってください!」 久「ん? 今なんでもするって言ったわよね?」 京太郎「え? それは……」 久「それじゃあ――」 <かごしま> 京太郎「……」 智紀「……」 京太郎「笑ってもいいですよ」 智紀「ううん。笑えない」 京太郎「ですよねー」 エイスリン「むむむっ!」 384 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 34 40.23 ID yw8f3bVBo [3/6] 京太郎「部長の命令でここで新たな力に目覚めろと言われて」 智紀「うん」 京太郎「この機械を使って永水の巫女と関係をもってこいと」 智紀「はい」 京太郎「そうすれば強くなれるそうです」 智紀「どういうこと?」 京太郎「俺が聞きたいです」 智紀「だよね」 部長も無理難題ばかり言うもんだ ちくしょー、どうすりゃいいってんだよ 京太郎「例によって誰か迎えに来てくれるんだろうけどさ」 エイスリン「カゴシマ! アッタカイ!」 京太郎「確かに暖かいよなぁ。いいなー鹿児島、空気がうまい」 智紀「でも人がいない」 京太郎「確かに。ここはどこなんだ? そして人はどこにいるんだ?」 見渡す限り自然だらけだな どっからか人が現れないか…… 京太郎「電波は入るかな?」さわっ 智紀「んっ」ムニュン もみもみもみ 京太郎「一応入るか」 智紀「はぁっ、んっ……もっと」ハァハァ ?「……」じぃー 京太郎「むっ!? この気配!?」ピーン 強い雀力!? この人は――! ↓2 巫女みこナース 387 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 40 37.48 ID yw8f3bVBo [4/6] 春「……」ぽりぽり 京太郎「……た、滝見春さん!?」 春「!」びくっ 智紀「永水の……中堅?」 エイスリン「ヒサシブリ!」 春「貴方が須賀京太郎?」とてとて 京太郎「はい。部長から話は聞いてますか?」 春「うん。携帯はともかく椅子持参だなんて、面白い人」じぃー 京太郎「いやーそれほどでも」 永水の滝見春さん なんて素晴らしいおもちを持っているんだ! 京太郎「(これは……たまらん)」ムハー 春「?」 京太郎「よし! 早速一発目、やってみるか?」 春「一発目?」 京太郎「この機械でかくかくしかじかのぬまくろーです!」 春「面白そう」ぽりぽり 滝見さんも興味を示したようだし ここいら最初はビシッと決めるぜ! 京太郎「それじゃあやります! ポチッとなぁぁぁ!!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 もう何も怖くない byはるる 396 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 51 05.86 ID yw8f3bVBo [5/6] 70 博士 ぼふんっ 春「むっ」 京太郎「は、博士!」 春「ふぅ……ようやくコレを引いた人が現れた」 京太郎「へ? どういう意味ですか?」 春「私は博士。なんと、この装置を強化出来る」えっへん 京太郎「!! な、なんだってー!?」 春「この世界では私がこの装置を開発したことになってる設定」 京太郎「メタいです滝見さん」 春「違う。私はドクター・コクトー」ドヤァ 京太郎「ドクターコトーみたいに言わないでください」 なんにしてもここで装置の強化が出来る! 京太郎「ちなみにどういう強化なんですか?」 春「よくぞ聞いてくれたぞい」 京太郎「そんな黒幕みたいな口調はやめてください」 智紀「わしじゃよ」 エイスリン「A secret makes a woman woman」 春「今回取り付けられるのは二つのうちどちらか」 京太郎「二つ?」 春「うん」 リセット機能 追加機能 京太郎「どういう機能なんですか?」 春「リセット機能は一度機械を使ったキャラを、使用前に戻すことが出来る」 京太郎「!!」 春「ただし、使えるのは一周に一度だけ」 京太郎「なるほど……それで追加の方は?」 春「逆に、一度判定したキャラへ……もう一つ別の属性を付け足すことが出来る」 京太郎「なんだってぇ!!」 春「これまで以上の奇跡を起こすことが可能になる」 京太郎「そりゃすげぇ」 402 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/07(日) 23 59 16.37 ID yw8f3bVBo [6/6] 春「つまり、娘を引いたキャラにセフレを引けば……」 京太郎「やめてください」 智紀「追加機能は自由に?」 春「これは殿堂入りしたキャラが、周回で使える」 京太郎「それはつまり……殿堂入りキャラが今後、どんどん属性を追加出来るってことですか?」 春「現時点では二つまで。博士を増やして強化していけばさらに増やせる」 京太郎「なるほど……」 ま と め <リセット機能> 一周に一度だけ、判定を行ったキャラを元に戻せる 変化していた時の記憶は残っている 例:弘世菫(強姦魔)→リセット→弘世菫(素) 菫「(わ、私はなんてことを!!」 <追加機能> 殿堂入りキャラをもう一度判定する場合、以前の属性に追加する形式になる ただしその属性が殿堂入りに満たない場合は、さらに次の週では追加分は消失 例:エイスリン(椅子)→追加で風呂用スポンジ→エイスリン(スケベ椅子) 京太郎「よく分かりました」 春「決めた?」 京太郎「えーっと」 智紀「質問がある?」 エイスリン「今のうち!」 質問とか無ければ多数ケツ出します 410 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 05 20.67 ID xlIQWTmGo [2/23] 春「そろそろ、待っていてもらちがあかないから」 京太郎「じゃあ決めます」 春「うん」 京太郎「俺はこっちの機能を選びます」 智紀「こっち?」 エイスリン「ドッチ?」 京太郎「こっち!」 ↓1~5 どっちぼっちすてーしょん 1 リセットォ! 2 追加ァ! 424 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 10 07.54 ID xlIQWTmGo [3/23] 京太郎「追加機能で」 春「おk」 智紀「改造するの?」 春「メキメキと」カチャカチャ 京太郎「おーすげー」 春「出来たぞい! 好感度を変換するルーレットじゃ!」デテーン 京太郎「光○死ね」 エイスリン「ファッキンソバカス」 智紀「うな重」 春「これで殿堂入りキャラに判定が追加出来る」 京太郎「へぇー」カチャカチャ エイスリン「……」じぃー 京太郎「……」じぃー 智紀「やるの?」 京太郎「やるしかないですね」 エイスリン「ワタシ!?」 京太郎「くらえ! 天魔滅殺!! ポチッとなぁぁぁ!」 エイスリン「!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 殿堂入りがレジェンド入りになるのが楽しみ 439 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 16 23.73 ID xlIQWTmGo [4/23] 76 椅子+露出狂 ぼふんっ エイスリン「……ハァン」ヌギヌギ 京太郎「あ、勝手にカバーを取らないで」 エイスリン「エー? デモ……モット、スガクンニミテモライタイ」 京太郎「気持ちは嬉しいですけど……それに一応鹿児島とはいえ冬ですよ」 エイスリン「ウン」 京太郎「少しめくるくらいにしておきましょう」サワサワ エイスリン「アッ……」ドキッ 智紀「丸見え」 春「半裸で四つん這い。しかも座られてる」 エイスリン「ハァハァハァ」もじもじ 京太郎「生肌の質感もいいなー」もみもみ エイスリン「キモチイイ」 京太郎「でもなんかここ濡れてる」くちゅくちゅ エイスリン「んひぃんっ!?」 京太郎「椅子の癖にこれはなんですか? ん? なんなんですかぁ?」パァンッ エイスリン「~~~~っ!!」プッシィィィ!! 智紀「これはヒドイ」 春「さぁ、次を」 京太郎「そうですね。ところで博士は一人でここに?」 春「あっ」 京太郎「え?」 春「忘れてた」 ?「……」ワナワナ 京太郎「!? 貴女は!?」 ↓2 ずっと見ていたのは誰だろー 447 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 24 26.16 ID xlIQWTmGo [5/23] 明星「ひぃっ!?」 京太郎「な、なんだこの将来有望そうな子は!!」 春「石戸明星。でも、呼んでない」 明星「ひ、姫様をお連れしたんですよぉ」ビクビク 京太郎「なんだって!?」バッ 小蒔「」チーン 春「あっ」 智紀「あまりの異常事態に気を失ってる」 エイスリン「(モットヌギタイ)」 明星「うぅ……」ちらちら 京太郎「(中学生くらいか? なのになんて……素晴らしい)」 だが俺はロリコンではない この子には悪いが…… 京太郎「さて、どちらに使うか」 小蒔「うーん」 春「起きて」ぺちぺち エイスリン「CAST OFF」パッカーン ↓1~5 明星ちゃんの予定はなかったので、姫様とどちらかのみ 1 明星 ※ただしこの週で姫様は無し 2 小蒔 ※この週で明星は無し 463 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 31 02.31 ID xlIQWTmGo [6/23] 小蒔「う、うぅ」 京太郎「気絶してる神代さんにするのは可哀想だし」チラッ 明星「はひっ?!」びくっ 京太郎「……俺、ロリコンかもしれん」 明星「お、おまわりさぁーん!!」 春「逃れられぬカルマ」がしっ 明星「!?」 智紀「レッツゴー」 京太郎「君に恨みは無いが……これも世界の意思なんだ」 明星「そんな意思知りません!」ブンブンッ 京太郎「ふっふっふっふっ」ニジリヨリ 明星「うわぁぁぁん!!」 京太郎「くらえぇぇぇ! ポチッとなぁぁぁ!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 即オチ2レス じゃなきゃ捕まる京太郎 478 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 38 41.03 ID xlIQWTmGo [7/23] 87 信者 ぼふんっ 京太郎「……?」 明星「……す、須賀様!?」ドキーン 京太郎「須賀様?」 明星「はわわわっ!? ご尊顔をこんなに近くで!」ドキドキ 春「あっ、そういえば」ぽんっ 京太郎「知っているのか博士!?」 春「明星は以前須賀神社に修行に出たことあって」 京太郎「ふんふむ」 春「その時に夢枕で神様に出会ったらしく」 京太郎「ほうほう」 ~~ 大伸リッツ「須賀京太郎という男がお前を救う神となる。ちなみにこんな顔ね」 明星「うわぁ……ありがたいお言葉です」キラキラ ~~ 春「起きると枕元に須賀君の写真が」 京太郎「SOA」 春「あれ以来明星は部屋中に須賀君の写真を拡大コピーして」 智紀「怖い」 明星「須賀様!! あぁっ! 須賀様!!」ハァハァハァ 京太郎「こわっ!! 中学生怖いっ!!」 春「今では立派な須賀教の信者」 明星「救世の火をお灯しください!! 須賀様!」がしっ 京太郎「ギャァァァ!!」 明星「あぁっ、神に触れてしまうなんて……恐れ多い」すりすり エイスリン「ソノクセガッツリ」 智紀「面白いケース」 485 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 45 37.48 ID xlIQWTmGo [8/23] 小蒔「かまぼこっ!」ガバッ 春「あ、起きた」 小蒔「あれ? ここは……」きょろきょろ 京太郎「起きましたか?」 小蒔「貴方は須賀さん!」 京太郎「え? 知ってるんですか?」 小蒔「はい。その、明星ちゃんが」とおいめ 京太郎「あーなるほど」ぽんっ 明星「須賀様と普通に話せるなんて、流石です姫様!」キラキラ 京太郎「お願いです。誤解を解いてください」 小蒔「昔から霞ちゃんと二人で頑張ってるんですけど」 春「まるで効果が無い」 明星「須賀様の髪の毛……ご利益がありそうです」ささっ エイスリン「モハヤストーカー」 京太郎「どうにかなりません?」 小蒔「そうですね。彼女なら……」 ?「呼びました?」 京太郎「!?」 春「ちょうどいいタイミング」 明星「あ、あぁ……!」 ↓2 明星ちゃん、キャラ情報が少なすぎぃ!! 494 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 52 12.27 ID xlIQWTmGo [9/23] 初美「何やってるですかー?」バーン 明星「初美さん!」 初美「おイタはダメですよー明星ちゃん」 京太郎「露出巫女の薄墨さん!?」 エイスリン「ワタシノホウガヌイデルッ!!」 初美「はいー?」 智紀「でも、彼女が大人しくなった」 小蒔「はい。明星ちゃんを止められるのは初美ちゃんくらいなので」 初美「ふっふっふ。須賀教なんてまやかしですよー」ボソボソボソ 明星「いやぁぁあ! 須賀様助けてくださいっ!」ぶんぶんっ 京太郎「そう言われてもな」 明星「あ、頭が割れるように……うぅっ」がくがくがくがくがくがくがく 京太郎「なんだか可哀想なのでやめてあげてくれません?」 初美「えー? しょうがないですねー」 明星「す、須賀様!」パァァァ 京太郎「あっ」 智紀「完全に逆効果」 京太郎「しまったなぁ」 小蒔「どうするんですか?」 京太郎「こうなったら」 春「こうなったら?」 京太郎「取り敢えずこれを使おう」 初美「?」 京太郎「この状況を打破する原動力となってください!」 初美「ちょ、ちょっといきなり何を――!」 京太郎「くらえ! ポチッとなぁぁぁ!!」 01他人 02苦手 03顔見知り 04友達 05親友 06幼馴染 07婚約者 08恋人 09セフレ 10元恋人 11親の仇 12先輩 13後輩 14同級生 15麻雀の師匠 16浮気相手 17探偵 18犯人 19記者 20従兄妹 21姉or妹 22ストーカー 23娘 24母親 25ペット 26ライバル 27空気 28ご主人様 29ラッパー 30漫画家 31生霊 32女騎士 33殺人鬼 34恋敵 35オナペット 36お嬢様 37お姫様 38同僚 39メイド 40アラフォー 41侵略者 42ペロリスト 43追跡者 44捕食者 45芸人 46巫女 47ナース 48寄生虫 49不良 50トラウマ 51抱き枕 52椅子 53ボディガード 54強姦魔 55変態 56中二病 57お色気要員 58上司 59部下 60手袋 61マフラー 62妖怪 63人質 64電波 65忍者 66メンヘラ 67ロッカー 68腐女子 69レズ 70博士 71馬 72財布 73携帯 74風呂用スポンジ 75孫の手 76露出狂 77淫魔 78ぷんすこ 79ツンデレ 80クーデレ 81初恋の人 82命の恩人 83ジュリエット 84傭兵 85歌手仲間 86ヤンデレ 87信者 88女王様 89カモ 90天使 91先生 92生徒 93ヒーロー 94アイドル 95神様 96ファン 97片想われ 98アベック 99牝奴隷 00妻 ↓2 すでに露出狂な件 512 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 00 58 13.49 ID xlIQWTmGo [10/23] 75 孫の手 ぼふんっ 初美「?」 京太郎「あれ?」 春「特に変わらない?」 京太郎「そうみたいですね」 初美「びっくりしたですよー」 明星「??」 京太郎「まぁ、こういうこともありますよ」 小蒔「まずその機械は?」 京太郎「ああ、これはかれこれこういうものです」 小蒔「凄い装置ですね」 京太郎「それは……ん、なんか背中がむず痒いな」 初美「しょうがないですねー」ぽりぽり 京太郎「あ、そこそこ。あー、もっとした」 初美「はいはいですよー」ぽりぽり 京太郎「そこっ! はぁー、いい」 初美「中々大きい背中ですねー」 京太郎「ケツも痒いなぁー」 初美「だらしないですねー」ずぼっ かきかきかき 京太郎「はわー」 初美「ついでに全身かくですよー」ぽりぽり 小蒔「あれ、なんかおかしい」 春「流石姫様。違和感に気づいてる」 明星「羨ましいです」ぐぬぬ エイスリン「……」 智紀「?」 エイスリン「イスノホウガジュウヨウイスノホウガダイジイスノホウガ」ブツブツ 智紀「それなら携帯の圧勝」 エイスリン「……」 智紀「……」 バチバチバチ 京太郎「はぁー」 初美「痒いところないですかー?」 京太郎「ないですー」 初美「それはよかったですよー」 521 名前: ◆T4KM.qYCbQ[saga] 投稿日:2014/12/08(月) 01 05 05.88 ID xlIQWTmGo [11/23] <えいすい> 京太郎「という流れで到着してしまった」 小蒔「ようこそ、と素直に言いづらいですね」 春「それが正常」 初美「痒いところありますかー?」 京太郎「いや、ないです」 初美「……」しゅんっ エイスリン「スワル?」 京太郎「ああ、頼む」どさっ 初美「!」 エイスリン「(○`・v・)」どやっ 初美「(´・ω・`)」 小蒔「ちょっと他の誰かを呼んできます」フラフラ 京太郎「大丈夫かな?」 明星「須賀様の匂い……ありがたいです」ぶわっ 春「泣くほど嬉しいんだ」 明星「当たり前ですよ! SUGA IS GOD! SUGA IS GOD!」 タタタッ 小蒔「とにかく助けてください! みんなおかしくて!」 ?「えー?」 京太郎「あれ? あの人は――」 ↓2 巴すわぁーん! 霞すわぁーん!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/561.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341061976/ 京太郎「石戸さんのおっぱいやばすぎだろ」 咲「京ちゃんのバカ・・・」 京太郎「何か言った?」 咲「うるさい! 京ちゃんのバカ!」 京太郎「何かあったのか?」 咲「ふん! どうせ京ちゃんじゃわかってくれないもん」 京太郎「何だよー何か悪いことしたなら謝るからさ」 咲「じ、じゃ日曜日に付き合ってくれたら許してあげるよ」 京太郎「別にいいけど・・・」 咲「本当!? ありがとう京ちゃん!」 京太郎「そんな喜ばなくても・・・」 咲「えへへ///」 京太郎「それにしても石戸さんのおっぱいやっぱすごいな~」 咲「あ、あれは少し大きすぎるんじゃないかな」 京太郎「もしかして石戸さんに嫉妬してる?」 咲「そ、そんなことないよ!」 京太郎「ニヤニヤ」 咲「うるさいバーカ!」ポコポコ 京太郎「いて! やっぱりしてるじゃん」 咲「嫉妬なんかしてないよ!」 京太郎「じゃあ咲は胸はどのくらいがいいと思ってるの?」 咲「わ、わたしぐらいがちょうどいいんじゃないかな///」 京太郎「それはないな」 咲「京ちゃん・・・流石にそれは酷いよぉ・・・」 京太郎「ご、ごめん流石に言いすぎた」 咲「京ちゃんのばかぁ・・・私だってきにしてるんだよ?」 京太郎「やっぱり咲ぐらいの大きさでも悪くないと思うぞ!」 咲「・・・・・」 京太郎「だからそんな落ちこむなって!」 咲「京ちゃん怪しいもん」 咲「胸が大きい人のこと見るとすぐにやけて全然信用できないもん・・・」 京太郎「そ、そんなことないよ・・・」 咲「嘘つき! 動揺してるじゃん」 京太郎「そ、それは・・・」 京太郎「本当だって!本当!神に誓うから」 京太郎「なんでもしてやるから許してって・・・」 咲「何でもしてくれるの?」 京太郎「や、やっぱなんでもするってのは無理かな・・・」 咲「男に二言はないよね?」 京太郎「で、でもやっぱり・・・」 咲「それじゃあ京ちゃんはこれから私以外の女の子を見るの禁止ね」 京太郎「そ、そんなのありかよ! てかなんで咲以外なんだ?」 咲「そ、それは・・・」 咲「///」 京太郎「まさか咲俺のこと好きなの?」 咲「そ、そんなことないよ!」 京太郎「いやだってこの約束じゃそう思うしか・・・」 咲「きょ、京ちゃんは自意識過剰なんだよ!」 京太郎「いやでもこれは流石に・・・」 咲「いいから!京ちゃんはこれを今日から守るの! わかった?」 京太郎「いやこれじゃあまともな生活おくれないだろ!」 咲「しょうがないな~生活に必要なくらいならかかわっていいよ」 京太郎「それでもこんなの無理だって!」 咲「もし約束破ったら破った回数だけ私にキスしてもらうからね」 京太郎「なんでそんな約束守らなきゃいけないんだ・・・」 京太郎「って破った回数だけキスするってどんな罰だよ!」 京太郎「やっぱり俺のこと好きなんだろ!」 咲「うるさい! 黙って私の命令にしたがえばいいの!わかった京ちゃん?」 京太郎「そんな約束従えるわけないだろ!」 咲「約束は絶対だよ!」 咲「従わないんなら京ちゃんにセクハラされたってみんなにいっちゃうからね!」 京太郎「そ、そんなのありかよ・・・」 咲「で、やるのやらないの?」 咲「やらないって言うんならすぐみんなに言っちゃうからね!」 咲「京ちゃんいつも女の子のこと見てニヤニヤしてるからみんなすぐ信じちゃうとおもうな~」 京太郎「く・・・」 咲「ニヤニヤ」 京太郎「そ、そんなの従うしかないじゃねーか!」 咲「そうだよ! 京ちゃんはずっと私のことだけ見てればいーの!」 京太郎「そんなの脅迫じゃねーか!」 咲「京ちゃう私のこと見るの嫌なの?・・・」 咲「私のこと嫌いなの?・・・」 京太郎「別にそういうわけじゃあ・・・」 咲「じゃあ京ちゃん私のこと好きなの?」 咲「好きじゃないっていったらみんなにセクハラされたって・・・」 京太郎「あ~もう!咲のこと好きだよ!」 咲「やだ京ちゃんたら///」 咲「そんな大きな声で言わなくていいのに///」 京太郎「おまえが言わせたんだろ!」 咲「じゃあやっぱ京ちゃん私のこと嫌いなの?・・・」 咲「やっぱり私じゃ嫌なの?・・・」 咲「胸も小さいしやっぱり京ちゃんの好みじゃないの?・・・」 京太郎「・・・」 咲「京ちゃん?・・・」 京太郎「(普通に可愛いとおもってしまった)」 京太郎「(ちょっとヤンデレ気味っていいかも・・・)」 咲「京ちゃんってばぁ・・・早く返事してよぉ・・・」 京太郎「そんなことないぞ!俺は咲のことが大好きだぞ!」 咲「本当に?・・・」 京太郎「本当だ!」 咲「じゃあ約束守ってもらうからね!」 京太郎「え・・・それは・・・」 咲「守らなきゃ駄目だからね~」 京太郎「はいはい・・・わかったよ・・・」 咲「流石京ちゃん!大好きだよ!」 ------------------------------- 咲「京ちゃん今日は家まで送ってってね///」 京太郎「はいはいわかったよ」 咲「これから毎日だからね///」 京太郎「えーそれは流石に・・・」 咲「約束破ったら何しようかなー♪」 京太郎「わかった、わかったから!」 咲「ありがとー京ちゃん」 照「京ちゃんに会いたくて長野まできてしまった」 照「京ちゃんどんな反応するかな///」 照「とりあえず京ちゃんの家の前で待ち伏せするかな♪」 照「ん・・・誰かきた。あれは京ちゃん?」 照「なんで咲が一緒なの・・・」 咲「京ちゃん今日はありがとうね」 京太郎「どういたしまして」 咲「そしてこれからもよろしくね///」 京太郎「う、うん」 咲「///」 照「京ちゃん何してるの?・・・」 咲「お姉ちゃん?・・・」 京太郎「照さん?」 照「そんなのってないよ・・・」 照「昔京ちゃん大きくなったら私と結婚するっていってたじゃん・・・」 咲「京ちゃん今の本当?」 京太郎「い、いやそんなこと言った覚えないよ!」 照「京ちゃんそうやって嘘つくんだね・・・」 照「昔はそんなのじゃなかったのに・・・」 咲「・・・」 京太郎「本当にそんなこと言ってないからな!」 咲「まあ、ここは京ちゃんを信じよう」 咲「でも次こういうことあったら許さないからね」 京太郎「は、はい」 咲「それでお姉ちゃんなんの用?」 咲「迷って東京から長野まで来ちゃったの?」 照「そんなことより咲京ちゃんから離れて」 咲「嫌だよ」 照「姉の命令が聞けないの?」 咲「妹いないっていってたじゃん私はしらないよ~」 照「ぐぬぬ・・・」 咲「京ちゃん知らない人は無視して帰ろー」 京太郎「いいのか咲?・・・」 咲「別にいいって、そんなことより早く帰ろ?」 京太郎「わ、わかったよ」 照「そんな酷いよ京ちゃん!私京ちゃんがいないと生きていけないよ!」 京太郎「流石に置いてくのは可哀想な・・・」 咲「京ちゃんああいう人と関わると痛い目みるよ」 京太郎「わ、わかったよ」 照「京ちゃん・・・酷いよぉ・・・」 須賀家 京太郎「ただいまー」 京太郎「今日は色々あったなぁ・・・」 京太郎「咲と変な約束しちゃったしこれからどうしようかな・・・」 照「おかえり京ちゃんまってたよ」 京太郎「」 照「ご飯できてるで食べる?」 京太郎「ど、どうして・・・」 照「早く食べないと冷めちゃうよ~」 京太郎「いや、そんなことより・・・」 照「嫌なら京ちゃんに家に連れこまれたってマスコミにばらしちゃうかな~」 照「全国大会控えてるのに京ちゃんのせいで大会にでれなくなったら清澄の人達どう思うのかなぁ~」 京太郎「食べます」 照「じゃ京ちゃん早く食べよ♪」 照「どう美味しいかな?」 京太郎「とっても美味しいです」 照「京ちゃんにそう言われると嬉しいな///」 照「それで京ちゃんなんで咲と一緒にいたの?」 京太郎「そ、それは同じ高校ですし・・・」 照「じゃあ京ちゃん転校しよう」 照「京ちゃんが白糸台にくればみんな幸せだよ」 京太郎「そ、そんなこといきなりいわれても・・・」 京太郎「流石に転校なんてできないよ・・・」 照「それなら転校は諦めるから京ちゃんはこれから毎日わたしと最低二時間は電話してること」 照「わかった?」 京太郎「え、そんな・・・」 照「それとも私より咲がいいの?」 京太郎「そ、それは・・・」 照「京ちゃん咲に弱み握られてるの?」 京太郎「え、なんでそのことを?」 照(やっぱり) 照「それで京ちゃん困ってるんでしょ?」 京太郎「は、はい」 照「大丈夫だよ京ちゃんは私が守ってあげる・・・」 照「絶対に京ちゃんを裏切るようなことしないから」 京太郎「で、でも・・・」 照「信じてくれない?」 京太郎(確かに咲の約束とかはでたらめだここは助けてもらうか?・・・) 照「で、咲にはどういうこと言われたの?」 京太郎「咲以外の女の子を見てはいけないって・・・」 照「酷いねぇ・・・でも私ならそんなことさせないからね」 京太郎(さっきこの人も電話がうんぬんいってたような) 照「でも京ちゃん安心して私がついてるからね」 京太郎(どうしよう) 照「さて話しはおいといて取り敢えずお風呂入ってきたら?」 照「私はもうはいってきたから」 京太郎「じゃ・・・そうします」 照(もうちょっとで京ちゃんがてにはいりそうだな) 照(あと少し・・・) 京太郎「あーさっぱりした」 照「それじゃあ一緒に寝ない?」 京太郎「え、そんな!」 照「うふふ、それとこれから咲にはあんまり関わらないほうがいいと思うよ」 京太郎「え、でも・・・」 照「それにもう私がいるから咲はいらないでしょ?」 照「ね?」 京太郎「うう・・・」 咲「お姉ちゃん私の京ちゃんに何吹き込んでるの?」 咲「お姉ちゃん一人そういうことする人だと思わなかったのに・・・」 京太郎「どっから入ってきたんだよ・・・」 照「咲が悪いんだぞ! 人の物に手だしするから!」 咲「お姉ちゃんこの決着は全国大会できめましょ」 照「いいだろう!うけてたつよ!」 咲「だから今日は変なことしないで早く帰って」 照「わかったよ!」 全国大会会場 京太郎「試合までまだ時間あるのか」 京太郎「ん・・・あれは・・・石戸さん?」 京太郎「やっぱおっぱい凄いなぁ・・・」 霞(さっきからこちらを見てるけど何か用かしら?) 咲「京ちゃーん」 京太郎「なななんだ、咲?」 京太郎「目を瞑っちゃって?」 咲「約束忘れたとは言わせないよ」 京太郎「でも、こんなところで・・・」 咲「嘘をつく京ちゃんは嫌いだよ」 京太郎「わかったよ・・・チュ」 咲「こんなとこでするなんて恥ずかしいよ京ちゃん///」 霞(あらあらこんなとこで大胆ねぇ~) すこやん「会場であんなことしてていいの?」 こーこ「実家暮らしのアラサーは高校生の恋愛にも厳しいと」 すこやん「やめて!」 咲「やだ京ちゃんったら大胆///」 京太郎「おまえがしろっていったんだろ!」 咲「しーらない♪」 京太郎「ていうか照さんとあんな約束しちゃったけどいいの?」 咲「あの約束?」 京太郎「うん」 咲「勝っても負けても京ちゃんを譲る気はないよー」 京太郎「じゃああれ嘘なの!?」 咲「そうだよだってそんな賭けで負けたぐらいじゃ譲れないもん!」 京太郎「咲・・・」 咲「わがままだけど許してくれる?」 京太郎「はぁー俺はどうなってもしらないぞ」 京太郎「ごめんな咲」 咲「え、どうして?」 京太郎「俺一回咲のこと裏切ろうとしたんだ」 咲「・・・」 京太郎「ごめん」 咲「じゃあ京ちゃんは夏休みの間ずっと私といる罰ね」 京太郎「またかよ、まったく」 咲「京ちゃんに拒否権はないからね~」 咲「京ちゃんありがとね」 京太郎「なんだいきなり」 咲「京ちゃん愛してるっていって」 京太郎「あ、愛してるよ、咲」 咲「私もだよ京ちゃん!」 終わり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2105.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1340792711/ 和「…?」 咲「京ちゃん今何か言った?」 京太郎「ハッ!…いや、何も言ってないぞ!」 咲「…変な京ちゃん。原村さん、それでね…」 京太郎(危ねー、思わず口に出てた…) 京太郎(最近咲と和の仲がいいせいで登下校に和がついてくる…。正直あのおっぱいは目に毒だ) 咲「…ちゃん!、京ちゃん!聞いてる?」 京太郎「お、おう!どうかしたのか!?」 咲「もう。さっきからどうかしたの?調子悪い?」 京太郎「お前に心配されるほどのことじゃねーよ」 咲「でも…」 和「フフッ…、宮永さんと須賀くんはほんとうに仲がいいんですね」 咲「は、原村さん!そんなんじゃないよ!」 咲「京ちゃんとは中学校から腐れ縁なだけだし、それに京ちゃんは私みたいなチンチクリンには…」アセアセ 和「フフッ、宮永さん。少し落ち着いてください」 咲「あぅ…」 京太郎(あぁ…、おっぱい揉みたいな) 京太郎(あの破壊的なまでののどっぱいを心ゆくまで…)ゴクリッ 咲「…」ジー 授業中 京太郎(おっぱい…) 教師「須賀ー、ボーッとするなよー」 昼休み 京太郎(おっぱい…) 咲「京ちゃん、ご飯こぼしてるよ」 放課後 京太郎(おっぱい…) 優希「ローンッ!12000だじぇ!」 久「あらあら。また須賀くんのトビ終了ね」 まこ「いつにもまして集中できとらんのぉ」 和「須賀くん、どうかしたんでしょうか?」 咲(京ちゃん…) 京太郎(おっぱい…) 帰宅 和「それでは私はこちらなので。さようなら宮永さん、須賀くん」 咲「うん、また明日ね!原村さん!」 京太郎「じゃあな和」(おっ…ぱい…) 和「はい、また明日」スタスタ 咲「いこっか京太郎ちゃん」 京太郎「おう」 京太郎「…」スタスタ 咲「…」スタスタ 京太郎「…」スタスタ 咲「…」 京太郎「どうかしたのか?」 咲「…それはこっちのセリフだよ」 京太郎「え?」 咲「京ちゃん、今日ずっとボーッとしてるよ。どうしちゃったの?」 京太郎「お前にだけはボーッとしてるとか言われたくないんだけど…」 咲「もう、ごまかさないで!今日の京ちゃんおかしいよ!」 京太郎「咲…」 咲「京ちゃん…」グスッ 京太郎「ごめん、咲。俺が間違ってたよ…」 咲「…それじゃあ、話してくれる?」 京太郎「全部話すよ、俺が今日考えてた全部。聞いてくれるか?」 咲「うん!」 京太郎「…おっぱい」 咲「ん?」 京太郎「おっぱい…おっぱい…おっぱいおっぱいおっぱい」 咲「え、ちょ、ちょっと京ちゃん?」 京太郎「和の、和ののどっぱい!のどっぱいを!俺は!俺はッ!」 咲「」 京太郎「揉みしだきたいんだぁぁあああああああああああッ!」カッ! 咲「」 京太郎「あのメロンを!あのマシュマロを!俺の両手で!形が変わるまで!」 咲「きょ」 京太郎「ハァハァ和ののどぱい…。ハァハァのどぱいのどぱい…」 咲「京ちゃんの…」ゴゴゴ 咲「京ちゃんの、バカァアアアアアアアアアア!!」バチーン! 京太郎「のどぱっ!」 咲「ハァハァ…」 京太郎「ハァハァ…」 咲「京ちゃん、少しは落ち着いた?」 京太郎「…あぁ、目が覚めた」 咲「どうして?どうして急にあんなことに…」 京太郎「今朝からだ」 咲「え?」 京太郎「どうも朝からなんかおかしくてな。いや、おかしいのはここ数日か…」 咲「ここ数日?」 京太郎「そうなんだよ。ここ数日間ふと気がついたら和のおっぱいのことばっかり考えてるんだ…」 咲「原村さんの…」 京太郎「細かく言えば部長のおっぱいとかにも反応はするんだがやっぱり一番は和だな」 咲「ど、どうしてそんなことになったの?」 京太郎「わからん。まるでお腹が減るみたいに自然におっぱいを揉みしだきたくなってくるんだ…」 京太郎「今もそうだ…。頭の片隅に和のおっぱいを揉みしだきたいと思う俺がいる」 咲「京ちゃん…」 京太郎「俺はもう麻雀部にいかない方がいいのかもな…」 咲「ど、どうして?」 京太郎「これ以上自分を抑えられる自信がないんだ。たぶん次に和にあったら俺は…」 京太郎「ごめんな。でもそういうことだから部長にはしばらく部活は休むって…」 咲「それならッ!」 咲「それなら私の胸を揉んでよ!」 京太郎「へ?」 咲「だ、だ、だから!今の京ちゃんはお、おっぱいを揉みたくてしかたないんでしょ!?」/// 京太郎「お、おう」 咲「だ、だったら原村さんを襲っちゃう前に私の胸を揉んでストレスを発散したらいいんじゃないかな!?」/// 京太郎「いや、でも揉むって言ってもな…」ジーッ 咲「」ペターン 咲「京ちゃんのバカ!」ドゴォ! 京太郎「ひでぶっ!?」 京太郎「ハァハァ…。そ、それに咲だって俺なんかに触られるの嫌だろ?」 咲「…ジャナイヨ///」 京太郎「へ?」(おっぱ…?) 咲「べ、別にこれぐらい原村さんのためだから!それに京ちゃんに麻雀部をやめて欲しくないから…」 京太郎「咲…」(おっぱい…) 咲「いいよ…、京ちゃん。来て…?」 京太郎「咲、咲ぃぃいいいいいい!」(おっぱいおっぱいおっぱい!) 咲「京ちゃん///ダメだよ、優しくして///」 京太郎(こ、これは!たしかに質量では圧倒的に和にとどかない! だがしかし、たしかにある!たしかに今!俺の手の下に咲のおっぱいが存在している!)サワサワ 咲「ふ、ふわぁ!?///」ピリピリ 咲(な、なにこれ!?なんだかピリピリするよ!) 京太郎(しかもこれは…。和の胸にはない慎ましさだと!? 暴力的なまでの破壊力のせいで和のおっぱいには存在しなかった慎ましさがこのおっぱいにはある!)フニョフニョ 咲「…ふっ、ん…///」ビリッビリッ 咲(声でちゃうよぅ…。ピリピリが強くなってきたような気がする…) 京太郎「おっぱ…」 咲「だ、ダメ…///」ビリビリ 京太郎「おっぱぁぁあああああああああああああいッ!」 咲「ふわぁぁ///」ビリビリビリビリ! 咲「も、ダメぇ…///」フラッ 京太郎「咲!」 咲「あ、ありがとう京ちゃん…///」 京太郎「礼を言うのは俺の方だよ!さっきまでのが嘘みたいだ!」 咲「ほんとう?!じゃあ…!」 京太郎「ああ、これならもう大丈夫そうだぜ!ありがとな、咲!」ダキッ 咲「///」 咲「さっ、さっきのことは秘密だから!絶対誰にも言わないでよね!」 咲「じゃ、じゃあね京ちゃん私こっちだから!」ダッ! 京太郎「お、おう!じゃあな咲!ってもう行っちゃったか…」 翌日 京太郎「~♪」スタスタ 和「おはようございます」 京太郎「うわっ!…って和かおはよう」 和「ビックリしすぎです。それより今日は宮永さんは一緒じゃないんですか?」 京太郎「あー…、うん、ちょっとな」 和「?そうですか。須賀くんは今日は大丈夫そうですね」 京太郎「和にもばれてたのか…。心配かけてすまん、でももう大丈夫だから」 和「同じ麻雀部の1年生なんですから何かあったら相談して下さいね」ニコッ 京太郎(のどっちマジ天使) 和「あら?あれは…」 咲「…」コソコソ 和「宮永さん?みょうに周りを気にして、どうかしたんでしょうか?」 京太郎(なにやってんだあいつは…) 和「宮永さーん!」 咲「ビクッ!…な、なんだ原村さんかって…」 京太郎「よ、よう咲」 咲「うわわわわ!?きょ、きょ、京ちゃん!?///」 咲(どどどどうして京ちゃんがいるの!?通学時間いつもとズラしたのに!) 京太郎(なんでこいつがここにいるんだよ…、昨日のこと気つかって通学時間ズラしたのに!) 和「おはようございます、宮永さん。須賀くんもですけど今日はずいぶん早いんですね。 まあ、私も今日は早く目が覚めてしまったんですけど」フフッ 咲「お、おはよう原村さん!悪いけど私今日は急ぐから!また後でね」ドヒューン! 和「あ、宮永さん!」 京太郎「咲!」 和「行っちゃいましたね…」 和「はぁ…、昨日は須賀くんで今日は宮永さんですか」 京太郎「なんかごめんな…」 和「別にせめてません。とりあえず私たちも学校に行きましょう」 京太郎「ああ、そうだな」 昼休み 京太郎「咲ー、飯食いに行こうぜー」 咲「!?///」ドヒュ… 京太郎「逃がすか!」ガシッ 咲「わひゃあ!?///」 京太郎「ほら、行くぞ!俺は今日レディースランチが食べたい気分なんだ!」 咲「ちょっ!ちょっと、離してよ京ちゃん!」 京太郎「問答無用!」ズルズル 咲「…」ジーッ 京太郎「よしよし、今日のレディースランチもうまそうだな」 咲「…」ジーッ 京太郎「いいかげんだんまりはやめてくれよ…」 咲「バカ京ちゃん…」 京太郎「バカでもいいし昨日のことも謝るからさ、いいかげん機嫌直してくれよ」 咲「はぁ…、貸し一つだからね」 京太郎「おお、さすが姫!寛大なお心をお持ちだ!」 咲「調子いいんだから…。ワタシニハアンナコトシタクセニ…」 京太郎「でも咲のおかげでほんとに助かったぜ!今朝も普通に和と話せたしな!」 咲「うん、そのことなんだけどね京ちゃん。昨日からどこか変わったこととかない?」 京太郎「変わったこと?まあ、頭のモヤが晴れたような気分ではあるけどどうかしたのか?」 咲「うん…。昨日のその、京ちゃんにゴニョゴニョされたあとからちょっと違和感があって…///」 京太郎「違和感って?」 咲「うーん…。なにって言われるとなんだか説明できないんだけど…」 京太郎「なんだそりゃ。別に特に変わったことはないし、強いて言えばいつもより調子がいいくらいだぜ!」 咲「それならいいんだけど…」 京太郎「っと、そろそろ昼休みも終わるな…。教室に戻ろう」 咲「うん、そうだね」 放課後 京太郎「こんにちわーっす!」 久「あら?昨日と違って今日はずいぶんと元気がいいのね、須賀くん」 京太郎「いやーっ!昨日は情けないところ見せてすいません!昨日の負けは今日取り返しますから!」 優希「なんだか犬が調子に乗ってるじぇ! これは調教が必要だな!」 まこ「まあ、元気なんはええことじゃ。あと一席余ってる…じゃが入るか?」 京太郎「あれ、和はどうかしたんですか?」 久「掃除で遅れるらしいわ。須賀くんこそ咲はどうしたの?」 京太郎「あー、あいつは図書室に本返すから先に行ってくれと」 優希「犬ー!そんなことはいいからとっととと卓につけ!貴様の飼い主が誰かわからしてやるじぇ!」 京太郎「だれが犬だこのタコスめ…」 久「それじゃあ面子も揃ったしはじめましょうか」 中断します この先闘牌シーンが入る予定 萬子 一 赤五 索子 1 赤5 筒子 ① 赤⑤ みたいな感じで書くつもりです かなり適当なのでミスがあった場合は指摘と脳内補完をよろしくお願いします 東一局 親 優希 ドラ⑧ ジャラジャラジャラジャラ 優希(今日こそは京太郎を東一局で飛ばしてやるじぇ!) 一 一 三 八 3 赤5 6 8 8 ② ③ 東 東 白 久(優希の起家…、安く流してしまいたいところね) 三 五 六 九 1 4 5 ⑤ ⑧ ⑨ 南 西 白 まこ(東場の優希は要注意じゃけぇ当たらんように立ち回らんとのう…) 二 六 七 八 九 2 3 7 ③ ⑥ 東 北 中 京太郎(…) ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 咲「遅れましたー」 和「遅れてすいません」 久「あら、二人ともいらっしゃい。悪いけど先に始めてるわよ」トン 優希「のどちゃん、咲ちゃん!私が京太郎を東一で完封するところ見てるといいぞ!」 まこ「ええからはよ打ちんさい…」 京太郎「おっーす…」 8巡目 一 一 八 八 5 赤5 8 8 ⑧ ⑨ 東 東 白 ⑧ 優希(よし、張ったじぇ!ツモ、一発乗れば倍満!) 優希「先制リーチ!」 打⑨ 久(あちゃー、先制リーチかかっちゃったわね。二向聴だしここは降りかな) まこ(聴牌しとるが場に2枚見えとる6のカンチャン…。ここはとりあえず現物で回すかのう) 京太郎(…) 和(優希の待ちは出アガり狙いですか。部長と染谷先輩にはないし二人とも降り気配、これは須賀に当たりそうですね…) 咲(京ちゃんに当たりそうかな…) 優希「一発ならずたじぇ!」パチン 久「…」トン マコ「こりゃーいかんのう」トン 京太郎「…」 京太郎「…槓!」 ?①①? 優希(京太郎が自分で墓穴を掘った!これは私の勝ちだじょ!) 久(いつもの須賀くんらしくない打ち方ね…) まこ(勘弁して欲しいのう…) 和(親リーに暗槓。非効率的ですね) 咲(嘘…。この感覚、もしかして)ピリッ… 京太郎「…」スッ… 咲(京ちゃん) 京太郎「ツモッ!面前リンシャン三暗刻! 4000・2000!」 四 四 四 2 2 ④ ⑤ ⑥ ⑨ ⑨ ?①①? 2 優希久まこ和「「!?」」 咲(やっぱり…) 優希「わ、私の先制リーチが犬ごときに流されるなんてありえないじぇ!」ガタッ! 京太郎「これが俺の実力なんだよ、タコス!」 優希「~!きょ、京太郎のくせに今日は一段と生意気だじょ!」 久「はいはい、二人ともそこまでね。優希は悔しかったらしっかり麻雀で返しなさい。 須賀くんも一回アガれたからって調子のらないこと」 まこ「久の言うとおりじゃ。はよう卓につきんさい」 優希「む~…、ぶっ飛ばしてやるじぇ!」 京太郎「やれるもんならやってみやがれ!」 和「二人ともほんとに元気ですね…」 南四局 優希 22100 久 30200 まこ 20100 京太郎 27600 久(オーラスまできて須賀くんが2位。いつもと違うアガりに打ち回し少し奇妙ね…) まこ(京太郎自身が気づいとるかは知らんがここまで捨て牌、まるで咲を見とるようじゃのう…) 優希(オーラスまできて京太郎がいるのに私が4位。こんなのありえないじぇ!) 京太郎「ふっふっふっ…。最初の威勢はどうしたんだ?」 優希「う、うるさいじぇ!このオーラスで役満ぶちかましてやるから覚悟しとくんだな!」 和(ここまで須賀くんは槓が4回。平均から見ると多いですね…) 咲(…) ドラ 四 京太郎「さぁて、俺の親番だぜ!」 三 七 九 1 2 4 7 8 ② 赤⑤ 東 北 白 中 優希(ぶっ飛ばすじぇ!) 一 四 八 九 4 9 ① ⑤ ⑥ 東 南 南 發 久(逃げ切りね) 二 三 六 六 16 7 9 ② ③ ④ 發 發 まこ(無理はしとぉないが十分まくりも可能な点差じゃけぇのう) 一 四 赤五 3 5 ③ ④ ⑥ ⑧ 東 西 白 中 京太郎(…)トン 打 北 優希(こい!) ツモ 北 10巡目 一 八 九 9 ⑧ ⑨ 東 西 南 南 北 發 中 1 優希(よし!国士一向聴だじぇ!) 打 ⑧ 久(優希の手は国士ね。捨て牌でバレバレなんだけどそろそろ張りそうね) 二 三 六 六 七 5 6 7 ② ③ ④ 發 發 ⑤ 久(うーん…、發もでないし手も遅い。とりあえずいつも通りいきましょうか) 打 ② まこ(あかんのう…。降りじゃね) 京太郎(…感じる。いつもならわからないのに今は牌が 見える 。ならここは…) 打 ① 優希(む、これは…) ツモ ① 優希(よし、これで聴牌だじぇ!あとは京太郎にぶちかますだけ!) 打 ⑧ 京太郎「槓」パタッ 優希「!?」 京太郎「…」スッ 京太郎「ツモ、リンシャンカイホウ、700オール」 優希「」 久「ふぅ…」 まこ「…」 和「須賀くんが200点部長より+…。終了ですね」 ミスです ⑧は槓できませんね… 優希捨て牌を⑧→八の順で八を槓に補完しておいて下さい 五 六 七 1 2 3 7 7 ② ③ ?八 八 ? ④ 久「直前の①でツモアガりだと500オールで私にはとどかない…。明槓の符をのせて700オール、見事ね」 優希「わ、私が京太郎に負けた…」グスッ まこ「麻雀は運もあるけぇしかたなーよ…」 優希「…こんなオカルト!ありえないんだじぇ!」ガタッ、ドヒューン 和「あ、優希!待ちなさい!」 咲「優希ちゃん!」 久「あらあら、よっぽどショックだったのね…。和、追っかけてあげてくれるかしら?」 和「しょうがありませんね…。すぐに連れ戻します」ガチャ まこ「やれやれ、優希にも困ったもんじゃのー」 京太郎「優希…」 久「さて、和もいなくなったし丁度いいわね。須賀くん、今日の種明かしをお願いできるかしら?」 京太郎「種明かしって…、別に何もないですけど」 まこ「それにしては咲の打ち筋によーにとった気がするけーのう」 久「そうね。京太郎くんにはなくても咲にはなにか心当たりがあるんじゃないかしら」 咲「え、わ、私には別に心当たりなんて…」/// まこ「わっかりやすいのう」 京太郎「え、でもほんと今日は調子良かっただけですよ?」 久「フフッ、それでも咲にはなにか心当たりがありそうだけど?」 咲「ちょっ、ちょっと京ちゃんこっち来て!」 京太郎「?」 京太郎「どうしたんだよ咲?」 咲「あのね、京ちゃん。今日の麻雀どんな感じだった?」コソコソ 京太郎「どんなって、なんて言うかやたらとツモがよかったり、説明できないけど次になにが来そうとか…。そんな感じだけど?」 咲「…やっぱり」 久「どうかしら。なにかわかった?」 咲「部長…」 久「わかってることだけで良いから説明して欲しいわね」ニコッ 久「昨日須賀くんの調子が悪かったから下校の途中で少し話しをした」 まこ「そこで色々あってそんときに変な感覚がした、か…」 咲「はい…」 久「その変な感覚っていうのが気になるわね…。具体的にはどんなかんじだったの?」 咲「私の中の感覚が京ちゃんの方に引っ張られるっていうか、なんだか不思議な感覚でした」 久「ふーむ。それで、須賀くんは特になにも感じてないのね?」 京太郎「いやー…、なんていうかその、咲が言ってる瞬間の感覚があまりないんで良くわからないですね…」 まこ「ほんにお前はダメじゃのお…」 京太郎「うっ、すんません…」 久「まとめると。咲がいつも麻雀を打ってるときに感じる勘みたいなものが、 昨日咲と須賀くんにあったいろいろで須賀くんにも身についたかもってことね」 咲「はい」 京太郎「???」 まこ「うーむ、にわかには信じられんのお」 久「それはそうね、勘なんて和ならオカルトの一言で切り捨てる感覚だし その不確かなものが須賀くんにもうつった、なんて信じられるわけないし」 まこ「じゃけど、それにしては京太郎の豹変ぶりはあまりにも異常ってことじゃね?」 久「そうね。たった一半荘だけど、それでも昨日一昨日の須賀くんとはまったくの別人だったもの」 京太郎「いや、でもほんとに調子が良かっただけなんじゃ…」 久「もちろんその可能性もあるわ。でも私はまだ二つ重要なことをきいていないわ」 京太郎「?」 咲「…」 久「昨日の須賀くんの調子が悪かった原因とそのあと二人の間であった いろいろ の部分よ」 京太郎「…」ギクゥ 咲「…」/// 久「さぁて…、二人には洗いざらい吐いてもらおうかしら…?」ニコォ まこ「和のおっぱいに視線が釘付け…」 久「道端で叫びながら女子高生の胸を触る…」 京太郎「」 咲「///」 京太郎「ち、ちがうんです!昨日の俺はおかしくて…」 久「そのことはわかってるわ。でも、流石にそれは…」 咲「あ、そう言えば原村さん以外だとぶ」 京太郎「もうやめてぇぇええええええええ!!」 久「まあ、須賀くんの処分はひとまずおいておくとして…。これでハッキリしたわね」 久「咲は胸を触られたときに力が抜けていく感覚がしたのよね?」 咲「は、はい…///」 久「ふむ、でも咲の中の感覚はなくなったわじゃなくてそのまま…、さらに須賀くんの中にその感覚みたいなのがうつった」 京太郎「いや、でもそんなことやっぱりありえませんよ!それにそうだとしても証明できないじゃないですか」 まこ「ほーじゃのう。ここまでやっといてなんじゃがどうするんじゃ?」 久「簡単に試す方法が一つあるわ」 咲「方法?」 久「ええ、私の胸を揉みなさい、須賀くん♪」ニコッ まこ「ちょっ、ちょっとまちんさい!」 咲「そそそ、そうですよ部長!何言ってるんですか!?」 京太郎「」 久「あら、なにかおかしいかしら?」 咲「お、おかしいですよ!な、なんで…」 久「簡単な話よ。咲は1回触られてるから効果があるかどうか判断できない。それなら私のを触らせれば実験できるでしょ?」 京太郎「いや、部長、でも」 久「須賀くんは不満?私の胸を合法的に触るチャンスよ?」 京太郎「嬉しいです!すごく嬉しいです!」 (そんなのダメに決まってますよ!) 咲「京ちゃん…、本音と建前が入れ替わってるよ」ジトーッ 京太郎「ハッ!…いや、でもやっぱりダメですよ!」 久「フフッ、べつに遠慮しなくていいのよ?須賀くんはいつも 私たちのために頑張ってくれてるしほんのご褒美みたいなものだから」 京太郎「ご、ご褒美…」ゴクリッ まこ「だらしないのぉー…」 咲「きょ、京ちゃん…」 久「須賀くんもやる気十分みたいね。さすがに二人に見られてるところで触られるのは恥ずかしいからあっちでやりましょうか」 京太郎「あ、あっちって…」 まこ「まさか…」 咲「ベッド…」 久「あそこならカーテンで仕切れるし問題ないでしょ。須賀くんが襲いかかってきてもすぐに逃げられるし」 咲「お、襲うって…///」 京太郎「そ、そんなことしませんよ!」 久「ふふっ、どうかしら?」 久「それじゃあ、万が一のときは頼むわね」 まこ「はいはい、りょーかいりょーかい」 咲「京ちゃん…、わかってるよね?」ニコォ 京太郎「さ、咲さん…?なんかすごく怖いですよ…?」 咲「もしなにかあったらその時は…、ね?」 京太郎「ひぃ!?」ガタガタガタガタ 久「二人とも、あまり聞き耳を立てないでね?それじゃ、カーテン閉めてくれるかしら」 京太郎「は、はい!」シャー! 久「これで二人からは見えなくなったわね。さて、須賀くん?」 京太郎「な、なんでしょうか!」 久「はぁ…、緊張しすぎよ。できるだけ声を落としなさい」 京太郎「すいません…」 久「わかればよろしい。本題にはいるけど昨日みたいな感じはする?」 京太郎「いやー…、よくわからないです」 久(んー、わかってはいたけどやっぱり不安ね…。まあ、私が誘ったんだからリードはしてあげないと…) 京太郎「部長?」 久「うん、そうね。とりあえずやってみましょうか」 京太郎「や、やってみるって…!///」 久「もう、なに恥ずかしがってるの。怒らないからドーンときなさい」 京太郎「…そ、それでは、し、し、失礼します」 久「ん…」フニョン 京太郎(さ、触ったぁぁああああああああ!あの!清澄高校学生議会長!竹井久麻雀部部長の胸に!俺の!俺の手が!)サワサワ 久「なんだかくすぐったいわね」…リ 京太郎(これが…、これがのどっぱいの次に夢見た…)サワサワ 京太郎(のどっぱいには一段見劣りする!だが麻雀部で誰が 一番ベストサイズおっぱいかと聞かれれば間違いなく部長!)サワサワ 久(あら…?)ピリッ… 京太郎(和のように制服を押し上げることはないが手のひらには ジャストにフィットするベストサイズ!俺の想像通りだ!)フニョフニョ 久(これが咲の言ってた…)ピリ…ピリ… 咲「部長、大丈夫かな…」 まこ「さすがの京太郎もここで襲うなんてことはないじゃろう」 咲「いえ、襲うとかじゃないんです…」 まこ「?」 久(ふっ…これで何分くらいかしら…?なんだか身体の奥がフワフワして…んっ)ピリビリ 京太郎「ハァハァ」フニョンフニョン 久(変な感じ…、咲の言ってた通りね)ピリピリ 京太郎「ハァハァ…っぱい…ハァハァ」モミモミ 久(んっ…!また強くなった…?ダメ、力入らない)フラッ ドサッ 咲「今なにか音がしませんでしたか?」 まこ「んー?気のせいじゃろ」 ガチャ 和「遅れてすいません、優希捕まえてきました」 優希「心配かけてごめんだじょ…」 まこ「まずいタイミングで帰ってきたのう…」 和「部長と須賀くんはどうしたんですか?」 咲「え、えーと二人はあの!その…」チラッ 和「部長はベッドですか? 咲「え、え、え」ビクゥ まこ「そ、そーじゃ!疲れて寝とるようじゃからそっとしておいてやってくれんかのう!?」 和「そうですか。須賀くんは?」 まこ「きょ、京太郎ならさっきトイレにでていったとこじゃ!」 和「須賀くんはトイレですか」 優希「うー、京太郎のやつは肝心な時にいないんだじぇ」 咲「ど、どーするんです!これで京ちゃんが部長と一緒に出てきたら!」コソコソ まこ「ど、どーしようもないじゃろ!そうならんことを願うだけじゃ!」コソコソ 和「そう言えばさっきから衣擦れの音がしますね」 咲「きっ、きっと寝苦しいんだよ!」 和「そこはかとなく荒い息遣いも…」 まこ「わ、悪い夢でもみとるんかもしれんのう!」 和「?」 久(ま、ずいわね…んっ、ふぅ…。この声…和と、ふっ…、優希ね)ビリビリビリ 久(ここで、バレるのは…、すごくマズいわ…)ビリビリビリ 京太郎「おっぱい…、おっぱい…」モミモミモミモミ 久(つ、まり…ふっ…、ここで声を出すのは許されない…!)ビリッビリッ 久(でも、正直もうかなり、はぁ…、辛いわね…)ビリビリビリ 京太郎(素晴らしい…エクセレント…これなら一生揉んでても飽きない!柔らかいこの感触!最高だ!)モミモミ 京太郎(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)モミモミモミモミ 久(も、だめ…。我慢の、んっ…限界…よ) 京太郎(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい!!)モミモミモミモミ! 久「ひゃっ!~~~~~~ッ!?」ビリビリビリビリッ‼ 和「今ベッドの方から部長の声が…」 咲「そ、そうだ!私すごく喉乾いてるんだったよ!原村さん、一緒に飲み物買いに行こう!」ギュッ 和「え、ちょっと宮永さん?そんなに手をひっぱらないでください///」ズルズル まこ「そ、それにしも京太郎は遅いのぉ!優希、一緒に飲み物でも買いに行かんか!?」 優希「私は京太郎を…」 まの「よしよしわかったわかった!そいじゃはよう行こう!」ギュッ 優希「ちょ、ちょっと待つじぇ!」ズルズル バタン、シーン シャー! 久「ハァハァ…、す、すごかったわ…」 京太郎「ぶ、部長…///」 久「と、とりあえず須賀くんはベッドを直しておいて!わ、私は少しトイレでいろいろと直してくるから…」 京太郎「は、はい!」 久「いい!間に和たちが戻ってきたら適当にごまかすこと!」スタスタ!ガチャ 京太郎「わかりました!」 京太郎「…」 京太郎「すごかったな…///」 ガチャ 優希「ただいまだじぇー」 京太郎「…」ボーッ 優希「あぁ!京太郎、貴様いつの間に戻ったじぇ!」 京太郎「…あ、タコス。それに染谷先輩も」 まこ「久のやつはどーしたんじゃ?」コソコソ 京太郎「髪とかが乱れたから直してくるって言ってトイレに行きました」コソコソ 優希「二人ともなんの話してるんだじぇ?」 まこ「こっちの話しじゃ。それよりもおんしは京太郎に言わんといけんことがあったじゃろ?」 京太郎「?」 優希「うぐ…」 京太郎「どうしたんだ、優希?」 優希「い、犬!…じゃなくてきょ、京太郎!」 京太郎「なんだよ」 優希「さっ、さっきは急に怒ったりして、その…」モジモジ 京太郎「?」 優希「だから、えーと…。ごめんなさいだじぇ…」 京太郎「さっきのって俺が勝ってお前が出て行ったことか?」 優希「そうだ!いつも京太郎なんかに負けないから悔しくて…」 京太郎「なんだ、そんなことかよ…」ハァー 優希「そ、そんなことって」 京太郎「別に気にしてねーよ。お前がわがままなことなんていつものことだろ?らしくないぞタコス」ナデナデ 優希「な、京太郎のくせに生意気だじぇ!」 京太郎「あーはいはい、急に元気になりやがって…」 まこ「おーおー、京太郎はたらしじゃのぉー」ニヤニヤ 京太郎「な!?そんなんじゃないですよ!」 まこ「そうかのぉー?」ニヤニヤ 咲「ただいまー」ガチャ 和「戻りました。須賀くんも戻ってきてたんですね」 京太郎「お、おう。染谷先輩たちより一歩はやくな」 和「優希、ちゃんと謝りましたか?」 優希「もっちろんだじぇ!」 和「そうですか。良かったですね、優希」ニコッ 和「部室に戻る途中で泣きそうな顔で須賀くんに嫌われたら」 優希「の、のの、のどちゃん!そこまでだじぇ!」ガバッ! 和「きゃ!ちょっと、優希!」 ワーキャー! 咲「京ちゃん終わったの?」コソコソ 京太郎「ああ、打ち方っていうのか?あれが移ったかはわからないけどな」コソコソ 咲「そうなんだ…。やっぱり揉んだんだね京ちゃん…」 ガチャ 久「みんな揃ってるみたいね」 まこ「久、遅かったのう」 和「ハァハァ…、そ、そう言えば部長はそこのベッドで寝てたんじゃ…?」 久「あなたたちが出て行った後くらいに起きてね。少し外を歩いてたのよ」 和「そうなんですか。体調のほうは?」 久「まあ、ぼちぼちってところね」 久「せっかくみんなが集まってるけど.もうあまり時間がないから今日は解散にするわ」 まこ「お、そう言えばもうけっこうな時間じゃのう」 和「仕方ありませんね。宮永さん、優希、途中まで一緒に帰りましょう」 咲「あ、うん!京ちゃんも一緒でいいよね?」 和「もちろんです」 久「咲、悪いけど少し須賀くんを借してくれるかしら?」 咲「さっきのことですか?」コソコソ 久「ええ、今日は時間がないから確かめられないけど少し話しをしておきたくて」コソコソ 咲「わかりました。京ちゃん、早く追っかけてきてね!」ガチャ 和「それでは」 優希「また明日だじぇ!」 まこ「久、校門のところでまっとるけぇーのう」バタン 京太郎「俺の人権は無視ですか…」 久「フフッ…。須賀くん、さっきのことだけど…」 京太郎「えっと、さっきのことって言うのは…」 久「トボけなくてもいいじゃない…。私の胸、揉んだでしょ?」ズイッ 京太郎「ぶ、ぶぶ部長!近い!近いです!」 久「さっきはあんなに鼻息を荒げて私を求めてくれたのに…」 京太郎「な!?」 久「ねぇ、須賀くん、違うわね…京太郎くん?」 京太郎(し、下の名前で!?) 久「ふふっ、意外としっくりくるわね」ギュ 京太郎(あばばばば…) 久「京太郎くん…、私、さっきからなんだかおかしいの…」 京太郎「」 久「なんだか身体の奥が熱くて、それに…」 京太郎「」 久「京太郎くん…?」 京太郎「」 久「あなたはどうなの?」 京太郎「」 久「私は、もう我慢できないわ…」 京太郎「」フラッ… 久「もう、急に倒れるとは思わなかったわ」 京太郎「部長があんな演技するからでしょ!」 久「あれくらいすぐに演技って見抜いて欲しいところね」 京太郎「うぐっ…」 久「時間とっちゃったわ。用件だけ手短に言うわね」 京太郎「用件?」 久「あなたを残した用事よ…。須賀くん、明日まで誰の胸も揉まないでね」 京太郎「えーと、どういうことですか?」 久「私の推測でしかないのだけど…。あなたの力が本物なら他人の胸を揉むことで前の人のが上書きされる可能性もあるわ」 京太郎「上書き…」 久「ええ。とりあえず今日の結果は明日確かめるから、その間に誰かの胸を揉まれると困るのよ」 京太郎「いや、さすがにないですよ…」 久「わからないわよー。昨日は咲、今日は私ときてるんだから明日の部活までに優希の胸を揉むことがあるかもしれないわ」 京太郎「いや、優希のおっぱいとかなおさらあり得ませんよ」 久「フフッ、まあないならないでそれでいいわ」 久「さて、これ以上まこを待たせるのも悪いから帰りましょうか」 京太郎「そうですね。俺も早く行かないとですし」 校門 まこ「おお、来おったか」 優希「京太郎、遅いじょ!」 京太郎「あれ、優希?咲たちと帰ったんじゃなかったのか?」 優希「ふっ、飼い犬を待ってやるのもご主人様の勤めだじぇ…」 京太郎「はいはい」 久「まこ、ごめんなさい」 まこ「別にかまわんよ。それよりなにしとったんじゃ?」 久「そんなにたいしたことじゃないわ」 まこ「気になるのう…」ニヤニヤ 久「もう、ほんとにたいしたことじゃないわ」 久「須賀くん、それじゃあね」 京太郎「お疲れ様です、部長、染谷先輩」 優希「また明日だじぇ!」 まこ「それじゃあの」 優希「よし!帰るぞ犬!」 京太郎「わかったから引っ張るなよ…」 帰り道 京太郎「咲と和追いかけなくていいのか?」 優希「二人ともたぶんもう相当遠くに行ってるじょ」 京太郎「んー、そうかぁ?」 優希「そうだじょ。それよりせっかくこの私と二人なのに他の女の話とはどういうことだ!」 京太郎「別にどうとも思わねえけど?」 優希「なんだとー!!」 京太郎「それよりなんで俺のこと待っててくれたんだ?」 優希「!…べ、別に。京太郎が一人だと寂しいと思っただけだじょ」 京太郎「へー、そうなんだ」 優希「…」 京太郎「…」 優希「…ってそれだけか、犬ゥ!」グワッ! 京太郎「どわぁ!?それだけってなんだよ!どうしろっていうんだよ!?」 優希「普通はもっと他になにかあるじょ!せめてありがとうくらい言えのが礼儀ってもんだじぇ!」 京太郎「そんなの知るかよ!つーかなにきれてんだ!?」 優希「グルルルルル…」 京太郎「な、なんだよ…」 優希「…女心のわからんやつだじぇ…」 京太郎「はぁ?」 優希「ここまでだじぇ」 京太郎「ん、そうだったな。じゃあな優希」 優希「ちょっと待つじぇ!」 京太郎「…なんだよ?」 優希「今日はほんとにごめんだじぇ…」 京太郎「なんだ、まだ気にしてんのかよ。さっきも言ったけど俺は全然気にしてないから安心しろ」 優希「ほんとか…?」 京太郎(あれ、なんか優希のやつ可愛くないか?) 京太郎(いつもは強気なのに今日はすごくしおらしくて…) 優希「京太郎…?」 京太郎(ヤバい、すっげー優希が可愛く見える…。いつもタコスばっか食ってるタコス女のはずなのに…) 優希「どうかしたのか…?」 京太郎(おっぱい…) 優希「京太郎、しっかりするじぇ!」 京太郎「ハッ!」 優希「大丈夫か…?」 京太郎「あ、あぁ、大丈夫だ。心配かけてすまん」 優希「どうしたんだじぇ?急に黙ったりして」 京太郎「いや、ほんとになんでもないから気にすんな!ほら、俺こっちだからそろそろ行くわ!じゃあな!」 優希「あ、京太郎!」 京太郎「…」ドヒューン! 優希「いっちゃったじぇ…」 京太郎「さっきはマジで危なかったぜ…」 京太郎(急に優希の野郎が可愛くて見えて俺は…、俺はあいつを…) 京太郎「ほんとギリギリだったな…」 京太郎(うぅ…、でもどうする。優希のせいでこの前のモヤモヤが…) ?「あっ、京ちゃん!」 京太郎(なんで咲がここにいるんだよ…) 咲「先に帰ってごめんね。でもどうしても京ちゃんと話しておきたくて…」 京太郎(咲…) 咲「えーと、その、さっき部室で部長と話してたことなんだけど…」 京太郎(咲のおっぱい…)ハァハァ 咲「二人だけでなんの話してたのかなーって…、京ちゃん?」 京太郎(これもう揉んじゃってもよくね?) 咲「京ちゃん…、もしかしてまたなの?」 京太郎「…すまん、咲」ギュッ 咲「きゃっ!?ちょっと、京ちゃん…いきなり抱きつかないでよ///」 京太郎「ダメだ。我慢できそうにない」サワサワ 咲「んっ…。京ちゃん、いったいどうしたの…?」 京太郎「優希を襲いそうになった…」フニョンフニョン 咲「ふわぁ、それで、逃げて来たの?」 京太郎「…」モミモミ 咲ふっ、優希ちゃんは襲わないのにんっ…、私のことは迷わずに襲うんだね…」 京太郎「咲…咲…」モミモミ 咲「フフッ、良いよ。京ちゃん…」ビリビリビリビリ 京太郎「ハァハァ、咲ィ!」 咲「京ちゃん!ん~~~ッ!!」ビリビリビリビリ‼ 咲「ハァハァ…。落ち着いた?」 京太郎「咲…。ほんとにごめん…」 咲「ほんとに京ちゃんはバカだよね。急に女の子を抱きしめて胸揉んだら捕まるよ、普通」 京太郎「はい、ほんとにすいません。反省してます」 咲「私だったからいいけど…」ボソッ 京太郎「?」 咲「とりあえず!京ちゃん、絶対に他の人を襲ったりしちゃダメだからね!」 京太郎「わかってはいるんだけどな…」 咲「2日で2回はさすがにヒドいよ」 京太郎「ごめんなさい…」ズーン 咲「やっぱりなんの前触れもなくその、モヤモヤしたりするの?」 京太郎「んー、前触れもなくっていうか今回は優希を見てたらなんだか無性におっぱいが揉みたくなって」 咲「京ちゃん、次からそんなことになった時はすぐにそこから離れること!わかった?」 京太郎「はい…」 咲「ど、どうしてもって言う時はわ、私が…///」 京太郎「私が?」 咲「///…、その、京太郎を止めてあげるから!」 京太郎「お、おう。よろしく頼むぜ」 咲「うん///」 咲「と、とにかくこの話はおしまい!京ちゃん、部長とあの後なにしてたの?」 京太郎「ずいぶんと強引に話変えるなぁ。部長と話したことって言われてもそんな多くないぞ?せいぜい明日の部活までに…」 咲「明日の部活までに?」 京太郎「あ」ピシッ 咲「どうかしたの?」 京太郎「俺、明日の部活までおっぱいもんだらダメなんだった」 咲「…」 京太郎「…」 咲「京ちゃん?」ニコッ 京太郎「はい、なんでしょうか姫」 咲「どうする気なの?」 京太郎「…どうしょっか?」 咲「はぁー…。ほんとにどうするの、京ちゃん」 京太郎「ま、まあ、明日になったらなにかおもいつくだろ!」 咲「典型的なダメなパターンだよ」 京太郎「とりあえず今日は帰るわ…」 咲「…そうだね。それじゃあまた明日ね、京ちゃん」 京太郎「あぁ、また明日学校でな」 ガサガサ! 優希「きょ、京太郎を追いかけてきたらす、すごいの見ちゃったじぇ…」 優希「京太郎が、さ、咲ちゃんを…///」 翌日 京太郎「どうしよう…」 京太郎「いや、やっぱまずいよな」 京太郎「なんとかして部長をごまかす方法」ウーム… 咲「おはよう、京ちゃん!」 京太郎「ああ、おはよう」 咲「けっきょくどうするか思いついてないの?」 京太郎「いやー、俺が部長に似せて打った程度じゃ絶対納得しないだろうし、かと言って黙っとくと後が恐いだろ…?」 咲「そうだねー」 京太郎「なんでそんなに軽いんだよ」 咲「大丈夫だよ、京ちゃん。きっとなんとかなるから」 京太郎「なんで、断言できるか教えて欲しいもんだな」 咲「んーとね、女の勘ってやつかな?」 京太郎「お前みたいなちんちくりんに女の勘ねぇ…」 咲「なっ…」 和「おはようございます」 京太郎「おっと。おはよう、和」 咲「むー…。おはよう、原村さん!」 京太郎「優希は一緒じゃないのか?」 和「ええ。呼びに行ったんですけど先に行ったみたいで…」 京太郎「あいつが早起きして、学校に行く…?」 和「私も少しおかしいと思ってます。昨日別れるまではいつも通りだったんですけど…」 和「そう言えば、優希は須賀くんを待っていたんでしたね…。須賀くん、優希と何かあったんですか?」ジトーッ 咲「…」ジーッ 京太郎「い、いや、とくに何もなかったけどなー」 和「…」 和「そうですか。学校には行ってるみたいなので話はあの子から直接聞きましょう」 咲「そうだね、それがいいよ!」 京太郎「うぐっ…」 昇降口 和「それではお昼休みに」 咲「うん!優希ちゃんをよろしくね」 和「わかりました」 咲「…ねえ、京ちゃん。ほんとに優希ちゃんには何もしてないんだよね?」 京太郎「さすがにあいつにまで手はださねぇよ…」 咲「うん、それならそれでいいんだけど」 京太郎「?」 咲「あ…、ご、ごめん京ちゃん!ちょっとトイレ行ってくる!///」 京太郎「咲のやつ…。ん、下駄箱になんか入ってる?」ガチャ 京太郎「手紙?」 京太郎(お、落ち着け俺!下駄箱に手紙=ラブレターなんて安直な発想だ! そうだ、とりあえず差出人を!差出人を確認するんだ!) 京太郎「表にも裏にも書いてない…。しかも文面」 『昼休みに体育館裏で待つ』 京太郎「簡潔すぎるわ!」 京太郎(いや、待てよ。簡潔だからこそラブレターという可能性が残るのでは?てか、今のところラブレターの可能性が最大?) キーンコーンカーンコーン 京太郎「とりあえず昼休みに体育館裏に行けば誰が出したかわかるか…」 ?「…」ジーッ 昼休み 咲「京ちゃん、お昼ご飯行こう」 京太郎「あー…、悪いんだけど先生に呼ばれてるから先に行っててくれるか?」 咲「またなんかやったの…?」 京太郎「アホか。ふつーに呼ばれただけだ」 咲「そっか。じゃあ先に食べてるからね!」 京太郎「おう、間に合うかわからんから俺のことはあんまり気にしないでくれ」 咲「はーい!」 京太郎「…行ったか」 京太郎「そろそろ俺も行こうか」 体育館裏 京太郎「…さて、俺を呼び出したやつは」 ?「遅い!」 京太郎「お、お前は!」 優希「京太郎、3分遅刻だじぇ」 京太郎「…お前かよ。ドキドキして損したぜ」 優希「むっ…」 京太郎「どうしたんだよ。和が昼飯に誘ったんじゃなかったのか?」 優希「京太郎、私はお前に話があるんだじぇ」 京太郎「?なんだよ」 優希「昨日…」 京太郎「昨日?ああ、先に走って帰ったことか?あれは悪かった…」 優希「違うじぇ!」 京太郎「!…じゃあなんなんだよ」 優希「あの後のことだ。私はお前の後について行ったんだじぇ」 京太郎「な!?」 京太郎「…見てたのか?」 優希「見てた」 京太郎「どっからだ」 優希「最初っから最後まで全部!」 京太郎(やべー…。ってことは優希のやつに俺が咲のおっぱいを触りまくってたとこ見られてたってことだよな…) 優希「京太郎…」 京太郎「は、はい!」 優希「京太郎は、咲ちゃんと付き合ってるのか?」 京太郎「え!?」 京太郎(てっきり問答無用でぶん殴られるんだと思った…。それよりこの質問どう答えたらいいんだ?) 優希「…」 京太郎(YESって答えるとあとあとまずい。かと言ってNOって答えると彼女でもない女の子のおっぱいを触りまくった変態…) 京太郎(あれ、俺今の時点でも変態じゃね?) 優希「京太郎!」 京太郎「うっ、その、あれはだな…」 優希「やっぱり、京太郎と咲ちゃんは…」グスッ 京太郎「な、なんで泣いてるんだよ!?」 優希「だって…、京太郎と咲ちゃんは付き合ってるんだろ…?」 京太郎(ああ!もう、どうにでもなれ!) 京太郎「違うんだ、優希。あれには理由があって…」 優希「理由って…?」グスッ 京太郎「話せば長くなるけど…」 説明中 優希「…それで、発作的におっぱいが揉みたくなったから私から逃げたってことか?」 京太郎「ああ、その途中で咲に会ってさ。一回やってるからなんか抵抗とかなくそのままってわけなんだけど…」 優希「信じられないじょ!」 京太郎「ですよねー…」 優希「…だが、京太郎が昨日部活で強かったのは事実。咲ちゃんの打ち方をコピーしてたなら、 私が犬如きに負けたのも納得できるじぇ」 京太郎「はいはい」 優希「…むー」 優希「よし、犬!」 京太郎「なんだよ?」 優希「きょ、今日は特別に私の胸をさ、触らしてやるじょ!///」 京太郎「へ!?」 優希「京太郎はほっておくとすぐに女の胸を触るど変態の駄犬! だから、ここは京太郎の飼い主として私が餌を与えるのがスジってもんだじぇ!」 京太郎「いや、でもな…」 優希「遠慮するな!貴様のその欲望、私が全て受け止めてやるじぇ!」 京太郎(いや、昨日咲の触ったし咲よりぺったんこなお前じゃ興奮しない… 京太郎(待てよ。俺がおっぱい触ると力が抜けるって咲が言ってたな…) 京太郎(昨日のしおらしいこいつは可愛かったしな…。試してみるか) 優希「さあ、犬!はやくくるじぇ!」 京太郎「そうかぁー、じゃあ遠慮なくいかせてもらおうかなー」ニヤニヤ 優希「いつでもいいぞ!」 京太郎「じゃあ、いくぞ」スッ 優希「んっ…」 京太郎(やっぱりほとんど感触がないなー。いや、でも先端の感触はあるか)サワサワ 優希「ふ、ふわぁ…、きょうたろぉ」 京太郎(わかってたけどブラつけてねーのな)スッ 優希「だ、だめぇ、ハァハァ…///」 京太郎(咲と部長より感度良いのかすっごい顔とろけてる…。これは、エロいな)スリスリ 優希「きょ、きょーたろぉ、す、とっぷだじぇ…///」 京太郎「何いってんだよ優希。ここからだろ?」サワサワ 優希「ひゃぁん!?い、今は、これ以上…!」 京太郎(なんかすごい冷静だな。これが慣れってやつか…。優希も辛そうだし昼休みも終わりだしそろそろ終わりかー)サワサワ 優希「ふっ、ふわぁああっ、あっ、あっ…///」ビクッビクッ 京太郎「ん、大丈夫か、優希?」 優希「きょーたろー…?」ボーッ 京太郎「立てるか?」 優希「ダメって言ったのに…」 京太郎「へ?」 優希「京太郎の、バカぁぁあああああああああッ!!」 京太郎「へぶっ!?」ズガンッ! 京太郎「な、なんで…?」ガクッ 教室 京太郎「…」 咲「あ、京ちゃん。どこいってたの?」 京太郎「いや、いろいろあってな…」 咲「ずいぶんやつれてるね」 京太郎「まあな、はぁー…」 咲「そうだ、昼休み優希ちゃんいなかったんだよ。原村さんも気がついたらいなくなってたって…」 京太郎「あー、あいつなら大丈夫だとおもうぞ」 咲「どうして?」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「っと、授業始まるな。また後でな」 放課後 咲「京ちゃん、部活行こ?」 京太郎「うー…、憂鬱だ」 咲「きっと大丈夫だよ」 京太郎(ヤバいな、このままじゃ優希のおっぱい揉んだのがバレる…) 京太郎「そう言えば咲の言ってた感覚っていうのはまだ俺の中にあんの?」 咲「んー、私もよくわかんないけどあると思うよ?」 京太郎「いいかげんだなー」 咲「うまく説明できないんだよね…」 京太郎「話して間についたな…」 咲「入らないの?」 京太郎(もうどうにでもなれ…) 京太郎「こんにちはーっす」ガチャ 咲「こんにちはー」 久「いらっしゃい二人とも」 まこ「遅かったのう」 咲「原村さん、優希ちゃんは?」 和「それが…、今日はタコスの新メニューを探すと言って帰ってしまって…」 咲「そっか…」 久「あの娘が部活をさぼるねぇ…」チラッ 京太郎「…」 久「まあいいわ、今日も部活始めまししょうか。まずは和、まこ、咲、須賀くんが入って」 和「はい」 京太郎(やべー、やべーよ…) 東一局 親 京太郎 ドラ4 京太郎(優希っぽい打ち方になるなら東場はやっぱかなり強いのか?) 一 一 赤五 六 七 4 6 7 ② ⑥ ⑨ 東 西 ⑦ 京太郎(これって良配牌なのか?ま、とりあえず)打 西 咲(うーん…、京ちゃんが私と同じだとやっぱり嶺上牌取られちゃうのかな…) 二 七 八 2 3 3 7 ④ ⑨ ⑨ 南 北 中 六 打 北 まこ(さてさて、久の打ち方ならわしもよーみとるからのう…。京太郎に注目じゃな) 三 八 1 6 9 ① ③ ④ 赤⑤ ⑦ ⑨ 東 白 九 打 1 和(予選まであと少し、一局一局を大切にしていきましょう) 五 六 八 九 6 9 ⑦ ⑧ 南 西 西 發 發 中 打 南 四巡目 京太郎(止まることなく手が進んで一気に平和、三色、ドラ2聴牌…) 一 一 赤五 六 七 4 5 6 7 9 ⑤ ⑥ ⑦ 3 京太郎「リーチ!」打 9 咲(速い…。しかも私じゃなくてなんとなく優希ちゃん?みたいな気がするよ…)打⑨ まこ(うーむ、ここは様子見じゃのぉ)打⑨ 和(一向聴ですがとりあえず様子見)打9 京太郎(もしこれが優希の力ならこのツモはたぶん…)スッ 京太郎「…ツモ。リーチ一発メンピンドラ2。6000オール」 一 一 赤五 六 七 3 4 5 6 7 ⑤ ⑥ ⑦ 8 咲まこ和久「「!?」」 京太郎(三色乗ってたら倍満…。これは間違いないな) 咲(やっぱりだよ…、今のアガり方) まこ(これは久というよりは) 久(優希ってかんじね…。須賀くんにも困ったもんだわ)ハァ 和(なかなかの偶然ですね) 東一局一本場8巡目 ドラ一 一 一 一 二 七 八 2 3 4 8 8 ② ③ ① 京太郎(聴牌、役なしだけどドラ3か…。ここはいくところだろ!) 京太郎「リーチ!」打 二 咲(優希ちゃんの胸揉んだのいつなんだろ…?昨日最後に会ったのは私だよね…。 それじゃあ学校?お昼休みに優希ちゃんと京ちゃんがいなかったのってそういうこと?)モンモン 打 六 京太郎「ロン!12300だ」 咲「…え?」 久(あらあら…) 和「宮永さん、ぼーっとしてましたけど大丈夫ですか?」 咲「え、あ、うん!大丈夫大丈夫、12300だよね。はい、京ちゃん」 咲(全然きがつかなかったよ…) 咲(そうだよね。とりあえずこの半荘を終わらせて、京ちゃんに直接聞けばいいんだよ。そのためには…)ゴッ 東一局二本場13巡目 ドラ東 一 一 二 三 四 七 七 八 八 東 東 東 北 六 京太郎(なんつーバカヅキだよ。ー盃口までつけば十分に三倍満まで見える手牌か。 捨て牌はもろ染め手だし出アガりは期待できない) 京太郎(他に聴牌ってそうなのは咲くらいか?和もかもしれんがドラは抑えてるしそう高くはないはず!) 京太郎「リーチ!」打 北 咲「槓」 京太郎「へ?」 咲「もういっこ槓」スッ 咲「ツモ。嶺上開花、タンヤオ、トイトイ、三暗刻、赤。責任払いで16600です」ゴッ! まこ「でたのう…」 咲(あいかわらずの偶然です) 京太郎「」 咲「ふふっ、すぐに終わらせて話を聞かせてもらうからね、京ちゃん」 京太郎「」 久(これはいい方向に進んでるのかしら?) 咲「槓、嶺上開花」 咲「槓、もいっこ槓」 咲「麻雀って、楽しいよね!」 京太郎「」 まこ「」 和「染谷先輩のトビで終了ですね。お疲れ様でした」 久「あらー…、咲が絶好調ね」 咲「そんなことないですよ。ね、京ちゃん?」ニコッ 久「そうねー、今日の須賀くんの東場での活躍はなかなか見所があったわ」ニコッ 京太郎「」 和「次の半荘はどうしますか?」 久「うーん、私は須賀くんにちょーと話があるんだけど…」 和「二人が抜けるとメンツがたりませんね」 久「まこ、代わってくれるかしら?」 まこ「別に構わんが?」 久「ありがと。さぁて、須賀くん?続けましょうか」 京太郎「」 和「時間もありませんから、早く次にいきましょう」 咲「京ちゃん、麻雀って楽しいよね?」 京太郎「」チーン 咲「あー、楽しかった」 久「そうね、久しぶりに全力で打ったわ」 和「ええ、なかなか濃い部活でした」 まこ「たしかに今日はのびのび打てたのお」ニヤニヤ 京太郎(搾り取られた…)プルプル 久「須賀くんお疲れ様!」 咲「京ちゃん頑張ったね!」 久「悪いんだけどちょーとこのあと時間もらえるかしら?」 咲「大丈夫だよ。なにもしないから」ニコッ 京太郎「はい…」 和「宮永さん」 咲「原村さん、悪いんだけど今日は先に帰ってもらってもいいかな?」 和「何か事情があるんですね。わかりました、それではまた明日」 咲「うん、また明日ね!」 まこ「わしは下で待っとるからのお」ガチャ 久「わかったわ。できるだけすぐに行くわ」 久「須賀くん、話しをしましょうか」 咲「なにがあったの、京ちゃん?」 京太郎「いや、ほんとすんませんでした…」 久咲「説明」 京太郎「はい…」 咲「昼休みにそんなことがあったんだ…」 久「須賀くん、あなたねぇ…」 京太郎(なんとか昨日の時点で咲のおっぱいを揉んでたのは誤魔化せた…) 京太郎「でも待ってくださいよ!優希のおっぱい揉んだのは一概に俺のせいとは言えませんよ!」 久「まあ、たしかに今回は優希にも注意される点もあるわね」 京太郎「そ、そうですよ!つーか今回は、っていうかこの前の部長の時も」 咲「京ちゃんは黙っててね?」 京太郎「」 咲「京ちゃんは優希ちゃんから逃げようと思えば逃げられたよね?」 咲「ねえ、どうなの京ちゃん?」 京太郎「いや、たしかに逃げられたけど…」 咲「ふーん…。じゃあやっぱり京ちゃんは優希ちゃんの胸が触りたかったんだね」 京太郎「逃げられたけどその場の雰囲気というかあのまま逃げてもあとが怖いし…」 咲「言い訳は聞きたくないよ、京ちゃん」 京太郎「す、すいません」 久「まあまあ、咲も落ち着いて。須賀くんも反省してるしそこまでにしといてあげなさい」 咲「…」ツーン 久「須賀くんも須賀くんだけど今回は優希も悪いわ。 それに、私の打ち方がコピーできてたのかはわからないけど優希のほうでデータも取れたわ」 京太郎「データ、ですか…」 久「ええ。須賀くんの力はまだよくわからない点が多いわ、 けど少なくとも胸を触れば触った相手の打ち方をコピーできるっていうのはわかった」 京太郎「力ってそんな大層な」 久「いいえ、これは力よ。咲の嶺上開花や優希の東場の火力のようなもの。 まあ、和に言えばオカルトの一言で切り捨てるでしょうけど」 咲「でも、京ちゃんのそんな力を調べてどうするんですか?」 久「ふふっ、いい質問ね。私はね、須賀くんの力に気がついた昨日のあの後にすごいこと思いついちゃったの」 京太郎「思いつき、ですか?」 久「須賀くん、あなたの力はものすごいポテンシャルを秘めているわ」 京太郎「…」 久「相手の胸を揉めばそれだけで相手がどんな打ち方がコピーできる、これがどういうことかわかる?」 京太郎「えーっと、強くなれるってことですか?」 久「それもあるけど、私が言いたいのはあなたの偵察能力よ」 咲「偵察?」 京太郎「部長、まさか…」 久「私が言いたいことわかった?」 京太郎「…俺が、他校の麻雀部員のおっぱいを揉む…?」 久「正解よ」ニコッ 咲「」 京太郎「ちょっ、ちょっと待ってください!」 久「あら、なにか問題があるかしら?」 京太郎「問題大有りですよ!?」 久「須賀くん、もうすぐ大会なのはわかってるわね?」 京太郎「わかってますよ!」 久「大会まで時間がないなかで相手チームの詳細な打ち方かを偵察するのは、普通ならかなり難しいわ」 久「けれど、あなたの力を使えば少なくとも相手のエースの詳しい打ち筋を知ることができるの」 京太郎「いや、理屈はわかりますけどそれって俺が見ず知らずの女の子のおっぱいを揉むってことですよね!?」 久「そうなるわね」 京太郎「無理ですよ!」 久「やらない前から決めつけるのは須賀くんのよくないところよ?」 京太郎「今それ関係ないですから」 久「ふぅ、いったいなにが不満なの?他校の女の子の胸を揉んでもいいって言ってあげてるのよ?」ヤレヤレ 京太郎「揉んだら捕まりますから!」 久「須賀くん」 京太郎「なんですか…」 久「私はね、今年が最後のIHなのよ…」 京太郎「…」 久「最初の一年は一人で、二年目にまこが来て、そして今年になって和、優希、須賀くん、 そしてあなたが咲を連れて来てくれた。ようやく…ようやくIHにでられるようになったの」 久「でも長野には名門の風越があるわ。それに、その風越を去年倒した龍門渕も…」 久「私はもっとみんなと麻雀を打ちたい。とっても今が楽しいのいつまでもこのメンバーで打ち続けたいくらいに」 京太郎「部長…」 久「そのためには相手の情報がいるわ。協力してくれるわね、須賀くん?」ニコッ 京太郎「それとこれとは話が別ですよ」 久「チッ…」 京太郎「はぁー、諦めてくださいよ部長…。そんなことしなくても咲や和や優希、染谷先輩、それに部長なら勝てますよ」 久「強情ね…」 京太郎「そりゃそうですよ、やったら捕まりますから!」 久「須賀くんならなんだかんだでなんとかなりそうだけど」 京太郎「買いかぶりすぎですから!」 久「しょうがないわねぇ…。私もこのカードは切りたくなかったんだけど…」 京太郎「はい?」 久「咲は…」 咲「」 久「大丈夫ね。まだしばらく戻ってきそうにないわ」 京太郎「なにを企んでるんですか…」ジトーッ 久「須賀くんには頑張ってもらわないと困るのよ。だから頑張ったらご褒美をあげようと思って」 京太郎「ご褒美…」ゴクリッ 京太郎「ってなると思ったんですか?あいにくですけどなにがあっても俺は行きませんからね!」 久「…のおっぱ…」 京太郎「!?ぶ、部長、今なんか言いましたか!?」 久「あら、思わずご褒美の内容が口から零れたみたい。でも須賀くんはなにがあってもいってくれないのよね、残念だわ…」 京太郎「部長、もう一回ご褒美の内容を」 久「行かないんでしょう?」 京太郎「少し気が変わりました。もしご褒美の内容が俺の聞き間違いでないなら…」 久「ふふっ、しょうがないわねぇ…。一回しか言わないからよく聞きなさい」 京太郎「…」ゴクリ 久「…おっぱい」 京太郎「…」 久「和のおっぱいを触らせてあげる、これがご褒美よ」 京太郎「!?」 久(堕ちたわね) 京太郎「そんな、そんなことが許されるんですか…!?」 久「もちろん、須賀くんが自分の仕事を完全にまっとうできたときだけよ?」 京太郎「もし風越と龍門渕のエースが偵察できれば和のおっぱいを!?」 久「ええ、私があらゆる手段でそれを可能にするわ」 京太郎「」 久「今決めろとは言わないわ。そうね、明日の放課後に返事を聞かせてちょうだい」 京太郎「は、はぁ…」 久「それじゃ私は帰るわね。良い返事を期待してるわ、京太郎くん♪」ガチャ 京太郎「…」チラッ 咲「」 京太郎「とりあえず咲を起こして帰るか…」ハァー 下校 京太郎(偵察にいけば和のおっぱいを揉みしだくチャンスがある…!) 京太郎(けど、偵察にいくってことはつまり俺が見ず知らずの 女の子のおっぱいを揉むってことで、そんなことしたらもちろん俺は…) 京太郎「どうすりゃいいんだ…」スタスタ 咲「…」スタスタ 京太郎(捕まるリスク…、果たして和のおっぱいにそれほどの価値があるのか?) 京太郎(俺はここ数日間で3人もおっぱいを揉んだ…、そろそろ潮時じゃないのか?) 京太郎(そうだよ。麻雀でも大量に稼いだらあとは手堅く守るもんだ。やっぱりここは…) 咲「…ねえ、京ちゃん」 京太郎「なんだ?」 咲「…やっぱり、なんでもない」 京太郎「変なやつだな」 咲「…」 京太郎「あのさ、逆に聞きたいんだけど咲なら、安全なまわり道と危険な近道ならどっち選ぶ?」 咲「…京ちゃんがどっちに行きたいかによる、かな?」 京太郎「俺がどっちに行きたいか?」 咲「うん。京ちゃんがどっちの道にほんとに行きたいのかが一番大事だとおもう」 京太郎「俺の行きたい方か…」 咲「私はね、今は自分かほんとに打ちたいから麻雀をやってるの。 子供の頃とも、京ちゃんに連れて来られた最初の頃とも違う」 咲「私は麻雀を打つのが楽しいからこうやって今も清澄高校麻雀部のいるんだよ!」 京太郎「…」 咲「だから、京ちゃんが好きな方を選べばいいよ。京ちゃんが偵察に行ってくれたら そのぶんグッと優勝に近づくし、行かなくても私が全部倒すから」ニコッ 京太郎「咲…」 京太郎(俺の、本当にやりたいこと) 京太郎(おっぱい…) 京太郎「咲のおかげで目が覚めたぜ」 咲「うん」 京太郎「悪いけど先帰るわ。いろいろ準備もしないとだめだからな」 京太郎「じゃあな、咲!」ダッ 咲「また明日ね、京ちゃん」 咲「行っちゃった…」 咲「うぅ、失敗したよぉ…」 咲「京ちゃんに行かないでって言うつもりでしゃべりかけたのに、京ちゃんの顔みてたら応援したくなって、それで、それで…」 咲「ハァー…、あんまり無茶しちゃダメだよ、京ちゃん…」 翌朝 コンコン 「いるわ、入ってきなさい」 京太郎「失礼します」ガチャ 久「おはよう、須賀くん」 京太郎「おはようございます、部長」 久「ずいぶん今朝は早いのね。私がいなかったらどうするつもりだったのかしら?」クスッ 須賀「部長ならいてくれると思ってましたよ」 久「ふふっ、それで、どうするかは決まったのね?」 京太郎「俺は、他校の偵察に行きます!」 久「そう。やることはわかってるの?」 京太郎「なんとかして相手のエース、レギュラーのおっぱいを揉む!」 久「そのとおりよ。須賀くん、いい顔になったわね」 京太郎「咲に励まされましたから…。俺は自分のやりたいことを全力でやります!」 久「わかったわ。もうずく学校が始まるから詳しい話は放課後にするわね」 京太郎「はい!」 放課後 久「今日は全員揃ってるわね。みんなに話があるわ」 和「なにについてですか?」 久「県予選に向けての話し合いよ」 まこ「県予選にむけてなにをするんじゃ?」 久「ええ、私たちは今度の休みを使って強化合宿をしようと思うの」 優希「合宿?」 久「旅館をとってあるからそこでみんなの弱点克服をするわ」 優希「おお、それはすごいじぇ!喜べ犬、美少女の私と旅館に行けるぞ!」 京太郎(タコスのやつ、一日たったら元どおりかよ…)ハァー 久「優希、須賀くんは別行動よ」 和「別行動、ですか?」 久「須賀くんには他校、特に風越と龍門渕の偵察にいってもらうの」 咲「…」 まこ「偵察のぉ。結果はみこめるんじゃな?」 久「もちろんよ。須賀くんにはもっといろんな人の打ち方をみてもらいたいから、丁度いいと思ってね」 久「みんな、絶対に県予選勝つわよ!」 京咲ま優和「「とうぜん(です)(じぇ)(じゃ)!」」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5661.html
430 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 04 53 39.51 ID 1I/YdT+s0 うわっミスったすいません 絹恵「ごめんなさい……大丈夫ですか?」 京太郎「あはは……大丈夫ですよ」 絹恵「ごめんなぁ……怪我ない?」 京太郎「この通りピンピンしてますよ!」 絹恵「良かったわぁ……」 絹恵「私は愛宕絹恵、よろしくな。絹恵って呼んで」 京太郎「俺は須賀京太郎です。京太郎って呼んで下さい」 ./ --- 、 '., ,' ./ ./ \\ \ .', .l / / ヽ.\ ヽ ! .! , ./‐‐-.、 ...-‐!l‐\ ', l l .! ./ ` ´ リ ', .', .l ノ,! !/,.-==ミ.、 ,ィ ===ミ、! l l ,'/l ., ' f/{ }ヽー ''./イ{ }ヽ Y l .,'/ .l 八 {ヾ乂 ゚ ノ,ノ/⌒ヽヽ 乂 ゚ ノ .ノ / l (' .l ト.-=一 ''´ 、 `ー == イ,' l l ト-, ''' '''' / ,' .! l l ハ -‐ - ,/ .,' ! l l i>... ,.ィ/ /! .l l l .j | ! ≧z... ....ィ≦_|/ , / ! .l / j j .,' j l/`{_f´ ̄ ̄ /., ' / l .l {( ./ ノ /_,'/ .,.ィ !_,.ィ! /./ ./丶l、 .! ト、\ ヽ`ー' / .// ./ 〉_ ハ /./ l / `ー- .、 ! !、 `ー=イ ,イ_,,..イ / } .\{/!l .V V ノ 絹恵「須賀君は麻雀出来るの?」 京太郎「ほんの少し程度なら……ネトマがそれなりにできる程度です」 素晴らしいおもちだ…… 絹恵「ええやん!うちの麻雀部に顔出しいや!」 絹恵 好感度上昇安価 コンマ下1 0~30 小 31~60 中 61~99 大 433 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 08 02.84 ID RfIv7LHB0 [1/3] 絹恵の好感度が10上がりました 京太郎「よし、絹恵さんに言われた通り」 京太郎「麻雀部に顔を出すぞ!」 ーーー 洋榎「ん?」 洋榎「アンタが須賀か?」 洋榎「絹から話は聞いとるで~」 洋榎「まぁゆっくりしていき」 ,. . .-.‐ …ー ‐ - . . 、 .Λ ,. '´ ` . 、 ', 〃 ヽハ. / .j 、 ヘ ヾ. / ,イ l V .', ハ Λ , ' / / ! .l ' , l ハ .ヽ' 、. / , .、 ,' l l l V .l、. l ヘ' 、 , .,' / ./\! l V .',/ ', l V l V ヘ .、. l / ,' V l _ V l ハ V L_ ! .l l / l;ハ Λ' ,. l ,l l ヾ, __ ヽマ ヘ_ヾ、_ } / ! / / /ハ l ヘ V .l ≫末宕丁 ` \ ヘ 洋宕末≪,/ ア、/ / .l ! .ハ. V!ヽ ト、 Λ. し ハl し } / /! .V Ⅵ ' . ハ ',l 入 lヽ ハ Vぅソ Vぅソ イ l、 .Λ ,j / ハ / /l l ! , l .l V ヘ }' , l ',. ,' ./ l l l l lノ ', l l } l l .l , ' l l ', _ _, -! l V l l ハ l l l V l ! ! ‘ 、  ̄ /, ' ' .,′ } / / ' } l l / ヾヘ l l ` 、 , イ / , / // 〃 , / ,' \ l l r>‐ ´ lTヘ , / / / ,' V .', / l } У V / 〃 _入 .ハ-ァ´ ゝ、 / / / Yー= - 、 γ´ ヽ .V λY 〃 } ヽ / l / }‘, / / ‘,. / l / l ‘, / / ‘, 洋榎好感度上昇安価 0~30 小 61~60 中 61~99 大 439 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 29 36.08 ID RfIv7LHB0 [2/3] ムンタリさんはネタに尽きないわ チッ 愛宕洋榎の好感度が10上がりました 洋榎「うちの事は洋榎って呼んでな」 漫「ん?この人かっこいいわぁ」ボソッ 洋榎「聞こえとるで漫」 漫「主将!」 洋榎「おもろいわ、漫」 漫「何がですか!?」 洋榎「ちょろさ」 漫「!」ガーンッ 漫「まぁ、よろしゅうな」 京太郎「俺は須賀京太郎って言います!」 漫「うちは漫、よろしく」 京太郎「はい!」 / ;;;;;;;;;;;; .、 'ーz ; ' ´ ゙゙ヽ ヽ / ; ' ヽ '., / '; ト; i `ーi i ,,... 、 , ..,, } l ! ! l l 、` ' , .l l ! l ,γ⌒ヽ l ,,==-ミ、 ,,-=ミ !l ! ト、 {, .、 ノl 〃 ⌒ヽ` ' ⌒ヽヾ !.! l ) / f⌒ヽ ! ´{ r ’ } r ’ } .}! Y≦、 / 人 ' 弋 ノ 弋 ノ 'i! } ヽ// \ ,,,,, ` ,,,,, ノ i. / `ー、 _ _ ,' ヽ } \ ,イ ハ }\ 丶 ノ ,ィ i\ ノ .\_/ j / リ ` .、  ̄ /.iハ リ  ̄ }≧ ー-一i ´  ̄ /\ lフ 、 / ,\ /、 ヽ、 漫 好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 447 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 47 54.10 ID qINX5uNy0 [3/3] ニッコリ 漫の好感度が30上がりました 由子「あんまり漫をいじめちゃ駄目なのよ~」 洋榎「いじめとらんわ!」 由子「洋榎はすぐ人をいじるからだめなのよ~」 漫「あはは」 由子「私の事は由子って呼んでほしいのよー」 , - ,r ´ て ̄ヽ=- /  ̄ ヽ r ⌒ `Y_丿___ニ、 / }( ー' , ー' ̄ `゙`ミ、ヽ l l/ T ,ィ=- 、.i_ f ゝ .八(ヽ! ヽ i.! ヽ. ゝ > __ . イ| .| ヽz=-ミ __ !! ! ( ー zイ .ミ.l ! ヲ んィ i!` ,r'心}.! ! ー' Y⌒ヽ ! .! ゝ弋_ リ l!ィ爿.!__ノ ヽ | .! '''' , ゙'' l.!.| ー-、.| .! , -- ''' !.| | )! ! . 、 丿 .ノ .! | _|.ヽ! 、 _ イ l/ / \ /、 ̄ , - ´ \ .\ ;ハ 、 < .- ‐.h ‐ ....、 、 / .ヽ { / Πヽ; / ヘ. / i `./ l ! ヽ |ハ l \.  ̄ ̄  ̄ ̄ .! ', | \ | ヽ 京太郎「はい!よろしくお願いします!」 由子好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 455 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 05 54 34.33 ID qSTsVxPd0 ゾロ目ボーナス! 好感度が50上がりました 由子「いつでも、遊びに誘ってほしいよ」 京太郎「はい、今度誘いますね」 由子「必ずなのよ?」 京太郎「はい!」 恭子「私の事は恭子って呼んでや」 京太郎「うわっ!びっくりした!」 恭子「ゆーこが目立っとったから出てくるタイミング見失ってもうた」 京太郎「俺は須賀京太郎です!よろしくお願いします!」 恭子「よろしく、京太郎」 / ., 、 . ヾ;; ;;;ミ , ' // ヾ、 ヽ、 . . ヘ;; ヾ / //´ `\ヾヘ . . . iゞ;ヘ / . /_'_ , ィ' ゙´ } ;. . . . l!;' `> . ,' `゙ " ィヤ壬ア; . . ;イ;;;!' \ . iィャ心 弋_叨,'. . ;' i;;;;i i 人弋タ /. !ノ;;;;;l l . . . . ;;ヘ ' ,'. . i';;;;;;;;! l| . . . ゙、 ;;iヽ、 - ! l;;;;;;;;;l il . . .ヽヘ .i≧.-,イ´i . i;;;;;;;;;l ヾ . . . . .ヘ´;;;;;;;;;ノ| .λ . ヾ;;;;/ ヾ . . . . ` ;;∠ォ'v〈 ヾ;. . ;;;シ´、 `ナー'" o/∧|O`ー' ̄ , ' ヽ、 { ., ,l/,' |! ; ヘ ソ .; . ! ヽ、 /. i l ヽ { ! .;! ;' ヘ ', ! ,z' i i . ゙T ー -.'" ! l l . ;'l l l ! . ;' ! l 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 462 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[s] 投稿日:2014/05/05(月) 06 05 12.36 ID vYI+XOqE0 恭子の好感度が30上がりました 現状ただのモテモテですからね、まだ病んでないからね、うん 郁乃「まあ、みてってや~」 京太郎「うわっ!」 郁乃「麻雀部へようこそ~須賀君」 , '"  ̄` 、 / ヘ ./ ヽ、 ヘ ′ i !ハ ∧ i| | ! ヤ ∧ |i | / リ从 ∧ | /´レ勹´ _`_キ ∧ | !' ,r=‐ ⌒i| \____ | 爪 ´,, ″| ヽ、 `ヽ | ゝ .,ノ 从 `ヽ、 | 心 _/.)^._ イ´ ∧\ }..,ィ|i /./ | i \ } ソ{ ./ | ,'‐^ュ `k | i \"´ji { 广 ̄丁 j’ ´ ‐''ノ从 |-ミ } ji ル / 人__,,斗宀'" i \|ノ; /i | 彳"/ /' │ !"¨ ./ |ゝ-弋./ /__ __ _/i / |!/| | / / `´ |/ | i| | / / | | i| 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 465 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/05(月) 06 19 38.05 ID umVkUlLf0 [4/4] 郁乃の好感度が10上がりました 地震(とムンタリさん)で流れが変わったかな? 絹恵「須賀君以外と麻雀上手やわ~」 洋榎「うち程やないけどな!」 絹恵「お姉ちゃん並みやったらヒエラルキー壊れてまうわ!」 由子「難しいツッコミなのよ~」 京太郎「あはは……」 ーーー 京太郎「よかったな、皆優しいし面白い」 京太郎「楽しかったな」 京太郎「よし、誰かに電話しよう」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週回キャラは危険です 安価下5 496 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 30 11.96 ID 59RWzzzK0 [1/4] すまない……寝てました 健夜「もしもし!?」 京太郎「えっと……電話帳にはいってたんですけど……どちら様でしょう?」 健夜「またそれ!?」 健夜「私だよ!健夜!」 京太郎「ごめんなさい……覚えてないです」 0~30 電話が切れなくなる 31~60 電話を切る 61~99 罵倒する 501 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 36 16.22 ID b9emXCjK0 [1/2] よし、怖いから電話を切ろう。 流石にサイコすぎる。 京太郎「……?」ポチ ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ 健夜「今回は……切らせないよ」 京太郎「おい……嘘だろ?」 京太郎「あんた誰なんだよ!?」 健夜「知りたい?じゃあ今どこにいるのか教えてくれるかな?」 京太郎「へ、部屋だけど?」 健夜「どこの!?」 京太郎「自分の家……」 健夜「何県!?」 0~30 大阪 31~60 奈良 61~99 教えない 508 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 39 30.35 ID b9emXCjK0 [2/2] 京太郎「大阪……ですけど」 プツッ 京太郎「なんだったんだ……一体」 健夜の依存度が50上がりました。 京太郎「よし、次は誰に電話しよう」 安価下6 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 516 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 06 50 39.62 ID 9TH5/XMX0 京太郎「あ、もしもし」 恭子『ん?どうしたん?』 京太郎「いや、ちょっと暇だったんで電話しました」 恭子『なんやそれ』アハハッ 京太郎「あはは、すいません。迷惑でしたね」 恭子『迷惑ちゃうよ、ちょっと考え事してただけや』 京太郎「それなら嬉しいです。じゃあまた」プツッ 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下6 525 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 01 59.08 ID /nSgF7tA0 [1/8] 京太郎「もしもし……」 照「京太郎!?」 照「京太郎……?」 京太郎「え?はい……京太郎ですけど」 照「私の事……覚えてる?」 京太郎「もしかして、照さんですか?」 照「“さん”って事は、覚えてない」 京太郎「……?」 京太郎「咲とは仲直りしないんですか?」 照「それは後、それよりも……思い出して欲しい」 京太郎「……」 俺は…… 重要なコンマAND安価 1.思い出せないけど、詳しく教えて下さい 2.思い出せません 3.自由安価 0~50 思い出す→再びテルールート 61~99 思い出さない→安価が採用される 安価した5 537 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 12 03.86 ID /7Z1HXXO0 京太郎「思い出せないけど……詳しく教えてください」 照「うん、分かった」 京太郎「……」 照「私と京太郎は前の世界では付き合ってた」 京太郎「???」 京太郎「前の世界?」 照「私も良く理解できてない、でもそう説明するしかない」 京太郎「俺と照さんが……」 照「京太郎……私は京太郎が居ないと……」グスッ 1.電話を切る 2.更に話を聞く 3.自由安価 0~30 思い出す 強制テルールート 31~99 思い出せない→安価採用 安価下7 547 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 20 59.55 ID 3U0VdyKz0 [1/5] 京太郎「もっと教えてください」 照「うん、いくらでも教える」 照「京太郎は頭がおかしいストーカーに追われた」 京太郎「……」ズキッ 照「でも京太郎は私を選んでくれて、逃げ切った」 照「そして私と京太郎は結ばれて、頭がおかしい人達は2度と私と京太郎に近付かなくなった」 京太郎「……」 照「一人だけ近付いて来た人が居たけど……京太郎が追い返してくれた」フフッ 照「その後に……!」ギリッ 京太郎「……?」 照「京太郎は刺された……」 京太郎「!?」 1.更に話を聞く 2.電話を切る 3.自由安価 0~30 思い出す 強制的テルールート 31~99 思い出せない 安価採用 安価下 8 564 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 31 33.56 ID zqvyZYlW0 [1/2] 皆テルー好きだね ーー思い出した。 京太郎「智葉さんに刺された」 京太郎「だろ?“照”」 照「ーー京太郎」ポロポロ 照「良かった……良かった……」 京太郎「ごめんな、守れなくて」 照「ううん、私こそ守れなくてごめんね」ポロポロ 京太郎「照はそのあとどうなったんだ?」 照「ずっと一人で細々と最初に出会った長野の奥で細々と暮らしてた……」 照「シワシワになっても京太郎の言う通り後は追わなかった」 京太郎「ごめんな、辛い思いさせて」 照「ううん、京太郎の為なら辛くない」 京太郎「今度こそ俺、生き続けるよ」 照「うん、約束だよ?」 京太郎「あぁ……約束する」 京太郎「休みになったら会いに行くから待っててくれ」 照「うん。待ってる」 プツッ 一日が終わりました。 572 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 41 22.30 ID 4rzDlE550 [1/2] 電話した相手のみ記憶が蘇る 接触の場合はコンマで記憶の引き継ぎ判定 京太郎「……おはよう」 京太郎「嫌な予感がするな、あの時の事を参考にすると」 京太郎「健夜さんが来るな」 京太郎「警察に通報するのは前提として……」 京太郎「さて、どうするか」 1.失踪 2.ひきこもる 3.自由安価 安価下7 重要な安価です 580 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 48 29.10 ID 4rzDlE550 [2/2] 京太郎「照の身も危ないな……照と逃げるか」 ガチャ 「健夜でーす」 !! 裏口から行くぞ! ダダッ 0~50 脱出成功 51~60 失敗 61~99 大成功 安価下1 585 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 07 55 02.19 ID zSQtb4H90 京太郎「よし!」 「待ってよ!」 京太郎「追ってきてる……って足速い!」 京太郎「ちっ……タクシー!」 ーーー 阿知賀 途中で降りて走ったら撒く事が出来た…… もう夜か…… 松実館 京太郎「すいません、一人で泊まりたいんですけど……」 玄「いらっしゃいませ!」 宥「いらっしゃいませ~」 記憶(好感度依存度も)引き継ぎ安価 引き継がない場合はコンマがこの週での好感度AND依存度 0~50 引き継がない 51~99 引き継ぐ 安価下1 玄 安価下2 宥 590 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 02 37.44 ID t9s6OVKc0 [1/5] 玄「大丈夫ですのだ!」 宥「……」 ーーー 京太郎「なんとか泊まることが出来た」 京太郎「二人とも俺の事を覚えてないみたいだな……」 京太郎「それにしてもいい旅館だな」 ガララッ 宥「京太郎君……久しぶりだね」 京太郎「……覚えてるんですか?」 宥「うん……玄ちゃんは覚えてないみたいだけどね」 京太郎「あの時は迷惑をかけてごめんなさい」 宥「憧ちゃんがおかしくなっちゃったけど大丈夫だよ~京太郎君は悪くないよ」 京太郎「明日になったら行きます」 宥「ここに来るって事は訳ありだもんね誰も来ないようにするし、代金も安くしとくね」 宥「すぐに行けるように今代金もらっておくね」 京太郎「ありがとうごさいます!」 一日が終わりました 591 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 05 08.56 ID t9s6OVKc0 [2/5] 朝 京太郎「よし、行くか」 ーーー 京太郎「お世話になりました」 宥「またね、京太郎君」 玄「ありがとうございました!」 ガララッ 京太郎「!」 やって来たのは? 0~50 憧 51~70 灼 71~99 穏乃 安価下1 598 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 08 22.44 ID t9s6OVKc0 [3/5] 穏乃「あ……」 京太郎「……」 穏乃か、たしかこいつは俺の事をなんとも思ってないから、記憶を残していたとしても大丈夫だな。 (引き継ぎ安価は取りません) 京太郎「では行ってきます」 宥「行ってらっしゃ~い」 0~30 そのまま行ける 31~60 すこやん 61~99 アコチャー 安価下1 605 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 10 38.34 ID t9s6OVKc0 [4/5] 憧「シズ!早いわよ、もう!」 穏乃「ごめん、早すぎちゃった」 憧「もう……」 京太郎「!」ビクッ 憧「……」 早速地雷が来たな! 0~50 引き継ぐ 51~99 引き継がない 安価下1 613 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 16 33.57 ID t9s6OVKc0 [5/5] ワザと逆にしたんだよね(ニッコリ) 憧「……あんた見ない顔ね」ズイッ 京太郎「……」 覚えてないか…… 憧「……」スッ ガシッ 京太郎「!」 憧「邪魔しないで欲しいんだけど……宥姉」 宥「私知ってるよ……憧ちゃんが京太郎君の似顔絵を常に持ち歩いてるの」 憧「雌豚がぁ……!」 宥「京太郎君早く!」 京太郎「!」ダッ 憧「待って!」 0~30追いつかれる 31~60 逃げ切れる 61~99 完璧に逃げ切れる 安価下1 615 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 19 57.55 ID 3U0VdyKz0 [2/5] 京太郎「もしもし……警察ですか……」 京太郎「ストーカー被害にあってるものですが……」ダダッ 京太郎「奈良で更にストーカーに……はい、本当です……はい……お願いします」ダダッ プツッ 京太郎「よし、通報出来たぞ」 京太郎「東京に行かなきゃ」 0~30 失敗(岩手到着) 31~60 すこやん 61~99 成功(東京到着) 安価下1 619 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 23 56.98 ID 3U0VdyKz0 [3/5] 翌日 京太郎「……」 京太郎「なんとか着いたな」 京太郎「早く照に会いに行かないと」 ???「!」 京太郎を見つけたのは? 0~20 俺たちの天使 21~40 俺たちのヤクザ 41~60 俺たちの風神 61~80 俺たちのアメ公 81~99 俺たちのハオ 安価下1 622 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 26 53.10 ID 3U0VdyKz0 [4/5] 621 おしいねぇ……実におしいよ、残念だ ハオ「ボロボロですけど……大丈夫ですか?」 京太郎「……」 ハオさんか…… 京太郎「ええ、大丈夫ですよ……」 京太郎「あなたは覚えてますか?」 0~50 「覚えてますよ」 51~99 「?」 安価下1 628 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 30 33.62 ID 3U0VdyKz0 [5/5] ハオ「覚えてますよ」 京太郎「覚えてましたか」 ハオ「智葉が……ごめんなさい」 京太郎「大丈夫ですよ。もう会う事も無いと思います」 ハオ「照さんと幸せに」 京太郎「はい、必ず幸せになってみせます」 「!」 0~10 俺たちの天使 11~30 照の元へ 31~50 智葉 51~70 俺たちの天使 71~99 俺たちの風神 安価下1 636 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 38 17.79 ID /nSgF7tA0 [2/8] 照が関わった時のコンマの強さ、愛が成せる業か…… 照が関わると皆強すぎぃ! 629 620 616 今回のMOMを贈呈します(残念) 京太郎「……」ダッ 俺は走り続けた。 最愛の人の元へ。 二回目だ、これで。 でも関係ない。俺は彼女の為なら全てを投げ捨てられるから。 彼女の為に俺は生きる。 彼女が俺の全てなのだ。 最後のコンマ判定 0~76 テルーエンド 77~99 惨劇エンド 安価下1~10で多かった方が選ばれます。 658 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 47 57.04 ID /nSgF7tA0 [4/8] いつまでも待っていられる。 そう思っている。 彼さえ居てくれたらいつまでも……どこまででも。 シワシワになっても、ボロボロになっても、一人でも。 彼の為に私は生きる、彼も私の為に生きていると思う。 私は彼を永遠に愛す。 大好きだから。 最愛の人だから。 京太郎「ーー久しぶり」 ,. .  ̄ ̄ ̄ . . .、 ,. ´ ` . 、 / \ .' \ \ \ / , , \ \ \ \ . .' / / ヽ ヽ ヽ ∨ ∧ / 〃 | | |、 |、_ | | . , ' | | { | \イ l´\ | , | . / | | | _,∧ | { \},.ィtr‐、 /}/ | ′ | { { ´「´ | 从 {\ \ ィ雹(_心 イ /⌒Y | | ' 从 ∧ { 从{ \` ー` 乂こソ | / ) } | / . イ \ { ,イ¨雹芯 /' ,..-_ノ | | ,' / | 从\ . 乂zリ / | | | | ー ´ | ∧ ' ム | | | | , | { ∧ _ , イ | | | |l | Ⅵ | | 个 .. < | | | 从 ! ∨ ∨ | { ≧=-r ´ /⌒| / / Ⅵ \ \} \ ヽ / ∧ _,/ /'/ ,.く \ } \> ,.イ /⌒\/ ,.- / /、 \ \ // ,' / / /イ- 、 \ ∧ /,イ / / //´ \ \∧ _/// / ̄/ /,.イ/ ∨ } ∧ 「{ / , . / / / _,/ . // }/∧ . _ | | { /{ .{ / ´ ̄ ̄ . . . . // ,′ ∧ } / Y| | Ⅳ ィ介、 . . . . . . . . .イ / /////∧〉 r ¨´ 、 Ⅵ V . // . .} ̄ ̄ / {//// / 「´ ヽ ヽ}|) { ./ { . . .| 乂 ´∨_/ 照「大好き」 660 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 08 49 56.31 ID /nSgF7tA0 [5/8] ニ∨/ .ノ==ニニニ/ }ニ Y } }==厂 ,. -────- /ニニニ}__/ {}}ニニニニニニ⌒ヽ___ー=彡'"´ニニニニ/ 人ニ{ ノ/⌒´ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶/ ⌒ヽ {}}ニニニニニニマー'=ニニニニニ/ / ヽ=ニニニニヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\/⌒⌒ヽ 〉ー=彡⌒´ニニニニニニ/ / ノ===ニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ  ̄`ヽ {ニニニニニニニニ==ニニ\ / ⌒ヽニニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . \ \ニニニニニニ=ニニニ/ ′ }=ニニ/ . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . } Y⌒ ̄ ̄`ヽニニ/\ γ⌒ヽ__rく==ニ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i } } }ニ/ー- ⌒7 ̄} /{. i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| Y / /ニニニニニ/⌒ / / } 〃| . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| / ̄ ̄⌒) / /ニニニニニ} ⌒)/ {{ | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .|____/,ィ彡'´ Y⌒ヽ/ /==ニニニー=彡 ヽ_ _ O | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| ニ/ / / /==ニニニニニニニ\ >`¨´ | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| {__/ ./⌒ヽ /ニニニニニニニニニニニ厂⌒ヽ/\} ,ィ彡'⌒ | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| / /==ニニニ\/ / ̄ ̄ ̄ ニニニ/⌒) \/ 〃 | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| ./ /ニニニニニニニ〉 /=ニ/ _}ヽ ー=彡'´ | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | __/===ニニニニ/⌒\// __) } | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | |=====ニニニ/O Y / / \/ ___________}\ | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | | |===ニニニ/ `¨´ /|/ニニニ〉 Y {ニニニニニニニニY.|八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | ∨ニニニニ/ / |\===/ | 〉ニニニニニニニニ \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八|===ニニ/ / ヽ___/ \/ / /====ニニニニニ_ ,. < | | ノ/=ー-、ニニ〈 〃 /ニニニニニニニニニニ カンッ 678 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 09 12 06.79 ID gPeXxqWH0 [1/4] もうこれは学校ですねぇ…… 学校選びからにします 好感度・依存度まとめ(基本逃亡劇を繰り広げたヤンデレは依存度max) 宮守 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度max 胡桃 好感度max 依存度 175 臨海編 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度max 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 奇跡編 小薪 好感度max 依存度155 霞 好感度max 依存度max 初美 62 春 好感度max 依存度111 巴 好感度max 依存度111 姫松(照)編 漫 好感度max 依存度138 由子 好感度max 依存度148 洋榎 98 絹恵 76 恭子 92 郁乃 89 682 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 09 18 51.95 ID gPeXxqWH0 [2/4] このスレの京太郎は照の為ならコンマさえも思うがままに出来るそうです。 プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下11 718 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 08 49.95 ID rVW35nNL0 さぁさぁ 再開します 好感度 依存度 判定安価 コンマ判定 ゆみ 安価下1 モモ 安価下2 智美 安価下3 佳織 安価下4 睦月 安価下5 727 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 14 20.83 ID 59RWzzzK0 [2/4] ワハハ(迫真) ゆみ 好感度54 モモ 好感度15 智美 好感度85 佳織 好感度42 睦月 好感度70 長野は安息の地だったか…… 次は少し趣旨を変えてみます。 県予選終了後の東京に行くまでの少しの休息期間から開始します。 京太郎→唯一の男子部員 729 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 18 51.66 ID 59RWzzzK0 [3/4] 入学してから麻雀部に入り、県予選の決勝までを俺はただただ見ていた。 残念ながら清澄に負けてしまったけど俺は皆を誇りに思う。 一方の俺は、個人で一回戦負け。 情けない。 「ーー」 「ーー!」 京太郎「おっと、呼ばれたか」 京太郎「今行きますよっと」 京太郎を呼んだのは? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 733 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 25 35.82 ID 59RWzzzK0 [4/4] ゆみ「京太郎」 京太郎「はい、部長」 ゆみ「蒲原の事を見ていないか?」 京太郎「んー……見ていないですね」 ゆみ「そうか……あいつ受験生と言う自覚が無いな」 京太郎「見かけたら教えますね」 ゆみ「そうしてくれると助かるよ」 京太郎「はい!任せて下さい!」 好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 0~30 小 31~60 中 61~99 大 739 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 33 45.46 ID bta+Q1oi0 [2/2] ゆみの好感度が30上がりました ゆみ「頼りになるな」 京太郎「はい!ゆみさんの為なら!」 ゆみ「ふふっありがとう」 「ーー!」 「京太郎さん!」 京太郎「うわっ……モモか」 モモ「加治木先輩も一緒っすね」 モモ「京太郎さんと先輩は何を?」 京太郎「同学年なんだからそのさん付けやめてくれよ……俺は牌譜の整理」 ゆみ「私は蒲原と勉強しようとしてた所だ」 安価下 モモ好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 744 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 40 47.17 ID /nSgF7tA0 [7/8] モモの好感度が30上がりました モモ「私も勉強に混ぜてもらっていいっすか?」 ゆみ「ん、良いけど……大丈夫か?」 モモ「大丈夫っす!邪魔しないっす!」 京太郎「仲がいいなー」アハハ 智美「まったくだぞー」ワハハ / / / \ / / . / ヽ \ ヽ / / ./| /| .| i ヽ . ヽ ', / / / /_|/ |/l | |__」 _| . i i ', / i .| | `ト.} 斗イ l | . l | ヽ ∠_ |. .|/{ x斗=ミ八 从x斗=ミ八 | ヾ __,ノ 八. .| 〃ん ハ \ / ん ハ Y| | \_ ヽ |\| {{ { } { } }}| /| / \ | l 乂 ン 乂 ン ノノ | / \ i | | . ' ハ | i / `丶 从 |ハ r―──┐ ,' 从/ ` ーヘ | 人 ヽ ノ 人| / ` {`>  ̄ ̄ ' {/ _____/\_ー---‐ .爪_____ x< | >‐< | `ヽ / ヽ | ∧ ∧ | / } 京太郎「あ、噂をしたら」 智美「ワハハ、待たせたなーユミちん」 ゆみ「遅いぞ蒲原……ったく」ヤレヤレ 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 757 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 22 55 40.40 ID zqvyZYlW0 [2/2] ワハハ(歓喜) 755そこには気をつけてたけど早速やってしまいました……すいません 智美の好感度が30上がりました 佳織「智美ちゃんは本当に勉強しないとまずいよぉ?」 智美「わはっ……分かってるよ佳織」 ゆみ「妹尾……もしダメだったらすまない」 佳織「いえ、その時はその時です」 智美「酷い言われようだなー」 京太郎「佳織さんは心配してるんですよ、きっと」 佳織「京太郎君のいう通りだよー」 京太郎「あはは……」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 767 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 15 49.75 ID PyxfaPVW0 佳織の好感度が10上がりました 睦月「わたしもそろそろ受験を意識しないと……」 ゆみ「そうだな、早いに越したことはない」 睦月「須賀、君ももっと早く勉強しないと駄目だぞ」 京太郎「そうですね、後々苦しみたくは無いですし」 睦月「そうだ、その意気だ」 好感度上昇安価 睦月 0~30 小 31~60 中 61~99 大 安価下1 773 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 23 05.03 ID gPeXxqWH0 [4/4] 766 ないない、ノーウェイノーウェイ 睦月の好感度が30上がりました モモ「京太郎さん!久しぶりに打ちましょう!」 京太郎「うわぁ!俺からタカるつもりだな!」 佳織「そうだね、初心者がもう1人居たら私も気が楽だね」 睦月「妹尾さん……理由が不純です」 京太郎「」 ーーー 夜 京太郎の部屋 京太郎「うーん……皆思ったよりショックがデカくなさそうで良かった良かった」 京太郎「誰かに電話するか」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険な場合あり 安価下6 785 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 30 08.41 ID 8AlFoQaI0 [1/3] 京太郎「もしもし?」 憧『京太郎!?ねぇ!京太郎でしょ!』 京太郎「どちら様ですか?」 憧「私よ!憧!憧!」 京太郎「ごめんなさい……身に覚えが無いです」 憧『京太郎が覚えていないなんて……そんな……』グスッ 京太郎「なんなんだ……」 0~30 電話を切る 31~40 電話が切れない 41~60 通報 61~99 話を聞く 794 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 33 53.89 ID 8AlFoQaI0 [2/3] 京太郎「ん?」ポチポチ ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ 京太郎「電話が切れない……」 憧「なんで……意地悪するの?」 京太郎「え……」 憧「京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎京太郎♡」 憧「私達は結ばれるのよ!今度こそ」 憧「今どこ?」 京太郎「」ゾクッ 0~30 大阪 31~50 長野 51~99 電話を切ることができた 800 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 37 18.93 ID 8AlFoQaI0 [3/3] 京太郎「うわぁ!」プツッ ツーツーツー 京太郎「なんとか電話を切ることができたみたいだ」 京太郎「あー怖かった」 京太郎「よし……次は」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険 安価下7 815 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/06(火) 23 52 55.96 ID /nSgF7tA0 [8/8] モモ「もしもし?」 京太郎「あ、もしもし」 モモ「京太郎さん、どうしたんっすか?」 京太郎「いや、今度麻雀教えて欲しいと思ってさ」 モモ「そうっすね、いいっすよ」 京太郎「そうか、それなら良かった」 モモ「じゃっまた学校で」 京太郎「おう、サンキュー」プツッ 京太郎「よし、次は……」 自由安価 今までに出会ったキャラにしてください 前週キャラは危険です 安価下7 862 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 17 27.72 ID zkuTTyei0 [1/6] 京太郎「長野の鶴賀学園の近くです」 小蒔「今月中に必ず会いにいきますね」ガチャ ツーツーツー 京太郎「……とんでもない事をしてしまったのかもしれない」 京太郎「もういい……」 京太郎「今日はもう寝よう」 一日が終了しました。 小蒔は全国大会の影響で京太郎に会う事が困難な状況ですが、必ず会いに来ます。 気をつけて行動してください。 865 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 20 50.46 ID zkuTTyei0 [2/6] 863(ニッコリ) 京太郎「おはよう」 久しぶりにまともな朝を迎えた気がするぞ! 朝 行動フェイズ(久しぶり) 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 872 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 52 39.49 ID KmntpiHo0 モモの好感度が10上がりました(忘れてた) 京太郎「学校に行くか」 ーーー 通学路 京太郎「うーん、昨日の電話気になるな……やっぱり」 ーーー 放課後 京太郎「よし、放課後だ」 京太郎「さて、どうしようか」 1.麻雀部に顔を出す 2.まだ教室に残る 3.帰る 4.自由安価 安価下3 876 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 01 58 22.52 ID zkuTTyei0 [3/6] 京太郎「どもー」ガララッ 俺が居ないと三麻ばかりになってしまうからな、部活に顔を出さなきゃ。 えーっと……先に部室に居るのは……? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 880 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 02 01 32.63 ID zkuTTyei0 [4/6] モモ「京太郎さん、はやいっすね」スゥッ 京太郎「うわ!モモ!」 京太郎「居たのか」ドキドキドキドキ モモ「あはは、私影薄いっすから」 京太郎「未だに慣れないな……」 モモ「慣れないと三年ずっと私に驚かされるハメになるっすよ?」 京太郎「それは嫌だな……」 京太郎「あ、麻雀で聞きたい事が……」 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 887 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/07(水) 02 06 04.78 ID zkuTTyei0 [5/6] モモの好感度が30上がりました モモ「これっすか?」 モモ「どれどれ……?」 モモ「この待ちだと……」ズイッ 京太郎「!」 たわわなおもちが俺の肩に! 京太郎「モモ……近すぎるって」 モモ「!」ハッ モモ「ご、ごめんなさいっす///」 ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 行動フェイズ夕方 京太郎「何をしよう」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.自由安価 安価下6 920 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 37 37.13 ID v4OCaUaL0 京太郎「あのー」 警察「はい?なんでしょう」 京太郎「小蒔って人にストーカーされてるみたいで……あ、これは電話番号です」 警察「……詳しくお願いします」 ーーー 京太郎「ふぅ、なんとか説明できたぞ」 京太郎「やけに、親切だったし安心あんし」 ゾロ目ボーナス! 小蒔の脅威が弱まりました ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.自由安価 安価下3 925 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 44 38.50 ID bw/nmajt0 京太郎「久々にLINEするか」 京太郎「誰にLINEしようかな」 京太郎「……俺こんな知り合い居たっけ?」 1.鶴賀麻雀部(グループ) 2.自由安価(個人) 3.自由安価(グループ) 今までに出会ったキャラにしてください、グループの場合はグループ名とそのグループに入ってる人を数人自由に選択してください(関わりが深い人のみ、無理だと判断したら安価下) 前週キャラは危険です 安価下7 933 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 01 54 56.87 ID wdbjKMB40 京太郎「よし、皆とLINEするか」 京太郎 ちーっす 京太郎「……中々既読がつかないな」 返事を返すのは? 0~20 ゆみ 21~40 モモ 41~60 智美 61~80 佳織 81~99 睦月 安価下1 937 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/08(木) 02 01 01.01 ID EidYzE7U0 ゆみ どうした京太郎 京太郎 あ、暇でなんとなく笑 ゆみ もう寝た方がいいぞ、明日は早いからな 京太郎 そうですね、そうします ゆみ (OKのスタンプ) 京太郎 可愛いスタンプですね ーーー ゆみ「///」カァァ ゆみ「しまった……つい……」 ゆみの好感度上昇安価 コンマ判定 安価下1 963 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 01 57 28.74 ID Bn/+NtGm0 [1/5] じゃけん再開 ゆみの好感度が20上がりました 京太郎「……さてさてどうしようか」 京太郎「そろそろ寝るか」 prrrrr 京太郎「ん?電話だ」 自由安価 この週で出会ったキャラのみ 前週キャラは不可 コンマ85~99 は強制的に前週orこの週のヤンデレが選択されます 安価下1 966 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 02 33.89 ID Bn/+NtGm0 [2/5] 京太郎「ん?」 京太郎「もしもし?」 モモ「京太郎さん!」 京太郎「うわ!どうした!」 モモ「いやー暇で暇で」 京太郎「なんだよそれ」アハハ モモ「あはは」 京太郎「それに……まださん付けするのか?」 モモ「ダメっすか?」キョトン 京太郎「いや……なんでもない」 モモ「それなら良かったっす!」 モモの好感度が10上がりました 一日が終了しました 968 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 08 08.56 ID Bn/+NtGm0 [3/5] 好感度・依存度まとめ(基本逃亡劇を繰り広げたヤンデレは依存度max) 宮守 豊音 73 塞 93 シロ 好感度max 依存度143 エイスリン 好感度max 依存度max 胡桃 好感度max 依存度 175 臨海編 ネリー 好感度max 依存度max 智葉 好感度max 依存度max 明華 好感度max 依存度max ハオ 89 ダヴァン 好感度max 依存度101 健夜 好感度max 依存度max 淡 好感度max 依存度136 照 好感度max 依存度147 憩35 阿知賀 憧 好感度max 依存度max 晴絵 好感度max 依存度120 穩乃 33 灼 47 玄 好感度max 依存度106 宥46 奇跡編 小薪 好感度max 依存度155 霞 好感度max 依存度max 初美 62 春 好感度max 依存度111 巴 好感度max 依存度111 姫松(照)編 漫 好感度max 依存度138 由子 好感度max 依存度148 洋榎 98 絹恵 76 恭子 92 郁乃 89 鶴賀 ゆみ 好感度max 依存度104 モモ 95 智美 好感度mas 依存度115 佳織 52 睦月 100 モモへの愛には驚かされるよ 971 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 12 23.98 ID Bn/+NtGm0 [4/5] 京太郎「おはよう」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.登校 2.サボる 3.自由安価 安価下5 977 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 23 45.77 ID Bn/+NtGm0 [5/5] 通学路 京太郎「ふんふふーんふふん」スタスタ モモ「京太郎さん」ヌッ 京太郎「どぅわっしゃあ!」ビクッ モモ「わっ!驚かさないで欲しいっす」 京太郎「こっちのセリフだこっちの!」 モモ「?」 京太郎「いきなり現れてたらびっくりするだろ!」 モモ「あ、なるほど」ポンッ モモ「そ、れ、と。京太郎さんのあだ名考えたっす!」 京太郎「お、いいな」 モモ「えへへ」 モモが考えた京太郎のあだ名は? 安価下3 982 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/10(土) 02 29 29.87 ID 30kl6JUB0 [1/3] モモ「きょーさん」 京太郎「結局さん付けか」オイオイ モモ「今日からきょーさんっす!」 モモ「ずっときょーさんって呼びますからね!」 京太郎「はいはい。分かってるよ」 モモ「きょーさん!」 京太郎「なんだ?」 モモ「早く学校行かないと遅刻するっすよ?」 京太郎「うわぁ!急げ急げ!」ダダダ モモ「急げ急げー!」ダダダ 好感度 上昇 安価 コンマ判定 0~30小 31~60中 61~99大 安価下1
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6447.html
白糸台- 京太郎「さて、入って大丈夫なのか?」 ?「あれ、京太郎!」 京太郎「ん、あぁ大星さん」 淡「淡で良いって、どーせ同じ歳でしょ?」 京太郎「まぁそうなんだけど……じゃあ淡、事務室とかってどこだ?」 淡「え、知らないけど?」 京太郎(こいつアホの類だなきっと、そんなオーラを感じる) ?「そこにいるのは須賀君」 京太郎「さすが、こういう時にヒーローは来るんですね!弘世さん!」 菫「ん?」 白糸台高校・麻雀部- 京太郎「ありがとうございました、助かりました」 淡「それほどでもないよ!」 京太郎「いや、お前なにもしてないだろ」 淡「私がいなかったら今頃変質者扱いだったよ!」 京太郎(いや、それはない) 京太郎「アリガトウ」 淡「なにその言い方!?」 菫「まぁなにはともあれ……」 ガチャ 誠子「遅れましたー」 尭深「どうも、須賀君」 菫「遅れてないぞ、大丈夫だ」 京太郎「どうもです」 尭深「」イソイソ 京太郎「ん?」 尭深「お茶、どうぞ」 京太郎「お、どうも」 照「私も」 京太郎「うおっ!いつの間に!」 照「今だよ京ちゃん」 京太郎「そ、そうですか……」 菫「さて、三尋木さんがまだ来てないが良いだろう……とりあえず打とうか」 京太郎「はい」 菫「三尋木プロの一番弟子、お手並み拝見だな」クスッ 京太郎「あはは、お手柔らかに」 淡「私のダブリーでぶっとばす!」ニッ 菫「くじ引きするから待っててくれ」 京太郎「え、あ、はい!」コクッ 照「私が勝つ」 淡「よし、行くぞー!」 淡「やったー!京太郎を吹っ飛ばす!」 京太郎「なんで目の敵にされてんだよ」 誠子「ごめんね須賀君」 京太郎「あ、いえいえ別に大丈夫ですよ」 照「京ちゃん、お手並み拝見」 京太郎「はい!」 京太郎(どうするか……) 淡(さて、なにしてくるかな?) 誠子(須賀君は三尋木プロの弟子だから、あまり油断できない!) 照(咲には、勝てたのかな?) 京太郎(まぁ、無難だな) 淡(こんなだけど、絶対安全圏とダブリーがあれば!)ゴッ 誠子(さて、こっからどうするか……) 照(咲は……私より強い?) 京太郎(行くぞ衣!)タンッ 淡(なにか来る!)タンッ 誠子(やばっ)タンッ 照(照魔鏡……は、まだ良いか、とりあえず京ちゃんの強さを見たいし)タンッ 京太郎(さぁ、ここからは俺の雀卓だ!)カッ 能力『月海支配(喰)』発動 京太郎(さぁ、あがいて見せろよ!)ギンッ 淡(和了れない!?) 誠子(この能力は、支配系!?) 照(どっかで見た気がする……) 京太郎(さぁ、底を掴ませてもらうぞ!) 効果処理終了 淡(でもこの私がそんな能力に!)ゴゥッ 能力『絶対安全圏』発動 京太郎(塞いでやるよ!)ギンッ 淡(え、感覚が……?) 京太郎(こんなもんだな) 効果処理終了 誠子(つ、使いづらい……宮永先輩が動いていないのが気になる!) 照(能力を封じた?京ちゃんも能力持ちってことだ……) 淡(わ、私の絶対安全圏を塞いだぐらいでぇっ!)ゴッ 能力『ダブリー270°』を発動 京太郎(ここで、発動はしない!) 淡(成功した!ははっ、一回だけだ!) 能力『ダブリー270°』成功:点安価の結果に+25する 誠子(これなら発動した方が良かった?) 照(なんだ、なにかあるみたいだったのに……) 淡(一回しか和了れなかった……あ、ありえないよっ……) 京太郎(ふぅ、接戦だったな)アセ 誠子(能力無しでもここまでできた、けど……須賀君の支配力が異常だった) 照(これは、使わなくても良いかな) 京太郎(さて、次はどうでるか?) 淡(まだまだ……私が京太郎なんかに負けるわけない!) 誠子(どうしようかな、宮永先輩はまた使わないつもり?) 照(今はこれで良い……咲) 京太郎(これは、キツいなっ!)チッ 淡(さっきと比べればこれで良い!私が負けるなんて、こんな奴に!)ゴッ 誠子(淡、負けず嫌いだからなぁ) 照(京ちゃん、麻雀上手くなってるな) 京太郎(咏さん、力を貸してください!)タンッ 淡(また別の!?)タンッ 誠子(くそっ!)タンッ 照(照魔鏡使ってれば良かったかな?)タンッ 京太郎(よし、火力で押し切る!)カッ 能力『迫りくる怒涛の火力(喰)』発動 京太郎(よし、行くぞ!) 能力『迫りくる怒涛の火力』成功:直前とその後二度の和了判定安価が最上位になる 効果処理終了 淡(こんなんじゃっ!) 誠子(動けないか!) 照(ん、さすがに強くなってる……これは次からは本気で行った方が良いかな?) 淡(私がっ、負けるはずない!)ゴッ 能力『絶対安全圏』発動 淡(え、なにっ!?)ゾクッ 誠子(なにっ!?)ビクッ 照(!?)バッ 京太郎(なまじ強い力を持ってるから、そうなんだぜッ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル ブチン 淡(え、なに……今の?)ドクン…ドクン… 京太郎「」ニィッ 照(今の……感覚、は……)ドウヨウ 誠子(宮永先輩が動揺してる!?) 淡(わ、私が負けるわけっ!)タンッ 京太郎「ロン、12000!」ダンッ 誠子(淡が直撃!?) 照「……終わりだね」 菫(なるほど、魔物か……) トップ 京太郎 88+98=186 二着 誠子 62+69=131 三着 照 66+25=91 ラス 淡 29+01=30 京太郎「ありがとうございました」 誠子「あ、ありがとうございました」 照「ありがとう」 淡「……」ウツムキ 菫(まぁ、圧倒的な上を知るには丁度良かった時期だろう) 尭深「お茶どうぞ」 京太郎「お、ありがとうございます!」ニコッ 照「京ちゃん、強くなったね」 京太郎「まぁ、照さんは手を抜いていたようですけど」 照「様子見だよ、今度からは本気出す」 京太郎「そうですか、楽しみです」 照「うん」 ガタッ 淡「……てなぃ……け……なぃ」フラッ 京太郎「ん?」 淡「私は負けてない!私が負けるはずない!」ドクン…ドクンッ… 京太郎「ッ!?」ドクンッ… 菫「淡?」 京太郎(待て淡!こっちに来るな!) 淡「負けてないんだから!」ギンッ 京太郎(くそっ!淡……)チッ 菫「負けず嫌いだな、淡は……」 淡「菫先輩!だって私が本気出してれば京太郎なんて!」 照「でも、負けは負けでしょ?亦野も上手くなったね」 亦野「え、いえいえ!今回は運が良かっただけで……な、須賀君!」 京太郎「あ、え?」 淡「無視すんな京太郎!」ガォ! 咏「はいはい、そこまでー」パンパン 京太郎「あ、咏さん……」 咏「まったく、騒ぎすぎじゃね?知らんけど」 菫「いえ、須賀君の凄まじさを見せてもらいましたよ……女子でも十分に通用するほどの力です」 咏「まぁね、男子学生で大沼プロとまともにやりあえるのなんて京ちゃんぐらいだし、わからんけど」シレッ 尭深(少し過保護っぽいけど)ズズッ 咏「とりあえず、京ちゃんは一回休憩ねー」 京太郎「はい、じゃあ俺飲み物取ってきますよ!」 咏「あ、じゃあみんなの分よろしくねー」 尭深「私は良いから」 京太郎「はい、了解です!」 ガチャッ バタン 京太郎「自販機発見、さて……照さんって昔、ブラックダメだったんだよな」シミジミ 京太郎「あれ、でも他の人って何が好きなんだ?聞いて来れば良かった……あ」 菫「須賀君」 京太郎「あ、弘世さん」 菫「悪いね、せめて買ってくる飲み物ぐらい言っておくべきだった」 京太郎「聞き忘れたのもあるんで」ハハッ 菫「せっかくだ、君の分も奢るよ」 京太郎「いや、悪いですよ!」 菫「他校と言えど上級生だ、先輩らしくさせてくれ」 京太郎「……じゃあ、ありがとうございます」 菫「それでよし」ウム 菫「全部持ってもらって悪いね」 京太郎「いえいえ、せっかくの男手ですしこのぐらいしないと奢ってもらっただけになっちゃいますよ」 菫「フフッ、それはそれでどこかで返してもらうとするよ」 恋愛力80以上によりミニイベント 京太郎「まぁ菫さんぐらい綺麗な人の言うことならいくらでも聞いちゃいそうですけど」 菫「なっ」カァァッ 菫「き、君は何をっ」 京太郎「まぁ男なんてそんなもんですよ」ハハハッ 菫「き、君はいつもそんな感じで……その、口説いてるのか?」 京太郎「え、口説いてなんていませんよ!」アセッ 菫「いや、誰にでも言ってるのだとしたら相当タチが悪いぞ」 京太郎「えっ!?」アラマビックリ 菫(あぁ、なるほど……これが天然ジゴロか)シミジミ ガチャッ 菫「今、戻った」 京太郎「飲み物ですよー」 ガタッ 誠子「なっ!」 淡「えへへ、誠子の飛び!これで逆転成功!」グッ 尭深「……」ドウヨウ 咏「トップ、取られちまったかー」ハァ 京太郎(ハァ、やっぱ覚醒したもんな……こうなるのは当然かぁ) 淡「あ、京太郎!」 プルルル 京太郎「ん、電話鳴ってる、ちょっと失礼」 淡「ちょっと京太郎!」ガオー ガチャッ 京太郎「もしもし」 はやり『あー、京太郎君!さっきなんか感じたけど、絶対に“他の”と闘牌しないようにね☆』 京太郎「え、なんでです?」 はやり『私の時はともかく、まだぶつかる時期じゃないからかな☆』 京太郎(はやりさんの方が先輩だし、色々知ってるし、なにか確かに不味い感じがするんだよな……) 京太郎「わかりました、やめておきます」 はやり『うん、わかってくれればオッケー♪』 京太郎「それじゃこれで」 はやり『はいはーい☆』 京太郎「……若干もったいない気もするけどなぁ」 京太郎(さて、誰かと話しでもするかな) 淡「京太郎、三尋木さんが抜けろってー」ブー 京太郎「まぁ、納得」 淡「麻雀しない?」 京太郎「“傲慢”とはできない」 淡「えっと、なにそれ……“傲慢”って?」 京太郎「そっか、お前はつい最近の俺とあまり変わらないか」ハァ 淡「なにそれ、どういうこと?」 京太郎「まぁそれで良いさ、バカワイイお前が一番だ」 淡「なっ、かか、可愛いとか、なに言ってんの!と、当然じゃん!」カァァッ 京太郎「お前本当に同じ歳か?やけに子供っぽいけど」 淡「この私が子供って!そんなこと言ったら京太郎だってジジ臭いもん!」 京太郎「な、お前なんだとこら!」 淡「菫先輩相手に鼻の下伸ばしてさ!」 京太郎「い、言わせておけばお前!」 淡「なにさ!」 咏「ちょっと二人共うるさいんじゃね?知らんけど?」ゴゴゴッ 京淡「す、すみません」 菫(わ、私相手に鼻の下伸ばしてたのか……)カァッ 咏「そろそろ帰ろっか京ちゃん」 京太郎「あ、はい!」ニモツマトメ 菫「それでは、また会おう」 誠子「今度は勝つからな!」 尭深「今度は打とうね」 京太郎「はい、ありがとうございました!」ペコッ 淡「またねー!メールとかもするね!」ニコニコ 京太郎「おう、お前も元気でな」ナデナデ 淡「~~ッ!?う、うん……」カァッ 京太郎「ん?」 咏「」ムッ 照「じゃあ京ちゃん……全国、個人戦でも来たらまた会おうね」 京太郎「はい!……またな照ちゃん」ニッ 照「う、うん……京ちゃん」ポッ 咏「」イラッ 咏「今日はどうしよっか」 京太郎「ああ、晩御飯ですか……作るか、外食か?」 咏「まぁなにはともあれ、じゃあ誰か誘おうかなー」 京太郎「誰か、ですか」 咏「もしもし、暇だろー?」 健夜『なにその言い方!まぁ暇だけど!』 咏「じゃあさ、家で晩御飯食べない?」 健夜『須賀君いるの?』 咏「いるよー」 健夜『今から行くね!』ブツッ 咏「……30になるまでにっつって、焦ってんな」 京太郎「どうしたんです?」 咏「うぅん、今日は家で食べようか」 京太郎「小鍛冶さんが来るんですよね!じゃあ頑張りますかね!」 咏(……良い主夫になりそうな、知らんけど……絶対渡さねー)グッ 三尋木咏家- 京太郎「さて、料理の時間だな」パッパッ 対応力100のため強制成功 咏「はいはーい」 健夜「お邪魔しまーす」 京太郎「あ、小鍛冶さん!今日は俺の料理ですけど、お口に会えばいいです」ニコッ 京太郎(普段から良い物食べてるんだろうしなぁ) 健夜(す、すっごい……将来有望すぎる……ゴクリンコ) 京太郎「じゃあ食べましょうか!」 健夜「あ、うん!」 咏「京ちゃんの料理はめちゃうまだからねー」 京太郎「では、召し上がれ!」 健夜「うぅーん……」zzz 咏「えへへー……」zzz 京太郎「……これはひどいな」ハァ 京太郎(散々飲んだ挙句に二人して絡んできてそのまま寝る……とりあえず二人を布団に移動させたのは良いけど、また俺はそこらで寝るはめに) 京太郎「気分転換になにかするか……」 京太郎「うん、だが眠いからな寝よう……居間から出てソファに行くか?」 ガシッ 咏「京ちゃん~一緒に寝ようぜ~」ニコッ 健夜「風邪引いちゃうからね~」ニコッ 京太郎(やだ、この二人酔いすぎ……ゴクリンコ) ガバッ 咏「ちゃんと服脱いで寝ないと~」ヒック 健夜「服にしわ寄っちゃうからね~」ヒック 京太郎「き、キャー!」 長野- 咲「ん、絹を裂くような京ちゃんの悲鳴……なんて、そんなオカルトありえないよね!」ニコッ 28日目終了- 29日目- 三尋木咏家- 健夜「」モジモジ 咏「」モジモジ 京太郎「」パクパク 京太郎(朝起きたら俺が真ん中になって二人と寝てて、起きて朝御飯作ったらこれだよ……) 京太郎「あのー」 健夜「あ、こ、これおいしいね!」アセッ 咏「う、うん!さすが京ちゃん!」アセッ 京太郎「あ、はい……」 京太郎(……な、なんだこの状況?) 健夜(わ、私たちもしかしてやっちゃった!?) 咏(こ、これはお嫁に行くしかねーな、京ちゃん!) 京太郎「」ゾクッ 京太郎(な、なんだ今の……) 健夜「それじゃあね京太郎君!」フリフリ 京太郎「はい、また!」 ガチャン 咏(絶対上げないっつーの、わからんけど) 京太郎(さて、この後どうするかな……今日で結局帰るからな) 京太郎「ちょっと散歩でもしてきます、せっかくの東京だし!」 咏「じゃあ私も行くよ、京ちゃんと一緒に歩けるのも今日が最後だし」 京太郎「あはは、そんなことありませんよ」 咏(でも、もう私が教えられることも無いしね……あとはもう一つ喰わせてあげれるものがあるってことかなぁ) 恋愛力80以上のためミニイベント 京太郎「咏さんが望むならずっと一緒に歩きますから」ニコッ 咏「なっ……あ、ありがとう」カァァッ 京太郎「さ、行きますか!」ギュッ 咏(手、手をっ……) 咏「んー気持ちいねー、知らんけど」 京太郎「そうですね、確かに気持ちいい日差しです」 咏「この辺は都会だからね、さすがに暑い日が多いんだけど」 京太郎「あぁ~なるほど」 ??「あれ、京ちゃんじゃないかい?」 声がした方向を見ると、車から顔を出している知り合い。 京太郎「ん?って、トシさん!?」 トシ「驚いたよ、東京に行くとは聞いたけど」 京太郎「いやぁ、俺もです」 咏「トシさんじゃん、なにしてんの?わっかんねー」 トシ「うちの知り合いと少しね……乗ってくかい?」 ??「ちょっと監督、勝手に……」 京太郎「レジェンドだ!赤土晴絵さんですよね!?」パァッ 晴絵「え、私のこと知ってるの?」 京太郎「麻雀やってて阿知賀のレジェンド知らない奴なんてきっといません!」 晴絵「や、やだなぁ照れるよ」アハハ トシ「とりあえず乗りな、昼御飯おごってあげるから」 咏「よっしゃ!乗ろうぜ京ちゃん!」 京太郎「あ、良いんですか?」 晴絵「遠慮しないで、君ぐらいの生徒受け持ってる先生だから、これでも」ニコッ 和食レストラン- 京太郎「あ、個室なんですねしかも和風」 トシ「まぁね、この方が色々と話やすいし……京ちゃんも居て丁度良いね」ニコッ 京太郎「な、なんでですか?」 京太郎(そもそもトシさんの正面に俺と赤土さん二人で並ばされるのも気になる……) 晴絵「私を知ってるなんて珍しいね、今時居ないよ」カンシン 京太郎「いや、だってあの小鍛冶プロに直撃与えた人、それもあんな点数喰らわせた人なんて赤土さんだけですし」 晴絵「あ、えっと……ま、まぁね」アハハ… 京太郎(ん、どうしたんだろう?) トシ「とりあえず、晴絵はともかく京ちゃんと交渉が目的」 京太郎「俺ですか?」 トシ「そう……あんた、今すぐプロに行く気は無いかい?」 晴絵「!?」 咏「!?」 京太郎「え、俺が……?」 トシ「ええ、あんたなら今すぐにでも現役でやっていけるだろうし……男子の個人戦に出ても苦戦する相手も少ない、終わってからでも良い、考えてみないかい?」 京太郎(お、俺が……プロ?) 咏「京ちゃん、無理して答える必要ない」 晴絵「そうだよ、監督も!まだ高校一年生なんですからそんなこと聞いたって!」 トシ「でも、ここで京ちゃんを燻らせておくのももったいないんだよ、それこそ魔物レベルのこの子には……」 「……」 京太郎「……」 トシ(……やっぱり、そっち側かい) 咏(っ!?) 京太郎「っ」バッ 晴絵「ほら、困ってるじゃないですか」 京太郎(や、やばい……口元がっ、今っ……) 咏(京ちゃん、今っ……) ―――笑った。 京太郎「ま、まぁとりあえず……その話に答えることはできませんよ、まだ」 晴絵「そうだよね、監督もいきなりすぎますよ」 トシ「あ、あぁ、そうだね。でも京ちゃん、あんたにはプロという道があるっていうこと……忘れちゃだめだよ?」 京太郎「?はい……」 咏(わかってないか、たぶん県内の男子じゃ京ちゃんの相手にならない……麻雀がつまらないと思う前になんとかしたいってことだね、トシさんは) 京太郎「そう言えば赤土さんって今は先生やってるって言ってましたけど、今はどこに?」 晴絵「私は奈良の阿知賀で教師やってるよ」 京太郎「阿知賀、阿知賀ですか……いやぁ、阿知賀のレジェンドが阿知賀の教師に、ロマンありますね!」 晴絵「あはは、でも団体戦になんとか出れるぐらいで全国に出てこれるかどうかって感じだけどね」 京太郎「レジェンドがいるんですから大丈夫ですよ!」 咏(京ちゃんレジェンド大好きだな)ムッ 晴絵「うん、ありがとう」ニコッ 車内- 咏「あ、そろそろ仕事の時間じゃね?」 晴絵「あ、じゃあ送って行くよ」 咏「悪いねー知らんけど」 トシ「じゃあ京ちゃんはどうするんだい?」 咏「あー新幹線の時間に間に合いそうもないって感じだし、合鍵あるだろうから荷物取って帰っちゃって」 京太郎「了解です」 咏「ごめんね京ちゃん」 京太郎「良いですよ、また誘ってくださいね」ニッ 咏「ん、わっかんねーけどわかった」ニコッ 昼過ぎ- 車内- 京太郎(昼が早かったからまだこんなもんか) トシ「さて、咏も送ったし、京ちゃんの荷物も取ったからねぇ……どうしようか?」 晴絵「んーせっかくの東京だし須賀くん行きたい場所ある?」 トシ「どこでも良いよ」 京太郎「えっとですね……」 京太郎「じゃあ秋葉原行ってみたいですね!なんか楽しそうで!」 晴絵「あーそういえば私も行ったことないなぁ」 トシ「じゃあ行ってみようか」 トシ(雀荘とか言いだしたらどうしようかと思ったけどね) 秋葉原- ガヤガヤ ワイワイ 京太郎「おお、ここが秋葉原!」 京太郎(平日の昼間に人が沢山いる、長野じゃ見れない光景だ!) 晴絵「怪しい行動したら服持っていかれるからね」 京太郎「え!?」 晴絵「いや……その、げ、ゲームの話」カァッ 京太郎「ゲームって、そういうのやるんですね」ハハッ 晴絵「そ、そりゃぁ……あ、ほら須賀くん!メイドさんだよメイドさん!」アセッ 京太郎(思いっきり話題そらした) メイド「どうぞー」つチラシ 京太郎「あ、どうも」パシ 晴絵「可愛いねー」 恋愛力90以上のためミニイベント 京太郎「赤土さん、似合いそうですよね!」ニッ 晴絵「ふぇっ!?わ、私なんてもうアラサーのおばさんでっ!」カァァッ 京太郎「いえ、まだまだ若いですよ!」 晴絵「あ、う……あ、ありがとう」フイッ 京太郎(あれ、顔そらされた……) トシ「私もあと30年若かったら着れたんだけどね」 京晴「!?」 京太郎「そういえばさっきのチラシ……」 晴絵「なに、メイド喫茶行きたい~?」ニヤニヤ 京太郎「いえ、これですよ」 『近年噂のメイド雀荘オープン!』 トシ(まさか、ここまで牌……じゃなくて麻雀に愛された子がいるなんてねぇ) 京太郎「行ってみましょうよ、お茶だけでも良いみたいですし」 晴絵「ん、良いよ!監督は?」 トシ「あぁ、私も行くよ」 京太郎(どうしよう、打つか?) メイド「おかえりなさいませー、ご主人様、打ちます?打ちません?それとも、マ・ア・ジャ・ン?」 京太郎「麻雀で」 トシ「なるほどね、私は見てるだけにしとこうかね」 京太郎「じゃあ赤土さん、打ちましょうよ!」 晴絵「え……あ~……うん、打とうかな」ニコッ 京太郎「よし!じゃあ二人打ちます」 メイド「かしこまりました、あちらの卓でお待ちください、すぐにメイドが行きますので」ニコッ 京太郎(おもち力5……ふん)キリッ 晴絵(す、すごい真剣な表情……) メイドB「よろしくお願いします」 京太郎「よろしくお願いします」 晴絵「よろしく」 モブ「よろしくお願いします」 メイドB「よろしくお願いします」 京太郎「よろしくお願いします!」 赤土「これでメンツはそろったわね、よろしく」 モブ(やっばい、気づいてない?あの男の子気づいてないよね?まさか雀荘であってここでも会うなんてっ……)アセ 京太郎(さて、俺からだ!) 晴絵(これも、リハビリだよね……) メイドB(モブの奴、強いから嫌なんだよねー) モブ(この間は小鍛冶プロ相手にへこまされたけど、今度こそ!) 京太郎(よし来た!)タンッ 晴絵(最近はみんなともやってるし、須賀くんとやることでなにか変わるかもしれない!)タンッ メイドB(うっわー最悪じゃん、ベタ降りだな)タンッ モブ(ていうか今度は赤土晴絵連れてくるとか、この子何者なのさ……まぁ、今日こそ勝つから!)タンッ ゴッ 京太郎(来たぜ!)ドン☆ 晴絵(なに、この感覚!?)ビクッ メイドB(ん、なんかあったの?) モブ(な、なんか黒いオーラが見える……!?)ゾクッ 京太郎(俺の……ターン!)カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎(さぁ、これが俺の運命……ドロー!)キュィーン 晴絵(なに!?) メイドB(え?) モブ(こんな強い感覚っ……ッ!) 京太郎「死者と生者……」スッ 晴絵(これは、なに!?) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」ズズッ モブ(こんなオカルト、見たことないよっ)グスッ 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」グオンッ トシ(やってるよ)ハァ 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 晴絵(ッ!?) メイドB(まるでわけがわからんぞ!) モブ(きゃっ) 京太郎「ターンエンド……」タンッ モブ(くっこのままじゃ!) 能力『ノーネーム』発動 京太郎(能力持ち!?あれ、この人どっかで……) 晴絵(な、なにこれ!?)ゾクッ メイドB(あれ、なんかあんの?) モブ(また、きた!?)ビクッ 京太郎(さぁ、いただきますよ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル モブ(も、もぉっ!) ブチン モブ(え、今……え、できない……)ゾッ 京太郎「」ニィッ 晴絵(なに今の、モブさんからの感覚が無くなった?)カタカタ 京太郎「ツモ……2000・3900!」 晴絵(強っ!私がオカルト使わないにしても、さすがにここまでっ!?) メイドB(モブよりひどい!) モブ(や、やきとり……)ウルウル 京太郎(さて、次は……) 晴絵(なんだか、楽しいかも) メイドB(もうこれ、どうしよ) モブ(か、勝つ!男の子一人に良いようにされない!)グッ 京太郎(よしよし!)タンッ 晴絵(ん、あまりに普通だけど……勝つ!)タンッ メイドB(おっ、良い感じ!)タンッ モブ(あぁもう、どうすりゃいいのさ)タンッ ウルウル 京太郎(喰い足りない……なら、たらふくいただくぜ!)ギンッ 能力『暴食』発動 ※成功判定無し、能力を喰った相手の??を喰らう 晴絵「ッ」ゾクッ メイドB(雰囲気が、重くなった?) モブ(ちょ、ちょっと待ってよ、もう私には何もっ)ウルウル ブチッ ゴリッ バキッ ブチリッ モブ「……ッ!?」 モブ(ぜ、全部……喰べられた……)グスッ 晴絵(須賀君みたいに、私も打ちたい……)タンッ メイドB「」タンッ モブ「っ……」タンッ ウルウル 晴絵(あぁそっか、今まで育てるために打ってたから……その気持ちが前に出てたんだ)ハッ 晴絵(私は、楽しみたいんだ!)パァッ 京太郎「」タンッ 晴絵(ずっと怖がってたけど、私は!)スッ 晴絵「ツモ!4000・8000!」ジャラッ 京太郎「なっ!」 メイドB(オーラスでやられた!) モブ(や、やきとり……)ウルウル トップ 京太郎 64+78=142 二着 晴絵 23+69=92 三着 メイドB 00+72=72 ラス モブ 23+07=30 京太郎「ありがとうございました!」 晴絵「ありがとうございました!」ハレヤカ メイドB「ありがとうございました」ニコッ モブ「あっ、ありがとう、ご、ございましゅたぁっ……」ウルウル メイドB(超涙目じゃん) モブ「っ……」プルプル 晴絵「あー、なんて言えば良いのかわからないけど……私も麻雀―――」 京太郎「麻雀って楽しいよな!またやろうぜ!」 モブ「ひぅっ!?」 メイドB(鬼かこいつ) 晴絵「で、出ようか須賀君」 京太郎「え、まだ半荘しか」 晴絵「これ以上いけない!」グイッ 京太郎「ちょっ!赤土さん!」 マ、マダノミモノ! イイカラ! メイドB「そのさ、元気出せよ」 モブ「ふっ……ううっ」ブワッ メイドB(我慢できずか、いと憐れ) 車内- 京太郎「ふぅ、楽しかったですね!」 晴絵「まぁ私も楽しかったかなぁ」 トシ「おや、晴絵ももう平気なのかい?」 晴絵「まぁ、須賀君のおかげかな?」ニコッ 京太郎「ん、なにがですか?」 晴絵「なんでもないよ、ほら、着いた!」 京太郎「駅ですね、赤土さんにトシさん、ありがとうございました!」ペコッ 晴絵「うぅん、あとこれ名刺……奈良に来るときとか、まぁその他の時でも良いんだけど、メールしてね?」 晴絵(お、男の人にメルアド教えるなんて初めてだっ)カァァッ トシ(初だね) 京太郎「それじゃあ、これで!」 晴絵「うん、またね」 トシ「またおいで」 京太郎「はい!」 新幹線- 京太郎「久しぶりに長野に帰るな……龍門渕の生徒だってこと、忘れそうだなー」トオイメ 京太郎「さて、席はどこだったかな」テクテクテク 京太郎(長野につくまでどうするか) 京太郎「よし、寝よう……グゥ」zzz 自宅・自室- 京太郎「晩飯食べて風呂入ったけど、新幹線で寝たからか疲れてないぞ!」グッ 京太郎「お、メールだ赤土さんにもメールアドレス送っておいたしな、来たか?」 京太郎「あ、小鍛冶さんからだ」 差出人:小鍛冶健夜 本文『昨日はありがとうね、御飯美味しかったよ』 京太郎「おお、小鍛冶さんに褒められた!」 本文『こちらこそ色々お話できて嬉しかったです、俺の料理なんかで良かったらまたごちそうしますよ』 差出人:小鍛冶健夜 本文『うん、またね しっかり休んでね、おやすみ』 京太郎「おやすみなさいっと」 京太郎「次は……モモか!」 差出人:モモ 本文『ゴールデンウィークはどうすごしたっすか?』 京太郎「おう、よくぞ聞いてくれた」 本文『岩手に行った後に東京に行った 色々大変だったよ』 差出人:モモ 本文『へぇ、大変そうっすね! でも羨ましいっす 私も行きたかった!』 京太郎「あぁ~なるほど」 本文『行くなら修学旅行だな 一緒にとまではいかないけど』 差出人:モモ 本文『どうせ私のことなんてみつけてくれないっすよ』 京太郎「……それだよなぁ」 本文『きっと見つけてくれる人がいるよ、諦めるな!』 差出人:モモ 本文『京さんにそう言われるとなんだかそんな気がしてくるっす おやすみなさい』 京太郎「おやすみっと」 小鍛冶家・健夜部屋- 健夜「ま、また京太郎君からメール来た!これは、私にも可能性がある!」グッ 東横家・桃子部屋- モモ「えへへ、京さんからメールっす!」デレデレ モモ「でも、ゴールデンウィーク遊びたかったっす……唯一の友達なんすっから」シュン モモ「まぁ友達からランクアップが目標っすけど!」グッ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかー!」バフン カピー「カピッ!」オイオイ、ヒサシブリジャナイカ 京太郎「眠い……」パチンッ カピー「カピカピ!」ネルナ!カマエ! 29日目終了- 30日目・朝- 京太郎「……今日からは久しぶりの学校だな」 テクテクテク 京太郎「ていうか、色欲の能力ってどうやって制御すれば良いんだ……まぁ全員違うんだし知らないだろうけどなぁ」 透華「京太郎~」ゴゴゴッ 京太郎「うお、透華どうした!?」ビクッ 透華「どうした!?じゃありませんでしょう、まったく!どうして連絡も無しに旅行なんてっ!」 京太郎「そりゃお前、ゴールデンウィークぐらい俺は居ない方が」 透華「っ~~!どうして貴方は!そう!なにも!わかって!ませんの!」 京太郎「なんでそんな怒ってるんだよ!」アセッ 透華「うぅ~!」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼は……」 中庭- 京太郎「ほれ透華」ヒョイ 透華「なっ!?」 京太郎「だって俺の弁当物欲しそうに見てるから……」キョトン 透華「わ、私が……も、物欲しそうにって……」ポワワワワ… 京太郎『物欲しそうにしやがって!』 透華『きょ、京太郎っ♪そんな激しくぅっ♪』 京太郎「どうした透華?」 透華「ひゃっ!?」ボッ 透華「なななっ!なんでもありませんわよ!いいからそれを食べさせなさい!」 京太郎「だから構わないって言ってるだろ、ほれ」 透華(さ、最悪ですわっ……)カァァッ 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 部室- ガチャッ 京太郎「来たぞー」 衣「京太郎久しぶりだな!」バッ 京太郎「おう、久しぶりだな」ダキッ 純「お前だけ旅行なんてずるいぞー!」ガシッ 京太郎「色々大変だったんだよ、まぁパワーアップしたけど」 一「それ以上パワーアップしてどうすんのさ」 京太郎「ぼろ負けしたからな」 智紀「……ごめん、ちょっとなに言ってるかわからない」 京太郎「透華は?」 純「そこで小っさくなってるよ」ナンカシタカ? 京太郎「どうしたんだ?」ベツニ 京太郎「麻雀するか!」 京太郎「透華、歩、衣、麻雀しようぜ!」 透華「え、えぇ、構いませんわ!」 衣「衣の力、思い知らせてやる!」 歩「京太郎、また私をこんなとこに!」 京太郎「よし、やるぞ!」グッ 京太郎(よし、今日はどうするか……) 衣(ふっ、勝たせてもらうぞ!) 透華(あの状態、好き嫌い言っている場合ではありませんものね) 歩(オカルトか……欲しいなぁ) 京太郎(よし、勝機は見えた!)タンッ 衣(これは、酷いな)タンッ 透華(これ、どうしますの?)タンッ 歩(まだまだ!)タンッ 京太郎(やるぞ、モモ!)タンッ スゥ 衣(さて、そろそろ発動しなきゃ……負ける)タンッ 歩(結構良い感じだ!)タンッ 透華(あぁもう、なんか動揺しっぱなしですわ!)タンッ 京太郎(ここからはステルス京ちゃんの独壇場だ!) 能力『ステルス京ちゃん』発動 衣(不味いな……歩が乗ってきている)タンッ 京太郎「ロン!3900だ!」ジャラッ 衣「なっ……リーチ宣言は!」 ハギヨシ「なさっていましたよ?」 京太郎「見えなかったか?」ニッ 直前と次の和了判定を二段階上げ、他の者の点数を3点ずつ奪う 透華(今の、さては新しい能力?) 智紀(データに入れとかないと、ステルス能力なんて直撃は怖い……) 衣(ならば!) 能力『月海支配』発動 京太郎(来たか衣!) 京太郎(塞ぐ!)ギンッ 衣(なっ、牌の支配がっ!?) 京太郎(こんなもんだな) 効果処理終了 歩(なにしてるのかわからない) 透華(私なら……)スゥ 能力『冷やしとーか』発動 透華(来たっ!?)ゾクッ 衣(出たか!)ビクッ 歩(またなんかしてるし……) 京太郎(透華、久しぶりだなッ!)ニッ 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル ブチン 透華(あ……ひんっ!?)ビクッ 京太郎「」ニィッ 衣(喰われたか!?) 京太郎(ん、暴食と違うなにかが……動いた?)ドクンッ… 透華「ぁっ……」ガクッ 純「透華!?」 智紀「!?」 京太郎「お、俺が保健室に連れて行く!さ、透華!」グイッ 透華「ひゃっ!?」 智紀(なんかヤラしい)ムッ 透華「ふぁ……」ハァハァッ 京太郎「よっと」セオイ 京太郎「行くぞ!」 ガチャッ 一「え、透華どうしたの!?」 京太郎「ともかく保健室連れて行くからさ!」ダッダッダッ ガチャン 一「……透華なにかあったの!?」 純「さぁ?」 保健室- 京太郎「大丈夫か、透華」スッ 透華「んっ……はぅっ、だ、大丈夫ですわっ……」ハァハァ 京太郎(とても大丈夫そうには見えないんだが) 透華(ど、どうすればっ……わ、たくしのっ、体敏感になってッ……京太郎のことっ)ハァハァッ 京太郎(やばい、透華って……こう見るとマジで女なんだなって……)グッ 京太郎「あ、あのさ!」 放課後2- 京太郎(部室戻ってきたけど、今日はどうするか……) 京太郎「俺はそろそろ帰るから」 純「おう、そうか」 智紀「気を付けて」 一「透華のことは任せておいてよ」 ハギヨシ「透華お嬢様のこと、ありがとうございます」フッ 歩(あえて京太郎に透華を連れて行かせたんだ、さすがハギヨシさん、できる) 衣「またな!」 京太郎「おう!」 ガチャンッ 京太郎「さて、どうするか……」 京太郎(ん?) まこ「いらっしゃい、今日はどうするんじゃ?」 京太郎「えーっとですね……」 京太郎「麻雀をすることにします」ウン まこ「雀卓は空いとるから、あちらへどうぞ」スッ 京太郎「どうも、飲み物はブラックコーヒーで」 まこ「承りました」 京太郎「あれ、池田さん」 華菜「久しぶりだし……今日はよろしくな」ニッ 京太郎「」ゾクッ 京太郎「は、はい」 靖子「ふぅん、ちょっとは手ごたえありそうか?」 京太郎「よろしくお願いします!」 靖子「ん、よろしく」 ??「よろしくお願いしま……」 京太郎「あ……確か、モブさん」 『モブ』 モブ(な、なんで傷心をいやそうと長野の実家に帰ってきたら……化物がいるのさぁ!しかも藤田プロいるぅ!)ウルウル 京太郎(メイド雀荘にいたのこの人だよなぁ) モブ「よろしくお願いします」フルフル 京太郎「よろしくお願いします、須賀です」 華菜「池田だし!」 モブ「モブです」 靖子「藤田だ」 京太郎(さてどうするか……) 華菜(ちょっとだけ、本気だす!) 靖子(あ、なんだこの感じ……?) モブ(勝てますように勝てますように!) トップ 京太郎 二着 モブ 三着 華菜 ラス 靖子 京太郎(よっしゃ!) 華菜「まぁ、“憤怒”を使わなかったらこんなもんだし」ボソッ 靖子(こいつらどうなってんだ……プロレベル!) モブ(よ、良かった!今回は勝てた、やったよお母さん!)ウルウル 京太郎(池田さんから感じたの、なんだ?) 京太郎(池田さんもモブさんも帰った……) 靖子「嘘だろ、いくらなんでも……」 京太郎「あの」 靖子(うお、化物!) 京太郎「藤田靖子プロじゃありませんか?」 靖子「あ、ああ、私が藤田靖子だ」 京太郎「わぁ、まくりの女王に会えるなんて光栄です!」 靖子(嫌味かこいつ!) 京太郎「いやぁ、小鍛冶さんや咏さんとはやっぱり打ち方が違って勉強になりました!」 靖子(え、こいつあの二人と打ったことあんの?) 京太郎「今日はありがとうございました!また打ってください!」 靖子(……え?) 夜- 自宅・自室- 京太郎「よし、明日は土曜日だな!」 京太郎「今日こそネトマだ!」 一人目 シロ 二人目 レジェンド 三人目 きょーこ 京太郎「お、シロか……レジェンドって赤土さん、じゃないよなぁ……あとは末原さんだ」 シロ:よろしくね レジェンド:よろしくね! きょーこ:よろしくお願いしますー キョータロ:よろしくお願いしますね! 京太郎「さて、やるか」ゴッ トップ 京太郎 二着 きょーこ 三着 レジェンド ラス シロ シロ:さすがキョータロ キョータロ:いやいや、手牌が良かったんですよ レジェンド:それでもそれだけ行けば凄いでしょ きょーこ:羨ましいわーそこまでやれたら私も勝てたんやろうに レジェンド:最近の子は強いねー 京太郎「さて……ん、ウィスか」 京太郎「お、シロからだ……」 シロ:今度はいつくる? キョータロ:そんなに俺に会いたいか、しょうがないやつめ! シロ:で、いつくるの? キョータロ:スルーか、まぁ近々行きたいなとは思ってるぞ シロ:わかった、楽しみにしてる キョータロ:わかんないけどな シロ:ん、またね 京太郎「おう、ログアウトしたか……」 京太郎「おう、レジェンドからだ」 レジェンド:特定した 京太郎「こわっ!」 キョータロ:通報しました レジェンド:えっ キョータロ:冗談ですよ、昨日ぶりです レジェンド:うん、昨日ぶり。良かったぁー キョータロ:まぁお互い名前でわかりましたね、あと打ち方 レジェンド:うん、相変わらず強いねー キョータロ:運がでかいですけどね レジェンド:それこみでもだよ、私もキョータロ君ぐらい強かったらなー キョータロ:十分強いですよ、お世辞抜きで レジェンド:ありがと、まぁ気が向いたら奈良来てくれても良いからね!メールしてくれれば歓迎するから! キョータロ:了解です、おやすみなさい! 京太郎「そういや旅行に行くなら準備しなきゃだよな……過労死しないのはやはり師匠の教育の賜物か!」グッ 京太郎「よし、明日は旅行に行こう!」グッ 京太郎「どこに行くか……」 京太郎「よし、大阪に行こう!」グッ カピー「カピ」マタイエヲアケルノカ 京太郎「よし、今日はたっぷり遊んでやるぞー!」モフモフ カピー「カピッ」ヤ、ヤメテッ! 30日目終了-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/902.html
全国出場してついでに何故か俺も連れてこられた。 そして今、俺は道に迷ってます。 しかも今、目の前に『校庭に迷って入ってきた犬』を見つけた子供のような表情をしたお姉さんがこっちを見ています。 豊音「子供だよー……」 豊音「カワイイ男の子だよー……」 むちゃくちゃ怖いんですけど、この人…… その人が一歩を出してきたので俺は二歩下がる。 5歳くらいの197の身長差はコンパスの開き具合にも現れる。 じりじりと美人のお姉さんが近づいてきて恐怖心を煽ってくるんですけど!? そして堰を切ったかのようにお姉さん突っ込んできた! 豊音「お姉さんの子供になろうよー!!」 何言ってるんだこの人!? そんな事思いながら逃げようと思ったが足が竦んで動けない。 ああ、終わった、多分俺は連れ去られるんだろうな。 そして次の瞬間推定197cmの巨体が110cm台の俺に飛び込んできた。 京太郎「らめえぇぇ!!そんなに大きいの突っ込んできたら壊れちゃうのぉぉぉ!?」 豊音「ゲットー!」 こうしてこのあと捕まった宇宙人のごとく連れられてった俺を、清澄メンバーが救ってくれるのはまた別の話。 ---- 【咲「京ちゃん、私の子供を産んで!」京太郎「」】 京太郎「あれ、俺の耳がおかしくなったかな……」 京太郎「今、咲が俺に子供を産んでほしいって言われた気がするんだけど。」 咲「うん、そうだよ!」 和「あの、咲さん、子供が欲しいなら私が産んでも……」 咲「ガチな淫乱ピンクレズさんはNGの方向で。」 まこ「大変じゃあ!優希と和が息をしとらん!」 咲「私、実はNL派でお父さんとお母さんみたいに男女で家庭を育みたいの!」 咲「だから京ちゃん、私の子供を産んで!」 京太郎「うん、おかしいよね、色々突っ込みどころがあるよね。」 咲「あ、京ちゃん。」 京太郎「あー、咲もおかしい事に気が付いたか。」 咲「ツッコむのは私の方だよ!主に下半身的な意味で!」 京太郎「女の子がそんな下品な事言っちゃいけません!」 京太郎「そもそもどうやって男の俺が子供産むんだよ!?」 咲「ねぇ京ちゃん、iPS細胞って知ってる?」 京太郎「ああ、確か同姓間とかでも子供が出来るってやつ……まさか!?」 咲「アーノルド・シュワルツェネッガーの「ジュニア」の方法でも良いし。」 咲「男と女が協力して出産に取り組むって良いことだよね。」 京太郎「いいか咲、男女で子供を作るんだったら普通女の方が産むものなんじゃないかな?」 咲「え、だって出産って痛いって聞くし……」 京太郎「それを俺にやらせるつもりだったの!?」 咲「京ちゃんが父親ならいいかなーって。」 京太郎「俺はなんもよくねぇよぉお!?」 久「咲、それはおかしいわ。」 京太郎「部長(元)!何とか言ってやってください!」 久「生物学的には産む方が母親よ、だから須賀君は父親じゃなくて母親よ!」 咲「それは盲点でした!」 京太郎「突っ込むところはそこかい!」 咲「さぁ京ちゃん!私の子供を孕んで!」 京太郎「くそ!こんなところにいられるか!俺は逃げるぞ!」 咲「あ、京ちゃん待って!」 ―龍門渕家― 京太郎「ハギえも~ん!」 ハギヨシ「どうなされましたか、京太郎君。」 京太郎「咲が俺のこと孕まそうとするんですよー!」 ハギヨシ「なるほど、よくわかりました。」 京太郎「今の言葉で理解できるんですか、執事ってすげー。」 ハギヨシ「何を隠そう、私も実は既に透華お嬢様の子供を身篭っておりまして。」 京太郎「」 ハギヨシ「妊夫の先輩としてアドバイスなら出来ますよ。」 京太郎「妊夫なんて言葉初めて聞きましたよ!」 ハギヨシ「大丈夫ですよ、男の出産は意外と楽ですから。」 京太郎「ハギヨシさん出産したの!?」 ハギヨシ「既に衣様の子供も産ませていただきましたので。」 ハギヨシ「育児のアドバイスも出来ますよ。」 京太郎「色々とおかしい!」 ハギヨシ「まぁ、京太郎君、少しお茶でも飲んで落ち着いてください。」 京太郎「あ、はい、これはどうも。」ズズズズ 京太郎「あれ、なんか体が……」 ハギヨシ「申し訳ありません、京太郎君。」 ハギヨシ「宮永様から連絡を頂いておりまして、『京ちゃんが行ったら捕まえておいてください』と……」 京太郎「裏切り者ー……」バタンッ 京太郎「はっ!?」 ハギヨシ「お目覚めになりましたか。」 京太郎「も、も、もしかして……」 ハギヨシ「はい、宮永様のお子様をご懐妊されていますよ。」 京太郎「いやー!?」 ―数ヵ月後― 京太郎「ふぅ、よっこらしょ。」ドサッ まこ「あ、こらこら、椅子に座る時はもっとゆっくり座りんしゃい。」 京太郎「おっとと、染谷先輩、すいません。」 まこ「それにしても思ったより腹が出てこんもんじゃのう。」 京太郎「女の人とは腹筋の出来が違いますから、あんまり目立たないんですよ。」 優希「赤ちゃんが窮屈にならないんだじぇ?」 咲「ちゃんとこの間、腹部エコーで見たら順調に育っていたよ。」 和「気持ち悪いですね、早く須賀君は死んでください。」ペッ 和「咲さんの子供を産むのは私一人で十分ですから。」 咲「NL派の私たちに近づかないで原村さん。」 和「苗字呼びに降格しました……」ズーン 京太郎「NLってなんだっけ……」 優希「男女の恋愛の事だじょ。」 京太郎「おかしい、何かがおかしい。」 ―更に数ヵ月後― 京太郎「こんちはー、あれ、今日は和だけか?」 和「ええ、他の皆は帰りました。」 京太郎「そうか。」 和「須賀君、もう臨月でそろそろ産まれる頃ですね。」 京太郎「ああ、そうだな、最初は抵抗があったけど、もう気にならなくなったよ。」 和「前は産みたくないって言ってましたものね。」 京太郎「慣れって怖いな、今は子供が生まれるのが楽しみなんだ。」 和「そうですか、須賀君、非常に腹立たしいので腹パンします。」 京太郎「話の脈絡がおかしい!?」 和「前々から思っていましたが咲さんに須賀君は相応しくありません。」 和「咲さんも子供が死産だったら悲しむでしょうが諦めも付くでしょう。」 京太郎「させるかよ!」バッ 和「ふん!」ガッ 京太郎「うっ!?」 和「とっさにお腹は守りましたか、気持ち悪い。」 京太郎「流石に子供を狙われる訳には行かないからな。」 和「必死にお腹を守って、もう父親気取りですか!」ガッガッ 京太郎「悪いが、子供を産む方が母親って言うらしいぜ?」 和「……本当に気持ち悪い!」ガッ 京太郎「ぐわ!?」 京太郎「ちょ!マジでやばいから!?」 和「知りませんよそんなこと!」 京太郎「だ、誰か助けて……」 和「助けを呼んでも誰も来ませんよ!」 「CAFF!!(コークスクリューアナルフィストファック)」 和「んほおおぉぉぉぉお!?」ドリュリュリュリュ 「危なかった、間に合ってよかった、大丈夫京ちゃん?」 京太郎「あ、貴女は……照さん!?」 照「そう、私だ。」 京太郎「助けてくれてありがとうございます、でもなんで照さんが?」 照「親として子供を守るのは当然の事だろう?」 京太郎「親って……」 照「京ちゃんは咲の子供を妊娠したと思っているみたいだが、実は私の子供なんだ。」 京太郎「ええ!?」 照「咲も既に知っていて、私の子供が生まれた後に産んでもらうつもりのようだ。」 京太郎「マジですか……」 照「因みに私も咲と同じ考えで、両親のようなNLの家庭を育みたい。」 京太郎「突っ込むの疲れた、もうどうにでもなれ。」 カンッ! ---- 【咲「お姉ちゃんが車の免許取ったんだって。」京太郎「へー」】 咲「それで今日お姉ちゃんが家に帰ってきて私たちをドライブに連れて行ってくれるんだ。」 京太郎「もしかして私"たち"って俺も含まれてるの?」 咲「うん。」 京太郎「なんで俺を入れたんだよ?姉妹二人で行けば良いじゃん?」 咲「お姉ちゃんも友達連れてくるって行ってたし久しぶりに二人きりになったら緊張して上手く話せないかなと思って。」 京太郎「なら、和や優希でもよかったろ?」 咲「都合が合わなかったんだよ。」 京太郎「それなら仕方ないか。」 京太郎「でも、こういうのもなんだが咲のお姉さんだろ?」 京太郎「方向音痴のぽんこつとかじゃないよな……?」 咲「そんなことない……と思うよ?」 京太郎「そこははっきり言えよ……不安になるだろ……」 ピンポーン 咲「あ、お姉ちゃんかも?」 咲「はーい。」 照「ただいま。」 咲「おかえり、お姉ちゃん、こちらの人は?」 菫「照と同じ部活をしている弘世菫です。」 咲「白糸台の部長さんですね。」 菫「もう引退した身だがな。」 照「立ち話もなんだし、中に入ろうか。」 照「お父さんから車借りてくる。」 京太郎「あの、弘世さん?」 菫「ええと君は……」 京太郎「あ、咲の部活仲間の須賀京太郎です。」 菫「弘世菫だよろしく。」 京太郎「それでですね、弘世さん……」 菫「なんだね?」 京太郎「咲のお姉さんの運転の腕前ってどうなんでしょう?」 菫「すまないが、私もまだ知らないんだ。」 京太郎「そうですか。」 照「鍵を持ってきた。」 菫「そうか、じゃあ車に乗るとしようか。」 京太郎「そういえば座る場所はどうします?」 菫「どうする?私は別にどこでもいいが……」 照「どうかした?」 菫「いや、どこに座るかをだな……」 照「そう、なら、私は先にエンジンを掛けておくから。」 カチ チッチッチッチ……ブオン! ドゥルルルルゥ…… ---- 菫「おい、照どうした?」 照「いや、エンストを起こした。」 菫「…………」 菫「君のお家の車はMT車なのか?」 咲「えっと、家の車はオートマです……」 菫「」 京太郎「あ、いけね、俺ペットのカピバラの世話しなくちゃ行けないんだった!」 菫「まぁちょっと待とうじゃないか、須賀君。」ガシッ 菫「君のペットとやらは別に親御さんに任せても良いんじゃないのか?」 京太郎「いや、でもカピバラが寂しがっちゃうといけないんで!」 菫「世話なら帰ってからでも出来るだろう!?」 京太郎「いやー!お家帰るー!まだ若い身空で死にたくないですもん!」 菫「私だってまだ若い!君は私たちを見捨てる気か!」 咲「京ちゃん!私たちを見捨てないで!」 照「なにをしているの?早く乗って。」 咲「誰がどこに乗りますか……?」 菫「そういえば事故時に一番死亡しやすいのは助手席と聞いた覚えが……」 咲「あ、私後ろがいいかな!」 京太郎「じゃあ俺も後ろがいいな!」 菫「ちょっとまて!私に前に乗れというのか!?」 京太郎「助手席に座るという事は咲のお姉さんと話すことになるじゃないですか。」 菫「……そうだな。」 京太郎「という事はお姉さんと仲が良い人の方がいい。」 菫「そうだな、それなら妹さん、君はどうかな?会話も弾んで死ぬほど楽しいぞ!?」 咲「いえ!助手席って事はナビゲーターもやらないといけないと思うんです!」 咲「お姉ちゃん方向音痴だし、そして私も方向音痴なので弘世さんが適任だと思います!」 照「座る位置は決まった?」 京太郎「俺と咲は後で、弘世さんが助手席でナビゲーターです。」 菫「くそ!卑怯者!卑怯者!」 京太郎「泣かないで下さいよ!」 照「全員乗った?」 菫「……ああ。」 咲「これから始まるんだね、男塾名物が……」 京太郎「両親に挨拶しとけばよかったかな……」 照「シートベルトはきちんと閉めといてね。」 京太郎「シートベルトが命綱ってどこかで聞いたな……」 咲「命綱ってこんなに頼りなかったっけ……」 照「じゃあ出発する。」 ギギギギギギ 菫「何だ、この音……」 京太郎「咲のお姉さん!サイドブレーキ引きっぱなしです!」 照「忘れてた。」 菫「ヒイィ!?大丈夫か!?おい!?」 照「ちょっとミスをしただけなのに菫は大げさだな。」 咲「お母さんに会っておきたかったな……」 照「それじゃあ改めて出発。」 ブオン! グオンッ 菫「ちょっと待て!スピード出しすぎじゃないのか!?」 照「このくらい大丈夫。」 咲「あばばばばばば!」 京太郎「ヒイィ!?咲!?大丈夫か!?」 照「初めてのドライブではしゃいでるね。」 菫「勘弁してくれ!!」 「照!そっちは一方通行だぞ!」 「咲のお姉さん!対向車!対向車が!」 「お姉ちゃんそっち優先標識あるから!?」 ―――――― ―――― ―― 照「よし、少し休もう。」 照「咲?菫?」 咲・菫「」 京太郎「生きてるってだけで素晴らしいな……」 菫「ジェットコースターって安全だから楽しいんだな……」 咲「おばあさんを轢かなくてよかった……」 照「須賀君、ちょっといいかな。」 京太郎「はい、なんでしょう、咲のお姉さん。」 照「私の事は照でいい。」 京太郎「はい、分かりました、照さん。」 照「……咲が再び麻雀するようになったのは、楽しめるようになったのは君のおかげなんだろう?」 照「感謝している。」 京太郎「いや、俺はただのきっかけですよ。」 京太郎「和や竹井先輩がいなかったらわかんなかったですし。」 京太郎「それに楽しんで麻雀をするようになったのは咲自身がやったことです。」 京太郎「俺は照さんにお礼を言われるほどのことはやってませんよ。」 照「そうか、でも言っておきたいんだ、ありがとう。」 京太郎「その言葉は照さんと咲が元に戻ってから受け取りますよ。」 照「そうだな……」 照「じゃあ休憩終わったらそこら回って帰ろうか。」 咲・菫「!?」 京太郎「そうか、帰り道があるんだった……」 カンッ ---- ガチャ 淡「あれ、スミレ、その子どうしたの?」 菫「ああ、この子は迷子らしくてな、私が一時的に見ているんだ。」 京太郎「いや、あの違うんです。」 京太郎「俺迷子なんかじゃないんです。」 菫「いや君は迷子だ、だから私の膝の上に座りなさい。」ポンポン 京太郎「意味がわかりません。」 菫「良いから座るんだ。」 京太郎「まさかこの歳で女の人の膝の上におつくべするとは……」 淡「おつくべ?」 照「方言で座るって意味。」 照「君、どこの出身?」 京太郎「長野です。」 照「やっぱり私と同じか。」 照「私も弟が欲しかったなー。」 淡「というかボク何歳よ?」 京太郎「15です。」 淡「5歳?」 京太郎「 1 5 歳です。」 菫「5歳ならちょっと背伸びしたいお年頃だろうな。」 京太郎「うわ、この人、話聞く気ないぞ!?」 菫「あ、そういえば大きいボストンかキャリーバッグが持ってきてなかったかな……」 京太郎(この人やべぇ!?) 淡「ね、テルー、白糸台から犯罪者が出そうだよ?」 照「私に振らないで。」 どうする俺!?どうなる俺!? ---- ――東京―― 京太郎「うっす」 咲「遅いよ、京ちゃん!」 和「遅刻ですよ。」 京太郎「いやーわりぃ、大学の講義が長引いてさ。」 優希「しかしみんな東京に集まってるとは思ってなかったじょ。」 京太郎「まったくだ。」 京太郎「咲はお姉さんと暮らす為に、和は親の都合で、そして俺と優希は大学のために上京。」 和「すごい偶然ですね。」 京太郎「で、咲は今どうなのよ?」 咲「優希ちゃん、和ちゃんやお姉ちゃんと同じ大学に通いながら打ってるよ。」 優希「と言ってものどちゃんも咲ちゃんも咲ちゃんのお姉さんもプロだからきついじょ。」 咲「あ、そうそう、この間衣ちゃんに打ったよ。」 京太郎「衣さん元気そうだった?」 咲「前よりパワーアップしてプロと暴れていたよ。」 京太郎「そうかー衣さんもプロなんだよなー、今度長野に帰ったときに打つか。」 咲「あ、京ちゃんその時は私も付いていって良い?お父さんや龍門渕さんとも会いたいし。」 京太郎「おお、良いぞー。」 和「咲さんが行くなら私も……」 優希「のどちゃんが行くなら私も行くじぇ!」 京太郎「あいよー、夏休みに迎えに来てもらおうか。」 京太郎「ただいま、母さん。」 透華「おかえりなさい、京太郎君。」 清澄・龍門渕「「「「!?」」」」 透華「ところで京太郎、何故"女の子ばかりと一緒に"帰省したのかしら?」 京太郎「久しぶりに実家や友達に会いたいって言ってたから連れて来たんですよ。」 透華「友達?本当にそうでしょうか?」ジロリ 咲「ヒッ」ビクッ 優希「~♪」ギュ-ッ 和「…………」ニコニコ 透華「……まあいいですわ。」 透華「まだ品定めには早いですもの。」 京太郎「?」 カンッ ---- ~~♪ 京太郎「あ、一さんからメールだ。」 京太郎「ん~?何々?」 ――――――――― 国広一 件名: 本文: 大変だよ京太郎君!透華が男の人といなくなっちゃったよ! 今、必死で捜索してるんだけど透華の居場所とか知らない!? ――――――――― 京太郎「……ああ、ついに来てしまったか、この日が。」 京太郎「とりあえず返信。」 京太郎「こんなもんかな。」 ――――――――― 京太郎 件名:落ち着いてください 本文: 透華さんからは何も聞いてないからどこにいるかはわかりません。 けど透華さんも子供じゃないんだから大丈夫だと思いますよ。 ――――――――― 京太郎「というか、まぁ大丈夫なんですがね。」 ――数ヵ月後―― ~~♪ 京太郎「あ、今日は純さんからのメールだ。」 京太郎「何だろう。」 ――――――――― 井上純 件名:やべぇよ……やべぇよ…… 本文: 今日、透華が帰ってきたんだけど…… 何か透華が妊娠してるみたいだってよ…… しかも相手が居ないんだよ。 相手、消されたとかないよな? 透華は産む気みたいだぜ。 ――――――――― 京太郎「ああ、やっぱりか。」 京太郎「まぁなんとかなるでしょ。」 ――――――――― 京太郎 件名:透華さんの妊娠について 本文: 透華さんが妊娠ですか、本来ならおめでたい事です。 相手はどうなったんでしょうね…… ただ、透華さんが産む気なら、あの人は意地でも産むでしょう。 その時は透華さんの味方でいてください。 元気な子供が生まれるといいですね。 ――――――――― 京太郎「……なんかこの文章白々しいな。」 京太郎「元気な男の子が生まれると良いな~ってか生まれないと困る。」 京太郎「それにしても俺の父親は一体誰なんだ……」 ――数ヵ月後―― ~~♪ 京太郎「今日は智紀さんからのメールか。」 ――――――――― 沢村智紀 件名:緊急事態 本文: 透華が居なくなったと思ったら、ひょっこり帰ってきた。 しかも身重の体だったのに、戻ってきたらお腹がへこんでいた…… もしかして、堕胎じゃないよね? ――――――――― 京太郎「不安になるような事言わないでくれ……」 京太郎「下手したら俺が消えるから……」 ――――――――― 京太郎 件名:大丈夫だと思います。 本文: 多分ですがどこかで産んだんだと思います。 透華さんは子供を堕せる人じゃないし。 それは家族を大事にしてる透華さんを見ればわかりますよね? だからなんか理由があって、今は子供とは離れているんだと思います。 ――――――――― 京太郎「ん?って事はそろそろ透華さんが俺の事を息子だって気付くのか。」 京太郎「これで透華さんを母さんって呼べるな。」 ~~♪ 京太郎「咲からだ……」 ――――――――― 宮永咲 件名:こんばんは 本文: 明日会わない?優希ちゃんと和ちゃんも来るよ。 ――――――――― 京太郎「OKだ、っと……」 京太郎「あいつら皆して東京に居るんだよなー」 カンッ! ---- 「母さん」 透華「へ?」 京太郎「……あ、その、違くて。」 純「プッ……クククク」 透華「流石に子供産むような歳ではありませんわよ……」 一「あれだね、小学校の時、先生を間違えてお母さんと呼んじゃった的な。」 京太郎「は、恥ずかしい!」 衣「気にするなきょうたろー。」 智紀「きっと誰でも通る道。」 透華祖父(母親なのは間違ってはいないんだが、透華はまだ彼を産んでいないからな。) 透華祖父(……微笑ましい限りだな。) ---- どうしてこうなっておりますの…… 「うーあー」 なんでこんなところに赤ちゃんが…… 「あーあー」 衣「これが赤子か、小さくてかわいいぞ。」 一「おーよしよし。」 純「にしても、どこの子供だ?」 透華「気付いたら私の部屋にいましたの。」 智紀「透華に懐いてる。」 京太郎(あーあの赤ちゃんって……) 透華(未来)「…………」ニコニコ 京太郎(やっぱりいたー……) 京太郎(ってことはあの赤ちゃん、俺かー……) 京太郎(赤)「あーまんま、まんま」ペチペチ 透華「え?」 京太郎(赤)「うー」 純「きっと腹が空いたんだろ。」 京太郎(赤)「あー」ペチペチ 透華「ちょ、ちょっと!?そんなとこ触られても母乳はでませんわ!」 京太郎「俺ちょっと粉ミルクとか探してきます。」 透華(未来)「…………」ニコニコ 京太郎「なんでここにいるんですか……」 透華(未来)「過去の私に子供の素晴らしさを伝える為ですわ。」 透華(未来)「あと、これが粉ミルクですわ。」 京太郎「どうも……」 京太郎(赤)「あー」ペチペチ 純「もう透華の胸を吸わせれば良いんじゃねぇか?」 一「透華、このこ諦めそうに無いよ。」 透華「うっ……」 京太郎(赤)「まんま、まんま」ペチペチ 透華「……わかりましたわ。」 プチプチ ファサ 京太郎(赤)「ん……っく……」チュパチュパ 透華「///」 純「おい、大丈夫か?」 一「この子すごい落ち着いてるね。」 透華「でも、なんでしょう……すごく収まりが良い感じがしますわ……」 智紀「透華が母性に目覚めた。」 衣「衣もしてみたい……」 純「……あー、やめとけ。」 一「衣がやると、ね?」 衣「納得いかないぞ!」 京太郎「粉ミルク哺乳瓶に入れて持ってきましたよーって……」 透華「京太郎?前にも言いましたわよね?」ジロリ 京太郎「すみません!?」 透華「飲み終わりましたわね。」 衣「乳飲み子は飲ませた後にげっぷをさせないとダメらしいぞ。」ドヤァ 純「おーコロペディアとか久しぶりだな。」 透華「こうでしょうか……」ポンポン 京太郎(赤)「……ケフッ」 智紀「出た……」 一「……ねぇ透華、ボクも抱っこして良いかな?」 衣「あ、衣も!衣も!」ピョンコピョンコ 透華「はい、どうぞ。」 一「よいしょ……」 衣「一!どんな感じだ!」 一「これはやばいね……」 衣「やばいのか!?」 一「赤ちゃん抱いてるだけで笑顔が止まらない。」ニマニマ 純「一まで母性に目覚めたか……」 京太郎(赤)「…………」ペチペチ 一「まだ飲み足りないのかな?」 京太郎(赤)「……うーん」 一「あ、ぐずりだした。」 衣「衣があやしてやる!」 一「はい。」 衣「おお、ちっちゃいぞ!」 純「当たり前だ。」 京太郎(赤)「…………」ペチペチ 衣「おお、おお。」 京太郎(赤)「…………」プイッ 衣「衣……何か悪い事をしたか……」ズーン 智紀「今度は私が。」 京太郎(赤)「…………」ペチペチ 京太郎(赤)「…………」ペチペチ 京太郎(赤)「…………」ペチペチ 京太郎(赤)「キャッキャッ」ペチペチ 純「智紀はお気に入りなんだな。」 京太郎(あれ?俺この頃からおもち好きなの?) 透華(未来)「…………」ニコニコ ゴゴゴゴ 京太郎(すっげぇ視線感じる!?) 京太郎(てか、こえぇ!) 透華「……」ムスッ 京太郎(あっちもあっちで何かご機嫌斜めだし!) カンッ ---- すがさんち 衣ver 衣「京太郎!」 京太郎「どうしたの姉さん。」 衣「衣と遊ぶぞ!マリオカートとやらで!」 京太郎「なんでマリカー……しかもスーファミの……」 衣「智紀に何か遊べるものが無いかと訊ねたら貸してくれたぞ。」 京太郎「まぁ、いいか。」 セッティング中…… 衣「よし、出来たな!やるぞ京太郎!」 京太郎「はいはい。」 衣「時に京太郎、これはどうやるんだ?」 京太郎「えーと、ここがアクセル、ここがブレーキ、でここがアイテム使うボタン。」 衣「成る程、わかった。」 京太郎「50ccのキノコで良いか。」 衣「衣はこの亀を使ってみる。」 京太郎「ノコノコかぁ、俺はキノピオでいいか。」 衣「おお、なんか始まったぞ。」 京太郎「姉さん、シグナル出るから二つ目辺りでアクセルだ。」 衣「わかったぞ!」 ピッ ピッ ピー キュキュキュキュ シュイーン 衣「!?」 京太郎「姉さん、ボタン押すの早すぎ。」 衣「いや、それより何で京太郎はいきなり飛び出したんだ!?」 京太郎「これはロケットスタートってやつ、タイミングよくボタン押すと最初からトップスピードで走れるんだ。」 衣「そんな隠し技があったのか……」 暫くプレイ中 衣「おー……」グイーッ ←←← 衣「んー……」グイーッ →→→ 京太郎(これ、やるより姉さん見てるほうが面白いなぁ。) 今日も須賀さん家は平和だぞ。 京太郎「カーブを曲がるとき体が傾くのってなんだろうねあれ」 ---- 龍門渕高校での普通の一日 朝 リムジンに乗って皆で登校。 その後普通に授業を受ける、最近ここの教室の空気にも慣れてきた。 昼 皆でお昼を取る、ハギヨシさん特性の昼食で、文句の付け所がないくらい美味い。 放課後 杉乃さんと一緒に部活に行く。 最初に卓に入ったのは俺、衣さん、透華さん、純さん。 衣さんは俺の上家、純さんが下家、対面は透華さん。 純さんが凄い苦い顔をしていた。 それで結果はと言うと…… 純「だから京太郎の下家は嫌だったんだよ……」4位 透華「キー!全然目立てませんでしたわ!」3位 衣「きょうたろーは腕を上げたな、それ以上に打ち方が厭らしくなったが。」2位 京太郎「この面子でなんとか逃げ切ったー!」1位 智紀「完全に京太郎の作戦勝ちだった。」 京太郎「運が良かったのもありますけどね。」 一「衣と透華が本気を出せてないのを差し引いてもすごいよ。」 衣「トーカやジュンに鳴かせた後に場を凍らせるとは考えたな。」 衣「衣が海底牌を取り損ねたのは久しぶりだったぞ。」 純「余りに流れが来ないからと思って鳴いたら……まんまと踊らされてたわけか……」 透華「くー!悔しいですわ!」 一「透華も能力使えばよかったのに。」 透華「地味だから嫌ですわ!」 京太郎「親跳ツモれてなきゃ、逃げ切れて無かったですよ。」 京太郎「後半ジリ貧でしたし。」 純「よし次だ!次!」 京太郎「じゃあ、俺が抜けま――」ガシッ 純「勝ち逃げなんてゆるさねぇよ?」 一「じゃあ次はボクが入るよ。」 智紀「私も入る。」 で今度の結果は…… 純「京太郎の下家じゃなきゃこんなもんよ!」1位 一「能力を上手く使えなかったんだね。」2位 智紀「下家は不利。」3位 京太郎「」4位 衣「不甲斐無いな、きょうたろー。」 京太郎「返す言葉もございません……」 透華「やっぱりさっきのは漁夫の利でしたのね。」 透華「相性も有るのでしょうが、単純に面前派が相手でしたら雀力が物を言いますわね。」 京太郎「もうちょい能力とかの応用が出来る様になりたいですね。」 透華「雀力を特訓ですわ!」 衣「異能の特訓なら衣に任せろ!」 京太郎「お手柔らかにお願いします……」 カンッ ---- 【シロと鬼子】 シロ「ダルいダルいと思ってたら妊娠してた……」 宮守メンバー「!?」 塞「妊娠したってどういうこと!?」 胡桃「相手は誰!?」 豊音「シロの一大事だよー!?」 エイスリン「アワワッワワ……」 トシ「皆は少し落ち着きな、シロの話をまず聞こうじゃないか。」 塞「そ、それもそうですね……」 シロ「ん、じゃあ少し話すよ……」 シロ「最近妙にダルくて体調が悪い時があってさ。」 シロ「風邪かと思って病院に行ってきたら、妊娠3ヶ月と言われた。」 シロ「以上。」 塞「みじかっ!?」 胡桃「それで相手は誰なの?」 シロ「いないよ?」 胡桃「へ?」 シロ「だって彼氏もそれらしき相手もいないし。」 シロ「そもそも花の女子高生だと言うのに彼氏一人出来ない私に相手なんていなかった……」 胡桃「なんだろう、それ凄く私にも刺さる言葉なんだけど……」 塞「あれ、なんでだろう、私も凄く心が痛いんだけど……」 豊音「お父さんがいないのに赤ちゃんって出来るのー?」 胡桃「そうだよ!?どうして相手がいないのに妊娠するの!?」 シロ「う~ん、ダルい謎だ……」 シロ「未だに"おぼこ"だけど妊娠するとかダルすぎる……」 エイスリン「オボコ?」 塞「エイスリンは知らなくて良い言葉だよ。」 トシ「……シロ、もしかしてあんた、森の社に行ったかい?」 シロ「あ、そういえば一ヶ月前に散歩がてら行きました。」 胡桃「なんでまた散歩なんかに……」 シロ「動いてないせいか、お腹周りがちょっと……」 トシ「はぁ……間違いなくそれだねぇ……」 塞「どういうことですか、熊倉先生?」 トシ「あそこの森にある社は随分古くからあるんだけどねぇ。」 トシ「本来あそこは、子供が中々出来ない夫婦や妊娠中の母親が安産祈願で行く所なんだ。」 トシ「多分のそこの御神体にでも触れたんだろう。」 シロ「そういえば社の中に変な形の石があった。」 トシ「一人で行って、しかも御神体に触れたから孕んでしまったんだろうねぇ……」 塞「どうにかならないんですか?」 トシ「まず、無理だろうねぇ、多分あと2~3ヶ月程で産まれると思う。」 胡桃「それって早くないですか!?」 トシ「一ヶ月前に触ったのに今はもう妊娠3ヶ月、ここまで言えばわかるだろう?」 豊音「赤ちゃんだけに三倍の早さなんだよー。」 トシ「しかも確実に鬼子だろうね、堕ろしたら村や周りに災いが降り、産んだら親を不幸にする。」 トシ「多分古い連中は災いを恐れて産ませようとするだろうね、断ったら村八分、産むとなったら支援される、そんなもんさ。」 塞「まさに八方塞がりですね……」 胡桃「そんな……」 シロ「まぁ頑張って産んでみるよ、自分の蒔いた種だし。」 トシ「わかった、村の年寄りどもには私から話をつけとくよ。」 豊音「私はシロの手伝いするよー!」 一ヵ月後 シロ「妙に腹が減る。」 トシ「なんせ二人分食べないと行けないからねぇ。」 トシ「それも通常の三倍の早さで成長するんだ、そりゃ腹も減るさ。」 エイスリン「シロー!ゴハンモッテキタヨー!」 シロ「あー、日に日に増える重みがダルい……」 塞「体重が?それともお腹が?」 シロ「どっちも。」 胡桃「軽く運動もしといた方がいいらしいよ。」 胡桃「動かないと体に悪いって聞くから。」 シロ「体を動かしたくない……」 胡桃「……豚になるよ?」 シロ「そいつは勘弁。」 更に一ヵ月後 シロ「うっ……」 塞「どうしたの?」 シロ「腹がつっかえて向こうの山牌が取れない。」 豊音「大分大きくなったもんねー。」 シロ「誰か代わりにツモって。」 塞「はいはい。」 また更に一ヵ月後 シロ「そろそろ生まれるかな……」 塞「最近シロ、母親の顔になってきたね。」 シロ「この子生まれるのまだかな?」 豊音「赤ちゃん楽しみだよー!」 胡桃「そろそろ生まれると思うけど……何にしろ3ヶ月で臨月とか気持ち悪い……」 シロ「自然分娩は痛いって聞くけど帝王切開の方がいいかな?」 エイスリン「テーオーセッカイ?」 トシ「お腹を切って赤ちゃんを取り出すことさ。」 エイスリン「シッテル!ハラキリノコトダネ!」 シロ「切腹は怖いな……」 豊音「聞くだけでお腹痛いよー……」 胡桃「麻酔とかするでしょ。」 塞「いや、誰かハラキリを否定しなさいよ。」 無理やりカンッ! ---- ――夜・龍門渕邸庭―― 透華「あら?あれは京太郎?一体こんな時間に何を……」 京太郎「今晩は。」 透華(未来)「今晩は。」 京太郎「今夜もお茶会をご一緒していいですか?」 透華(未来)「勿論ですわ。」 透華「?誰ですの、あの方……」 透華「お母様にも似ている気がしますが……」 透華「それにしても何か楽しそうですわね……」 透華「…………」 透華「それにしても何でしょう、京太郎とあの女が話しているのを見ると……」 透華「こう、何か体の一部を持ってかれたような感じが……」 透華「…………」 透華「何か!何か!すっきりしませんわ!」 透華(未来)「……ふふ。」 京太郎「どうかしましたか?」 透華(未来)「ふふふ、何でもありませんわ。」 カン ---- ――出産後―― 京太郎「かーちゃん、かーちゃん。」 シロ「何……?」 京太郎「腹減った。」 シロ「んー……」モソモソ シロ「何もない……」 京太郎「買い物に行くか!?かーちゃん!?」 シロ「……いや、ちょっと待とう。」 ピンポーン 京太郎「かーちゃん客だ!」 シロ「かーちゃんダルい……京太郎が出て。」 京太郎「わかった!」 京太郎「だれだー!?」ガチャッ 塞「こんにちはー京太郎君、お母さんいる?」 京太郎「かーちゃんは今だらけてます!」 京太郎「そして俺はおなか減ってます!」 塞「あー、もー……仕方ない、ちょっと待っててね、今なんか作ってあげるから。」 京太郎「やたっ!」 シロ「京太郎、誰が来たの?」モソモソ 京太郎「塞おばちゃん!」 塞「おば!?」 シロ「いつもダルいね、塞。」 塞「そこは『いつも悪いね、塞。』じゃないの!?」 京太郎「かーちゃんはいつもダルいからな!」 ピンポーン 塞「あ、誰か来たかな。」 シロ「京太郎、ごー。」 京太郎「だれだー!?」ガチャッ 塞「元気だなー京太郎君。」 シロ「すこしは落ち着きが欲しい、付き合うとダルい。」 塞「シロはもう少し動くべきだよ。」 京太郎「かーちゃん!かーちゃん三号が来た!」 豊音「三号だよー!」 塞「え、なにそれ、三号ってなに!?」 シロ「私一号、塞二号、豊音三号。」 塞「私かーちゃん二号なの!?」 京太郎「かーちゃん二号はいつもご飯食べさせてくれるから二号だ!」 塞「ああ、そういうことなの……」 京太郎「かーちゃん三号はいつも遊んでくれるから三号だ!」 豊音「ありがとー!」 塞「エイスリンと胡桃は?」 京太郎「四号とクルミだ!」 塞「なんで胡桃だけ名前……」 京太郎「クルミはかーちゃんって感じじゃないから!」 塞「……熊倉先生はどうなのかな?」 京太郎「あれはばーちゃん!かーちゃんとは別!」 塞「そうかぁ、皆何食べたい?」 豊音「なんでもいいよー。」 シロ「おいしいもの。」 塞「なんか困る返答だなー。」 京太郎「三号かーちゃんのご飯は何でも美味いぞ!」 塞「ありがとう、京太郎君。」 カンッ ---- 透華「…………」 優希「…………」 和「…………」 咲「……あの?」 透華「どうかしましたかしら、宮永さん?」 咲「どうして私たちはここで麻雀を打ってるんですか?」 透華「ええ、まぁ、当然の質問ですわね。」 透華「龍門渕の人間と「お付き合い」する方を良く見ておきたいのですわ。」 和「すg……京太郎君の交友関係の調査……っと言ったところですか……」 透華「大別して言えばその通りですわ。」 透華「京太郎は我が龍門渕家の次期当主ですわ。」 透華「なので、集る女を追い払わないといけませんですもの。」 咲・優希・和「……成る程。」 和「でも、それなら別に私がいなくても……」 透華「ついでですわ。」 和「はぁ……」 透華「それでは京太郎についてお聞きしたいのですが。」 透華「京太郎は普段どんな感じですの?主に女性関係で。」 一「どう思う、純君?」コソコソ 純「明らかに品定めって奴だと思うぜ。」コソコソ 智紀「お嫁さん候補……私も立候補してみようかしら……」コソコソ 純「やめとけやめとけ、あんな相手達に生半可な気持ちで勝てるわけない。」 一「本当にね~。」 純「でも、京太郎が次期当主になるとはな~。」 一「最近、透華が京太郎君を養子に入れ直したって話だからね。」 和「京太郎君はそこそこモテますね。」 優希「顔は中々いいし、麻雀もそこそこ強いしな。」 咲「気遣い出来て、面倒見がいいし……」 和「更に龍門渕家の御曹司ということで結構女の人が寄ってきますね。」 咲「でも京ちゃんはそういうの気にしてない感じだったよね。」 透華「ふんふむ。」 透華「で、貴女達の中で京太郎に想いを寄せているのは誰ですの?」 優希・咲「!?」 和「……誰なんでしょうね。」 和「私としては少し複雑です。」 カンッ ---- 完全IF 透華「ということで私の苦労を知ってもらうべくタイムマシンを用意しましたわ。」 京太郎「え、なにそれ聞いてない。」 透華「つべこべ言わずにゴーですわ!」 京太郎「うわ!?なにすんですかー!?」 京太郎「いてて……一体どこなんだよここ……」 「あのー?だいじょうぶですか?」 京太郎「あ、大丈夫です。」 京太郎「それより、そのここはどこですか?」 「茨城ですよ」 京太郎「茨城!?」 京太郎「てか、貴女小鍛治健夜プロ?」 健夜「え、プロではないですけど。」 京太郎「若い!というか今何歳だ!?」 健夜「え……17です……」 京太郎「十数年前かよー!?」 健夜「えっともしかしてお困りですか?」 京太郎「帰る家がどこにあるかわからない状態です……」 京太郎(透華母さんはどうやってたんだよ……) 健夜「大変ですね……そうだ!家に来ませんか?」 京太郎「流石に悪いですよ……」 健夜「大丈夫です!困っている人を放っては置けませんから!」 こうして俺は半ば強引に健夜さんに連れられて居候になった。 数年後のこととかは敢えて言わない。 色々有ったとしか言わない。 もう直ぐ俺も父親かー…… カンッ ---- 忘れられないと言う事は生き辛い。 記憶が、思い出が沢山あるだけ、その思い出や記憶に引きずり込まれてしまう。 そうとわかっていても、私は割り切れなくて、ついに長野に来てしまった…… 知り合いのプロに頼んで同行させてもらった。 まず彼の家に行った。 そこには人は居なかった…… この世界の彼は、私が知っている彼とは違う道を歩いているのだろうか…… 数少ない手掛かりも心許無い状況になってしまい、途方に暮れそうになる。 そんな時、彼の家に尋ね人がやってきた。 清澄の彼が気にかけていた女の子だ。 彼女に訊ねたら彼は龍門渕という家に行ったらしい。 やはりここの彼は、私の知っている彼とは歩んできた道が違うみたいだ。 それから彼の身請け先のことを調べつつ数日が経った。 その間は知り合いの家に泊めてもらっていた。 そしてある日、龍門渕家に近い公園を巡っていた時、偶然だがブランコに揺られている彼を見つけた。 「あ……京太郎君……」 思わず声が漏れた。 だが、彼に会うべきか否か、迷っていた。 「小鍛治プロ?もしかして彼がそうなんですかー?」 「……うん。」 「でも、私の事覚えてないかも知れないし、なにより……」 「なにより思い出して彼を苦しめる事になったら……嫌だもの。」 「思ったより小鍛治プロはチキンですねー。」 「う……」 「でも私なら彼とコンタクトを取ってもノープロブレムですよねー?」 「たしかにそうだけど……」 「じゃあ、行って来ますねー。」 そう言って彼女は行ってしまった。 もし彼が他の彼の記憶を持っていたら、私の事を覚えているのだろうか。 家族として居た記憶、思い出、そんな懐かしくも煩わしいものを背負っているのだろうか。 でも彼が覚えて無くても、私は覚えているだろう。 それは私にとって…… 捨て去れない…… 忘れきれない…… あまりにも美しくて大事なものだから…… そんな事を思っていると彼女が戻ってきた。 「若干出会いに怪しまれましたがノープロブレム。」 「会ってトークしてきましたが、多分小鍛治プロの思っているような彼ではないと思いますねー。」 ああ、やっぱりそうか。 あの京太郎君は、私の知っている京太郎君じゃなかったんだね。 この世界に他の京太郎君を知っているのは私だけなのかな…… 「一応私の電話番号渡しましたが彼から連絡来たら伝えますかー?」 「ううん、大丈夫。」 「ありがとね、良子ちゃん。」 「いえいえ、ノープロブレムですよー。」 「ねぇ、良子ちゃん。」 「なんでしょう?」 「あの京太郎君とは別に京太郎君がいるって言ったら信じる……?」 「まぁ、私の体質上否定しきれないですねー。」 「大切な思い出を忘れられないのって辛いね……」 「……大人なら、割り切らなきゃ行けない事もありますよね。」 「……うん、そうだね。」 もう長野には来ない。 来てはいけない。 次にここへ来れば彼と会いたくなるだろう。 会ってしまったら彼に迷惑が掛かる。 だから、もう、ここへは来ない。 でも、もし、彼が偶然私と会うことがあるなら…… その時は、頼れるお姉さんでありたいな…… カンッ ---- 「時にきょうたろー。」 それはオカルトの特訓をしていたときに言われた。 京太郎「はい?どうしたんですか衣さん。」 衣「明日は母の日らしいな。」 京太郎「……そうですね。」 衣「きょうたろーは何か贈らないのか?」 京太郎「衣さんが知っている通り、俺の母親は……」 衣「亡くなった方のではない。」 京太郎「……知っていたんですか。」 衣「時折来る女を見て、何となくだが、な。」 衣「前の赤子の件もあの女の仕業であろう?」 京太郎「まぁ、そうなんですが……」 京太郎「何となく憚られて……」 京太郎「それに、俺には家族がいますし。」 衣「あの女もきょうたろーにとって家族だろう。」 衣「衣たちに気を使う必要はないぞ。」 衣「それに衣たちも母君に会いに行くしな。」 京太郎「そう、ですか。」 京太郎「……俺も何か贈るかな。」 ――翌日―― まだ新しい色を放っている墓石の周りを軽く掃除したあと、花を供えて手を合わせる。 うん、やっぱり仏花よりカーネーションだよな、母の日なんだから。 もうちょっとで一周忌だからそのときまた来るよ。 ――龍門渕邸・夜―― カーネーションの花を持って庭へ向かう。 今はもう来るかどうかわからない人となってしまったが、未来から時々透華さんが来る事がある。 今夜たまたま居れば渡すし、居なければいつものところに花瓶を持ってきて活ければ良い。 見覚えのある金髪が風で靡いていた。 透華さんだ。 俺は手に持った花を想いと共に彼女に渡した。 京太郎「今晩は、これをどうぞ。」 透華「あら今晩は、これは……カーネーションですわね。」 京太郎「ええ、母の日といえばこの花ですから。」 透華「そうですわね、でも何故私に贈るのですの?」 あ、しまった。 この透華さんはこっちの透華さんだったことに今更ながらに気付いた。 京太郎「日頃の透華さんを労うために買って来ちゃいました。」 透華「そうですの、ならこれは有り難く受け取っておきますわ。」 透華さんはクスクスと笑いながら花を眺めていた。 まぁいいか、同じ人だし、何より苦労しているのは間違いではないのだから。 そういえば買うときに見たんだが。 赤いカーネーションの花言葉って「純粋な愛情」とか「母の愛」だって書いてたな。 他の意味も含まれているならまだ透華さんは自分が母親だって気付かないんだろうな…… カンッ ---- 完全IF 雅枝「あんたー!あんたー!」 京太郎「」 何故俺が今絶句しているかというと。 透華「オーホッホッホ、この男は私達が頂きますわー!」 母親が俺をタイムスリップさせたあと雅枝さんと家庭を持ったら。 「帰りますわよ。」 と、言われました。 雅枝「あんたー!カムバーック!」 京太郎「雅枝のりのりやんけ……」 そんなこんなで元の時代に強制送還されたんだが…… 更に今絶句しております。 何故なら今…… / `ヽ , -‐=f- 、!ハ / .`ヾ . , i / /i _」 ,ハ .」_ ハ . .`トi、 // 7´「 ハ | ! }.`メ;. .iミ \ { { .{ i ト,x=テ \i テミ=x! ;} iヾ }、 ジ ゞ= 八 .i .廴ノ .乂,ノ厶イ ノノ . | . ((i | 、、 、、 i. |;イ .}. | ` i ! 、 △ /! ! .| /i i . リ ` ュ--‐t " .リ i / リ / \/ヽ_ // r "´{._人_.} ` イ / i 《从》 i | / .! || l .! 女の子にすっごい見られているから! 京太郎・洋榎(何か見たことある顔だ(や)なー) 絹恵「お姉ちゃんどうしたん?」 洋榎「あんなー絹ー、ちょっと見覚えがある顔やなーと思て。」 絹恵「?」 洋榎「浩子なら知っとるやろか?」 京太郎(浩子?どっかで聞いた覚えがあるな……) 京太郎(ああ、そうだ姪の名前と同じだ。) 洋榎「あ、ついでにおかんもおったら呼んで来るわー。」 絹恵「あ、お姉ちゃん!?」 絹恵「えー……」 京太郎「えっと……」 絹恵「どうしてこんなんなったんやろね。」 京太郎「あはは……」 京太郎「あ、名前を聞いても良いですか?」 絹恵「あ、はい、うち、愛宕絹恵っていいます。」 京太郎(愛宕?すっげー聞き覚えが……) 絹恵「んで、さっきのがうちのお姉ちゃんの愛宕洋榎です。」 京太郎(ひろえ!?俺の子供と同じ名前じゃん!) 京太郎「あの……もしかして、君たちのお母さんの名前って雅枝とかって名前じゃ……」 絹恵「あーうちのお母さんと知り合いですか……やからお姉ちゃん見覚えあるって言うてたんやねー。」 京太郎(あれ?俺拙くね?今更どんな顔して雅枝に会えば良いんだよ!?) 絹恵「あの……汗すごいですよ?」 京太郎「あ、俺、急用があるんで……」 絹恵「あれそうなんですか?家のお姉ちゃんが無理やり引きとめてしもたんですね……」 京太郎「まぁ、その、後で伺いますんで……」 絹恵「なら、またあとでー。」 京太郎(そうか……あの子達が俺の娘か……) 京太郎(絹恵の方はあの時お腹の中に居た方か、てことは今三年か?) 京太郎(で、赤い方は洋榎か……大きくなったな……) 京太郎(実年齢1才差の娘は戸籍上年上の娘になるのか……) 雅枝「ん?」 京太郎「え?」 雅枝「…………」 京太郎「」 雅枝「あんた……今までどこにおったん?」 京太郎「いやその……」 雅枝「…………」 京太郎「拉致られてました……」 雅枝「うん、そんなもん知っとるわ、うちの目の前やったからな。」 京太郎「うん、そうだね……」 京太郎「大変だったよな……」 雅枝「……実はそんなでもないんやで?」 京太郎「……え?」 雅枝「お義母さんが事前に養育費とか色々手ぇ回してくれとったから。」 京太郎「はい!?」 洋榎「あ、おかん!こんなとこにおったんか。」 絹恵「あれ……さっきの人……」 雅枝「ああ、ひろにきぬ。」 雅枝「この人はな……」 京太郎「…………」 雅枝「あんたらのおとんや。」 洋榎・絹恵「…………」 京太郎「…………」 洋榎「おかん、冗談キツイわー……おとんはうちが小さい頃にショッカーに改造された言うてたやん。」 京太郎「それ、信じるのどうよ……」 絹恵「それにどうみたってうちらと同じくらいの年やし……」 絹恵「あ、お母さん、もしかして新しいお父さんとかそういう意味なん?」 雅枝「あんた実の娘たちに言われたい放題やで。」 京太郎「おれはこの瞬間に対する心の準備はしてきたッ!だがやはりドス黒い気分になるぜ!汗がふき出すッ!」 洋榎「え?いきなりなんなん?」 京太郎「ちょっとお父さんブルーになっただけ……」 洋榎「あんた面白い奴やなー!」バッシバッシ 京太郎「あだだ!?」 カンッ ---- 「井上さん。」 突如オレに声が掛けられる。 聞きなれた声だった。 「ん?あ、ヨッシーどうした?」 「んん、ここはどこで、貴女は今何者ですか?」 あ、ついやっちまった…… 仮にもオレは今、龍門渕家の仕事服を着ているんだった。 ---- 純「……失礼しました、萩原さん。」 純「それで、ご用件はなんでしょうか。」 ハギヨシ「大変結構です。」 ハギヨシ「それで今、お客様にお茶と菓子をお運びしようと考えていたのですが。」 純「今清澄の大将が来てるんだっけか。」 ハギヨシ「つまり私が申したい事はですね……」 純「オレが――」 純「私がお客様にお茶を出せば宜しいのですね?」 ハギヨシ「よろしくお願いします。」 純「承知致しました。」 ---- ノックをして衣の部屋に入る。 「失礼致します。」 「お茶とお菓子をお持ちしました。」 なんか京太郎と宮永のやつ驚いてやがった。 ---- 京太郎「どうしたんですか?純さん、熱でもあるんじゃ……」 純「しばくぞコラ。」 純「今のオレはお仕事モードなんだよ。」 京太郎「ああ、それで。」 純「ほれ、お茶と菓子だ。」 咲「あ、ありがとうございます。」 純「じゃ、オレは仕事に戻るから何かあったら言ってくれ。」 衣「純、その前に打っていかないか?」 純「この面子の中に入れって言うのかよ……」 衣「何か問題でもあるのか?」 純「いやさぁ……うちの大将に、清澄の大将、そしてオレの天敵……」 純「どう考えても……」 京太郎「まぁまぁ、とりあえず打ちましょうよ。」 咲「麻雀って楽しいですよ!」 衣「さぁ!衣たちと打つのだ!」 純「……あいよー。」 結果はお察し。 戻る最中、国広君と会った。 一「あれ?純君どうしたの?」 純「衣に捕まって雪月花と打たされてた……」 一「雪月花?なにそれ?」 純「雪は京太郎、月は衣、花は宮永のことだよ。」 一「……ああ、成る程ね、随分風流な言い回しだね。」 純「ロマンチックだろ?」 一「確かに、純君って意外と乙女チックだもんね。」 純「意外は余計だ、意外は。」 一「それでそんな乙女チックな純君に質問です。」 純「なんだよ。」 一「恋とかしてないの?」 純「はぁ!?」 一「いやだって、ボク達花の女子高生なのに浮いた話がないじゃん。」 純「いやだからって何でオレに振るんだよ。」 一「ボクの女の子センサーによると純君が恋してるって反応を捉えたんだよ。」 純「捨てちまえ、そんなもん。」 一「で、実際のところどうなの?」 純「知らねーよ。」 一「好きな人の特徴だけでも!」 純「絶対教えねー。」 一「『教えない』って事は居るんだね!?」 純「!」 一「ねぇねぇ?どんな人?」 純「おら、さっさと仕事にもどれ。」 一「ちぇ~、折角聞けると思ったのにー。」 純「ったく、からかいやがって……」 一「あ、そうそう。」 純「ん~?」 一「ボクは応援してるからね?」 一「だからいつでも相談に乗るよー。」 純「余計なお世話だっての……」 純「物好きな奴もいるもんだな。」 純「にしても国広君の女の勘も馬鹿にできねぇな。」 実際、オレは恋に近い事をしている。 恋と言っていいのかわからない、憧れにも尊敬にも似た感情。 こんなオレにもそんな風に想える相手ができた事自体不思議だ。 多分告白しても相手は大人、オレは子供。 上手い事、諭しながらやんわり断るんだろうな。 あの人はオレの事を見ていないのは知っている。 女としてみていない、それはやっぱり女らしくない体格だからだろうか。 それとも男勝りの性格だからだろうか。 そのほかに何かあるのだろうか……例えば好きな人とか…… あの人を、振り向かせたい。 でも、出来ないだろう。 俺にはそんなの似合わないと思っているからだ。 オレは、素直になれないオレが恨めしい。 例えあの人に告白してもしなくても、あの人を忘れる事はできないだろう。 この体に染み付いた作法は。 この手に染み付いた技能は。 全てあんたがオレに教えてくれたものだから…… カンッ ---- ASSASSIN S CREED -Sideモモ- ~現代最後の女アサシン~ それは突然のできごとだったっす。 怪しげな男たちに囲まれた先輩と私は死を覚悟するまで追い詰められていたっす。 先輩は震える体で怪しげな男たちから私を庇っていたっす。 どうやら見てはいけないものをみてしまったらしいっす…… 私たちは恐くて目を瞑ってたっすけど、男たちが変なうめき声をあげたっす。 恐る恐る目を開けたら、そこには……白いフードから幽かに金髪を覗かせた青年が立っていたっす。 それが師匠とのファーストコンタクトっす。 師匠からの教えられた心構えは3っつっす。 1つ、汝の剣を罪無き者に振るうな。 つまりこれは無関係な人は巻き込むなってことっす。 2つ、我等の力は鞘の中の刃。 不用意に力を振るってはならない、また、私たちの存在は覚られてはならないってことっす。 3つ、兄弟を危険に曝す無かれ。 これは一番重要で、仲間を危険にしたり見捨てたりしたらいけないってことっす。 最後に師匠の口癖っす。 「真実など無く、許されぬことなど無い。」 だそうっす。 ---- ――清澄―― 豊音「たのもーだよー!」バターン! 豊音「京太郎君はいるかなー?」 京太郎「ああ、また来た……」 照「案の定だったね。」 咲「お姉ちゃん……」 健夜「あーあー、家の弟はなんでこんなたらしに育ったのか……」 京太郎「ちょ!?俺はたらしじゃないですよ!?」 咲・照「え」 京太郎「何それ酷い!」 健夜「よし、話なんていい。」 健夜「京太郎君が欲しくば、卓に着きなさい!」 京太郎「え!?なんで!?」 咲「なんでいきなり麻雀なんですか!?」 健夜「ふふん、かわいい弟がどこの馬の骨ともわからない女にはあげられないよ!」 照「そういうことなら話は早い、誰が京ちゃんに相応しいか見せてあげる。」 豊音「京太郎君をおっかけるよー!」 健夜「三食昼寝付けてくれる弟はやらないよ!」 京太郎「姉さん本音が出てる!」 久「なんか大変なことになったわね。」 京太郎「竹井先輩すごい「面白くなってきたー!」って顔してますよ!?」 久「気のせいよ!」ウキウキ 京太郎「もうやだー!?」 ――30分後―― 健夜「ふふふふ、貴女達にそう簡単に弟は渡さないよ!」 照「京ちゃんの心は力づくでも奪ってみせる!」 豊音「引き下がる気はないよー!」 咲「えー……えー……なにこれー……」 健夜「あれ?そういえば京太郎君は?」 久「あー彼ならちょっと前に用事で出ましたよ。」 豊音「あ!?」 咲「どうしたんですか?姉帯さん。」 豊音「シロ途中で置いてきたの忘れてたんだよー!?」 照「…………!?」 照「やられた!とんだ伏兵が残ってた!」 豊音「シロに電話かけるよー!?」 ―――――― ―――― ―― シロ「京太郎の背中は落ち着くな……」 京太郎「シロさん……送り迎えくらいしますから……せめて豊音さんと来たならそのとき呼んでくださいよ……」 シロ「いいじゃないか……ダルかったんだもの。」 京太郎「みつを風に言ってもダメです。」 ブーブー シロ「ん……」 京太郎「電話ですか?」 シロ「……間違い電話。」 京太郎「そうですか。」 シロ「んじゃ次は京太郎オススメのデートスポットに行こうか。」 京太郎「はい?なんでまた……」 シロ「気にしたらダメ。」 ピロリロリーン♪ 京太郎「今度はメールですかー?」 シロ「迷惑メールだった。」 京太郎「そうですか。」 豊音「シロが応答しないんだよー!?」 シロ「だから言ったのに、「今はダルいけど、ヒロインの座をいつか奪うかもよ?」って……」 京太郎「なんか言いました?」 シロ「なんでもない。」 ---- 純「京太郎、よくやったじゃねぇか。」 一「去年なんて県予選突破すら出来なかったのに、今回3位とかすごいよ。」 透華「一位じゃないとか目立っておりませんわ!」 京太郎「厳しいなー……」 衣「きょうたろーの実力からすればここまで来るには厳しい道程だったろう。」 衣「堅実な打ち回しをしながら、策を弄し、相手の力を計り、自身と相手の力をうまく使ったな。」 智紀「流石に一位はとれなかったけど、凄い事。」 京太郎「智紀さんが対策手伝ってくれたおかげでもあるんですよ。」 京太郎「運や巡り合わせがよかったのも大きいですがね。」 透華「京太郎、次は一位を狙うんですわよね?」 京太郎「……もちろんです!」 ---- 洋榎「浩子ー、応援に来たでー。」 浩子「いらんわ、んなもん。」 浩子「てか誰?その男。」 洋榎「うちのおとんやてー」 浩子「はぁ?」 泉「流石に意味不明ですね……」 京太郎「あはは、どうも……」 浩子「というかおばちゃんの旦那っておばちゃんに子供を二人も孕ましておいて別の女と蒸発した最低の屑野郎やん。」 京太郎「畜生……!伝え方に悪意があるけど事実が事実だけに反論出来ねぇ……!」 雅枝「あーあんたら何やってんの。」 京太郎「あ!?助けて雅枝!」 雅枝「う……人前ってか教え子の前で呼び捨てにすんなや!」バシィッ 京太郎「イッタ!?」 泉「監督が顔が真っ赤っかになっとる!?」 洋榎「おかんが真っ赤とか初めてみたわ……」 雅枝「あー浩子、信じられんとは思うけど、これウチの旦那や、ほれ、昔の写真。」 浩子「冗談きついわー……!?」 浩子「え!?まじですか!?てか年とって無いやん!?」 浩子「この男子がウチのおじちゃん!?」 京太郎「あーはい……どうも、最低の屑野郎です……」 浩子「あの、なんか、すんませんでした……」 京太郎「まぁその、事実っちゃ事実ですし……」 浩子・京太郎「あは、あはははは……」 泉「なにこのアウェー感……うちどないすればいいんや……」 カンッ ---- 今から少し咲との話をしようと思う。 何年か前の話だ。 久「そう、お姉さんと一緒に東京に住む事になったのね。」 咲「……はい。」 久「それじゃ今から咲の送別会をやるわよ!」 久「送別会までに良い人呼んであげるから。」 送別会が始まった、和ちゃんは泣きながら優希ちゃんも元気一杯に楽しんでいた そんな時一人が尋ねてくる。 京太郎「こんにちは。」 咲「京ちゃん?龍門渕にいたんじゃ……」 京太郎「お姫様の為に飛んできました。」 咲「え?……うふふ、変な京ちゃん。」 京太郎「とりあえず思いっきり楽しもうぜ?」 咲「うん!」 やがて私の送別会が終わり皆、帰宅の準備し始めた。 帰り道、私を送ってくれた京ちゃんに、思い切って言ってみる。 「京ちゃん、明日……一緒に街を回ってくれないかな?」 「ここでの事を覚えておきたいから……」 「おいおい、俺に学校休めってか?」 「……一生に一度のお願い、京ちゃん。」 「そんな顔すんな、断るわけがないだろ?」 「うん、そうだよね……」 「オシャレして来てね。」 「そっちこそちんちくりんのまま来るなよ?」 「もー!失礼だよ京ちゃん!」 明日は京ちゃんとデート…… いっぱいおめかししないとね…… 美容院に行って髪を整えて来よう。 お気に入りのこのピンクのスカートに、前に京ちゃんがプレゼントしてくれたこの髪飾り。 「咲の得意な嶺上開花だから花なんだ」って…… ちょっと安直過ぎない?でもとても嬉しかったんだよ。 今日は咲とのデートだ。 今日で最後になるかもしれない。 だから咲との思い出を一杯作ろう。 いつもと違う感じの髪型にしてみよう。 服は……ジャケットと、咲から貰ったアクセサリー。 俺の趣味とはちょっと違うけど、凄く大切なものだ。 さぁ、準備は出来た、お姫様より早く待っていないとな。 少し早く着いてしまった俺は髪の毛をいじりながら咲を待つ。 咲は今日どんな格好をしてくるのだろうか。 俺は少し緊張しながら時計を見る。 待ち合わせまでまだ二十分も有った。 「早く来すぎたか」と内心の浮かれ具合に辟易していると咲がやってくるのが見えた。 咲の姿を見て、俺はドキッとした。 かわいいスカートに俺がプレゼントした花の髪飾りを付けていて、前髪も少し変わっていた。 いつもよりかわいい咲に、俺の視線は釘付けになっていた。 京ちゃんとの待ち合わせした場所に向かうと、そこには既に京ちゃんが待っていた。 京ちゃんはグレーのジャケットに私がプレゼントしたアクセサリーをつけて、 いつもとは違う髪型で私を待っていた。 どうしよう、いつもよりカッコ良くて、ドキドキする…… 「待った?」 「おう、待った。」 「もうそういう時は『今来たとこ』って言うところだよ!」 「咲を待つのは苦にならないから良いんだよ。」 「なにそれー?」 (お前を今か今かと待ちわびてたよ、楽しみにしすぎたみたいだな。) 「なぁ咲、前髪弄ったんだな。」 「あ、うん、京ちゃんも髪型変えたんだね。」 「その、なんだ、似合ってるぞ。」 「あ、ありがとう……京ちゃんも、その、かっこいいよ……」 「お、おう、サンキュー……」 「「…………」」 ((やばい、なんか目が合わせらない(よ)……)) 「な、なあ、咲、そろそろ行こうか?」 「う、うん。」 色んなところを回る。 中学のとき、初めて会った場所。 よく行った公園。 今でもお世話になる図書館。 思い出が沢山だ。 途中、突然雨が降ってきた。 天気予報では晴れるって言ってたのに…… 鞄の中には折り畳み傘が入っていた。 でも、それを使えば京ちゃんとの二人だけの雨宿りの時間が終わってしまう…… そう思ったら溜め息が出ていた。 雨が突然降ってきて雨宿りするはめになっちまった。 近くでビニール傘でも買ってくるかと思ったが、咲が鞄を見て溜め息ついていた。 最初は雨が降ったからかと思ったんだが、どうやら違ったようだ。 ちらりと見えた折り畳み傘がやけに使われたがっているように思える。 本当はすげー恥ずかしいけど、思い切って言ってみる。 「しょうがないから咲の傘に入ってやるよ。」 多分今の俺は顔真っ赤になっていると思う。 京ちゃんが溜め息を吐いた私に対して笑いながらこう言った。 「しょうがないから咲の傘に入ってやるよ。」って。 <そのとき確かに音がした。> <そのとき確かに聞こえた。> <私が京ちゃんに。> <俺が咲に。> 《恋に落ちる音が。》 今、京ちゃんと相合傘をしている。 傘を持った右手が震えてる。 息もまともに出来ないくらい心臓がドキドキしてる。 恥ずかしくて京ちゃんの顔がまともに見れない。 でもこの状況が凄く嬉しい。 だから思ってしまう。 今、咲と傘を一緒に持っている。 正直傘を持つ左手の感覚も遠くて、震えている。 咲に聞こえているんじゃないかと思えるくらい心臓がうるさい。 でもこの瞬間が凄く愛しい。 だから願ってしまう。 《ああ、この時間が永遠に続けば良いのに……》 やがて雨が止む。 ああ、もう傘は必要ないのか、と残念な気分になってしまう。 傘を閉じて、しまう。 そのあとお互いに口を開いた。 「なぁ……」 「ねぇ……」 「「手を繋ごうか。」」 ほぼ同時だった。 お互い同じ事を考えていて嬉しくなった。 それから手を繋ぎながら駅まで一緒に歩く。 幸せな時間が続く。 相手の手のぬくもりが伝わってくる。 恥ずかしいけど、離したくなかったこの手が一番の思い出になりそうだ。 そうこうしている内に、駅に着いてしまった。 ねぇ、電車が来ちゃったよ…… これでお別れになっちゃうのかな…… 行くなって言って抱きしめてくれないの? ああ、電車が来ちまった…… これでお別れになるのかな…… 今すぐにでも抱きしめて行くなって言いたい…… (なんてな) (なんてね) 咲にそんな事出来ない、やっとお姉さんと一緒に暮らせるんだ。 俺が邪魔できるわけ無い。 京ちゃんがそんな事しないのわかってる。 きっと私のことを思って言わない。 「咲、俺、迎えに行くよ。」 「私も待ってる、電話もするしメールも一杯送るね?」 「ああ、俺もするよ、だから……」 発車のベルが鳴る。 かき消された声の先は唇の動きでわかった。 彼が何を言おうとしたか。 メールの着信が来た。 『俺以外の男に振り向くなよ。』 「京ちゃん以外の男なんて、見えるわけが無いよ。」 『必ず迎えに行く、そのときは聞かせてくれ。』 「うん、待ってる、答えはまた今度会った時に応えるね……」 カンッ! ---- 奥様、私は奥様の遺言が無くとも龍門渕家に骨を埋める所存でございます。 何故なら……私は…… 私は彼女と神の前で誓ったのだから。 「病めるときも、健やかなるときも、死がふたりを分かつまで……」と。 私はこの身が朽ちるまで透華お嬢様、いえ、透華さんを一生かけて守っていきます。 【とある執事の誓い】 カンッ
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/30.html
. 咏「うーっす」 憩「あれ、京太郎くんは?」 咏「なんかクラス委員の仕事で先生に呼ばれてたぜぃ」 霞「今日は部活休むって」 憩「そうなんや……」 【照の場合】 照(今日は京いないのか……) 照(な、なんというくだらないギャグを思いついてしまったんだ) 照(私は天才なのか?) 照(……なんだかつまらないな) 照「ロン、32000」 【エイスリンの場合】 エイスリン(キョウタロークンガイナイ……) エイスリン(オイツクchance!ガンバル!) エイスリン(キョウタロークン、オドロク!) エイスリン(エイ!エイ!オー!)トン 照「ロン、32000」 【郁乃の場合】 郁乃「ちょっと失礼するわ~」 郁乃(気になるから京太郎くんツケよ~) 郁乃(あれ、でもどこにおるんやったっけ~?) 郁乃(…………) 郁乃(飽きたし、おトイレ行こ~) 【憩の場合】 憩(京太郎くんいないんか……) 憩(あれ、そういえば京太郎くんの担任の先生って女の人やなかったっけ) 憩(ひょっとして……) 京太郎『先生、用事って何ですか?』 先生『来たな、須賀、いや京太郎きゅん!』 先生『私を満足させてー!』バサッ 憩(い、いやや!そんなん絶対嫌や!) 憩(京太郎くんが誰かに取られるなんて……) 憩(興奮するわ……)ジュッ 照「次、憩の番」 【咏の場合】 咏(ったく、なんなんだよアイツは~!) 咏(せっかく帰りにあの喫茶店に誘おうと思ったのによ) 咏(ほんっと、いっつも真面目だよな、アイツ) 咏(はぁ……憧にまた相談してみるかねぃ) 【霞の場合】 先生「オラ須賀ァ!とっとと運びやがれ!」 先生「このウスノロ!」 京太郎「は、はいっ!」 霞(あらあら、大変そうね) 霞(京太郎くん、意外と体力あるのね……今度、雑用任せてみようかしら)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6433.html
【控室】 京太郎「大会控室に直接集合ってことにしてあるけど、咲のやつは来れるのか?」 京太郎「……いかん、無性に心配になってきた」 京太郎「早く誰か来いよな……」 淡「わったしっがいっちば~ん♪」 京太郎「淡は二番目だな」フフン 淡「集合時間の15分前に着いちゃったから一番乗りだって思ったのに……」 京太郎「はっはっは!することが特になくて一時間前に着いたぜ!」 淡「ぐぬぬ……次は負けないんだからね!」 京太郎「次っつっても……来年?」 淡「来年?……うーん、それじゃ遠すぎるな……」 淡「じゃあ今度私ときょうたろーでデートして、待ち合わせに早く来た方の勝ち!」 京太郎「はぁ?なんで俺がお前みたいなのとデートしなきゃなんだよ」 淡「そりゃ……きょうたろーと遊びに行きたいからに決まってるじゃん」 京太郎「でもデートって言ったら恋人同士がするもんじゃね?」 淡「そうだけど、さ……」 京太郎「遊びに行くってんなら…… 229」 京太郎「負けた方は昼飯奢りな」 淡「ぜーったいに勝つんだもんね!」 京太郎「んじゃ、いつごろ行く?」 淡「年明けとかかな?コミュニケーション力満点の高校100年生の大星淡ちゃんの予定はびっしりなのだー!」 京太郎「なん……だと……」 淡「あっるぇー?きょうたろーくんは予定なんかなくて暇なのかなー?」 京太郎「ち、違わい!」 淡「はーいまた勝ったー!」 京太郎「負けてなんぞないわ!」 淡「きょうたろーの交友なんてたかが知れてるもんねー」 京太郎「バカにしすぎだー!」ワキワキ 淡「きょ、きょうたろー!くすぐったいよー」 京太郎「俺をバカにした罰だ!存分に思い知れー!」ワキワキ 淡「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」 咲(やっぱり、京ちゃんと淡ちゃんは兄妹なのかな?)ジーッ 咲「これでみんな揃ったかな?」 京太郎「いや、咏がまだだ」 淡「咏ならさっき見たけど?」 京太郎「この会場の中でか?」 淡「うん、そうだったと思う」 穏乃「それなら私も見た気がする、大人の人と一緒にいたよーな……いないよーな?」 春「二人とも和服だったから見つけやすいと思う」 京太郎「おっけ、じゃあ探してくるわ」 咲「だったら私も手伝うよ」 京太郎「迷子ちゃんが何言ってんだよ」 咲「ここまで来れたよ!迷子じゃないよ!」 京太郎「まぐれだよまぐれ、んじゃーな」 ガチャ バタム 咲「もう、京ちゃんもあんな言い方しなくていいよね」プンスカ 淡「え、あー……」 穏乃「そうだねー……」 春「…………」ポリポリ 咲(露骨に目を逸らされてる……) 京太郎(あいつは基本携帯持ち歩かないから、電話は通じないとして……) 京太郎(和服の大人と一緒か……) 京太郎(和服で二人ってことは親御さんが見に来てるってことか?) 京太郎(でも、まだ控室に来てないってことは長話とかをしてるってことだよな) 京太郎(二人でゆっくり話せる場所っつったら……) 咏「―――――すれば、帰っていいんだろ?」 京太郎(休憩室くらいしかわかんなかったけど、正解だったみたいだな) 「ああ――――――」 京太郎(何話してんだ?) 京太郎(良く聞こえないし、近寄ってみようかな……) 京太郎(近くで聞こう)スススッ ガタッ 京太郎「やべっ!」 京太郎(なんで躓いてんの俺!?) 「誰だ?」 咏(今の声は……) 京太郎「あはは……すみません」 「お前は、須賀京太郎か」 京太郎「はい、そちらは……咏のお姉さん、でしょうか?」 「くくっ、初対面の人妻を口説こうとは、私は咏の母親だよ」 京太郎「ええっ!?」 京太郎(霞さんより若く見えるんだけど……) 京太郎「お、お会いできて光栄です」 三尋木母「ああ、こちらこそ、だがどうして須賀くんがここにいるんだ?」 京太郎「とりあえず、咏を連れて行ってもいいっすか?もうすぐ試合なんで早く行かないとまずいんすよ」 三尋木母「大概の話は済んだしな、行ってこい」 咏「……ほら行こうぜ、京太郎」 京太郎「おう!」 三尋木母「須賀くんは、まだ試合じゃないだろ?」 京太郎「そうですけど、何か?」 三尋木母「少し話があるんだ、いいだろう、咏?」 咏「……好きにしろよ」 三尋木母「私たちの話が気になるんだな?」 京太郎「そりゃ、気になりますよ」 三尋木母「……あいつには、うちの会社を継いでほしいんだ」 三尋木母「そのために今は会社の手伝いをさせてんだけど、嫌らしくってな」 三尋木母「最近はあんま口も利かなくなって、そしたらあいつから―――」 咏『今度の大会で優勝したら、大阪に帰ってもいいだろ?』 三尋木母「―――って言ってきてよ」 三尋木母「『帰る』って聞いたとき、あいつにとっての家はうちじゃないんだって考えちまって、寂しくなったんだ」 三尋木母「後で苦労するよりは、今の内から苦労しておいた方が楽だと思うんだ」 三尋木母「君は、どちらがいいと思う?」 京太郎「なぜ俺にそんなことを聞くんですか?」 三尋木母「あいつは君のことが大事みたいだからな、羨ましいくらいだよ」 京太郎「そうなんっすかね?」 三尋木母「大阪に戻ってのびのびさせるか、神奈川で将来に目を向けさせるか」 三尋木母「君の意見を教えてほしい」 京太郎「どっちか、って綺麗には答えられないですけど」 京太郎「高校を卒業するまでここにいさせる、とか、大阪に会社の支社とかがあるんならそこで勉強させればいいんじゃないんすかね?」 京太郎「咏がしたいようにさせた方が、あいつのためになるような気がするんですよ」 京太郎「……なんで、俺は優勝するために頑張ります」 三尋木母「成程、そういう案があったか」 三尋木母「とは言うが、あいつの決めたルールなのだから、今更無しになりましたーと言っても納得してくれないだろうな」 三尋木母「どうしたものか……」 <マモナクダイイチシアイガハジマリマス、カクセンシュハタイキョクシツヘシュウゴウヲオネガイシマス 京太郎「あのーそろそろ失礼してもいいですか?」 三尋木母「ああ、娘をよろしく頼む」 京太郎「任せてください!」 恒子「遂に来た!高校生とプロによる最終決戦!」 恒子「プロ・アマ交流戦の開始だーっ!」 えり「福与アナ、喧しいです」 恒子「今大会四試合の実況は、局のいろんな事情を飛び越えて、私、福与恒子と!」 えり「針生えりがお送りいたします」 恒子「もーつれないですよ針生アナー」 えり「貴女はもう少し真面目にしてください、それでは各チーム先鋒の選手の紹介です」 えり「一年生Bチーム先鋒は、今年のインターハイ団体戦優勝校、三箇牧高校で中堅を務めました、三尋木咏選手」 えり「続いて、二年生Aチームの先鋒は、インターハイ団体戦三位の阿知賀女子から、松実玄選手」 えり「三年生Aチームの先鋒は、北大阪地区予選二位の千里山女子から、江口セーラ選手」 恒子「そしてェ……プロ選抜チームの先鋒はァ!」 恒子「静寂の妖精、野依理沙だァァァァァァ!」 ワァァァァァ! グロチャーダァ゙ァ゙ァ゙ァ゙! セーラ「リーチや!」 咏「私も、リーッチ!」 理沙「……ツモ」 咏(河にも、野依プロの手牌にもドラは無しかぃ) セーラ(阿知賀の松実、話には聞いとったけど、ホンマドラ集まらんなぁ) 玄(東発から親被りだぁ……) 咏「ロン!16000!」 セーラ「しゃあ……ないな」 理沙「…………」 理沙「ロン、24000」 玄「はい……」シュン セーラ(流石プロ雀士、おもろいとか言ってる場合やないな……) 先鋒戦終了 プロ 157100 一年 116600 二年 66400 三年 59900 咏「あっぶなかったー」 咲「お疲れ様、咏ちゃん」 咏「プロ強すぎんだろ、おかしすぎるっつーの」 京太郎「そのプロ相手に+収支で帰って来たんだ、よくやったぞ咏」 咏「あんがとねぃ~」 春「きょうたろう、次、私の番」 京太郎「おう、春も頑張れよ!」ナデナデ 春「うん」ポリポリ 春(咏みたいに、私も撫でてほしい) 春(きょうたろうのために頑張る)ギュッ 春「…………」 久(悪待ち……ってわけにはいかないわよね) 久(相手は古参の男子トッププロに、一度打ったことのある滝見さん) 久(最初は様子見と行きましょうか) 秋一郎「…………」 秋一郎(滝見選手から聴牌気配) 秋一郎(……ふむ) 春「リーチ」 久(滝見さんがリーチ、ここはオリね) 姫子(ちょうど大沼プロが捨てとってよかったばい)トン 春「ロン、12000」 姫子「なっ……」 次鋒戦終了 プロ 175800 一年 124000 三年 60700 二年 39400 春(+で終わった)ホッ 春(きょうたろうに褒めてもらえるかな) 春(頭、撫でてもらえるかな) 春「…………」 淡「タキミンお帰りー!」 京太郎「お疲れ様、春」 春「ん」コクッ 春「…………」 京太郎「?」 春「…………」モゾモゾ 京太郎(対局終わったのに、黒糖食べてないよな?) 京太郎「春?」 春「なに?」 京太郎「黒糖、食べないのか?」 春「…………食べる」ムスッ 京太郎「?」 京太郎(表情が読めないからよくわかんないんだよなー) 恒子「んー、プロが圧倒っていうのは予想してたけど、まさかここまでとはねー」 えり「選手に失礼ですよ、一年生チームが食いついているので、頑張ってほしいですね」 恒子「はいはーい、それじゃあ選手紹介でーす」 恒子「現在ラスの二年生Aチームからは!愛宕の血を引くサラブレッド!愛宕姉妹の美人な妹!愛宕絹恵ー!」 恒子「三年生Aチームからは、はたまた愛宕の血を引く名門姫松のエース!愛宕姉妹の残念な姉!愛宕洋榎ー!」 えり「二位の一年生Bチームからは、国麻の覇者、須賀京太郎君です」 恒子「そっしてそして!大変大人げないプロチームの副将は!我らがアイドル!永遠の十七歳、瑞原はやりだー!」 はやり「久しぶりだね、須賀くんっ☆」 洋榎「遅いでーきょうたろー」 絹恵「こんにちはー」 京太郎「はやりさんと絹恵さんですか、楽しい試合になりそうっすね!」 はやり(久しぶりの男の子……ぐへへ」ダラーッ 絹恵「心の声漏れてますよ」 京太郎(あかん、大きなおっぱいが四つも……ぶふぉっ) 洋榎「ちょいちょいちょい待ちぃーや!」 洋榎「なんでウチのことスルーしてんねん!」 京太郎「あ、洋榎さんいたんすか」 洋榎「おったで、一番乗りやったで!」 京太郎( ´_ゝ`)フーン 洋榎「絹ぅー、京太郎のウチの扱いが雑ぅー」ウェーン 絹恵「お姉ちゃんは可愛くて麻雀上手くておもろいから大丈夫やでー」ナデナデ 洋榎「絹ぅー」ウズウズ 京太郎(う、羨ましい……っ!) 副将戦開始 洋榎 60700 はやり 175800 京太郎 124000 絹恵 39400 京太郎(咏がこっちに戻ってくるためには、ここで勝ち残って次へつなげなきゃならない) 京太郎(後ろに咲がいるから安心できるけど、俺だって男だ) 京太郎(やれるとこまで、やってやる) はやり(さてさて、ここははやりの早和了りでぱぱっと終わらせちゃおうかなー) はやり(……ん?) はやり(配牌三向聴、ツモもあまりよくないみたい) はやり(ここは自力より、他力本願かなっ!) はやり「ポン!」タンッ! 京太郎「―――ロン」 京太郎「16000」 はやり(あ……これって、京太郎くんのスジ……) はやり(なんでこんなこと、見落としたの?) 東二局 洋榎 60700 親 はやり 159800 京太郎 140000 絹恵 39400 はやり(おかしいなぁ、今回も全然だ……)トン 絹恵「ロン、3900です」 はやり「ぇあ……」 洋榎(守りの堅さと和了速度が得意やっちゅうのに、今日は調子悪いみたいやな……) 東三局 洋榎 60700 はやり 155900 親 京太郎 140000 絹恵 43300 はやり(今度は配牌二向聴だけど、ここは……) 京太郎「カン」 はやり(自風牌の明槓、それも槓ドラモロ乗り) はやり(どんな豪運なんだろ……) 京太郎「もいっかい、カン」 はやり(いつもみたいな引きじゃないけど、でも小鍛治プロみたいに支配されてる感じはしない) はやり(何かな、この感触……) 京太郎「ロン、24000」 はやり「あ…れ……」 東三局一本場 洋榎 60700 はやり 131900 親 京太郎 164000 絹恵 43300 京太郎「ツモ、1100オール」 洋榎(ここまで来てプロに逆転とは、流石やな) 洋榎(せやけど、ウチも負けてられへん) 洋榎(こっからや、こっからが勝負や!) 東三局二本場 洋榎 59600 はやり 130800 親 京太郎 167300 絹恵 42200 京太郎(まだ……まだだ) 京太郎(決勝戦に繋がるような和了を、点差をつける!) 京太郎(だからまだ、俺は和了り続ける) 京太郎「ツモ、2200オール」 東三局三本場 洋榎 57400 はやり 128600 親 京太郎 173900 絹恵 40000 はやり「ロン、5200は6100ですっ☆」 はやり(こんなところで年下の男の子に負けてたら小鍛治プロや理沙ちゃん、晴絵ちゃんに顔向けできないもんね) はやり(私の方がずっとお姉さんだってこと、優しく教えてあげるんだから) 東四局 洋榎 57400 はやり 134700 京太郎 167800 親 絹恵 40000 同コンマのため、流局 京太郎(今回はどうやら全員テンパイか……) 京太郎(変に競り合って放銃するよか、安全に流局まで待つべき、かな) 京太郎(折り返し地点だ、頑張っていくぞ) 東四局一本場 洋榎 57400 はやり 134700 京太郎 167800 親 絹恵 40000 絹恵(――――流局) 絹恵(流局の後は、場の流れが無くなる感じがするんや) 絹恵(誰かが和了り続けてても、流局の後は、なんか止まった感じがする) 絹恵(せやから、私はその隙を突く) 絹恵(ようわからん感覚やけどな) 絹恵「ツモ―――800オール」 東四局二本場 洋榎 56600 はやり 133900 京太郎 167000 親 絹恵 42400 京太郎(純全三色一盃口ドラ1) 京太郎(一応満貫手聴牌したけど……) はやり「カン」 京太郎(……えっ) 京太郎(暗槓……槓ドラ……) はやり「……」トン 京太郎(えっ……) 京太郎「ロ、ロン……です」 京太郎「16000の二本場なんで、16600……です」 はやり「…………」 はやり「…………」 はやり「えっ」 南一局 親 洋榎 56600 はやり 117300 京太郎 183600 絹恵 42400 洋榎(――――ここまでで、ウチと二位までの差は7万と7300点) 洋榎(この親番で役満二回和了れば話は楽なんやけど) 洋榎(……ちぃとキツめにいくで……) 【灼熱の矛】が発動されました! この局の間【金色放つ海】【迫り来る怒涛の火力】【極寒の盾】【潮流旋風】【星流し】が無効となります 洋榎(ウチはいつも通り上手く、自由に打つだけや) 洋榎(絹とは違うて、ウチは流れに乗って攻める!) 洋榎(そんでェ――――) 洋榎「――ツモ!6000オールや!」 南一局一本場 親 洋榎 74600 はやり 111300 京太郎 177600 絹恵 36400 洋榎(親跳ツモで満足できるほど、余裕あるわけやないんや) 洋榎(まだまだ、ウチの独擅場や) 【灼熱の矛】が発動されました! この局の間【金色放つ海】【迫り来る怒涛の火力】【極寒の盾】【潮流旋風】【星流し】が無効となります 洋榎「連荘リーッチ!」 洋榎「このまま八連荘まで行ってまうでー」 絹恵(お姉ちゃんのこの感じ……) 絹恵(ここは……) 絹恵「ポン」 絹恵(流局まで持ってけるとええんやけど) 洋榎「もー一発消さんといてぇーな」 京太郎「それ、ポンです」 同コンマのため、流局 南一局二本場 親 洋榎 74600 はやり 111300 京太郎 177600 絹恵 36400 はやり(……また、暗槓) はやり(さっきみたいなことになるのはやだけど、それでも符があるだけで点数はちゃんと変わるし) はやり(ここは、はやりの運を信じるしかないよね) はやり「カン」 はやり「―――リンシャンツモ、2000・4000の二本付ですっ☆」 南二局 洋榎 70400 親 はやり 119900 京太郎 175400 絹恵 34200 絹恵(これ以上、みんなの点を取られるわけにはいかないで!) 絹恵(私も、お姉ちゃんみたいに) 絹恵「カン」 絹恵(もっと強くなるんや) 絹恵「――ロン、3200」 南三局 洋榎 70400 はやり 119900 親 京太郎 172200 絹恵 37400 京太郎(いや、あのさぁ) 京太郎(決勝に向けて勢いつけようとか確かに言ったよ?言ったけどさ) 京太郎(清一平和二盃口) 京太郎(また倍満ってどういうことだよ……) 洋榎「逆転先制リーチや!」 京太郎「あ……ロンです」 京太郎「24000、です」 南三局一本場 洋榎 46400 はやり 119900 親 京太郎 196200 絹恵 37400 洋榎(プロが好き放題されとるってどういうことやねん、京太郎は) 洋榎(普通やったら男子の競技レベルはもっと低いはずやったのに) 洋榎(……負けてられへん) 洋榎「ロン、3900は4200や!」 洋榎「ようやく、オーラスやな」 オーラス 洋榎 50600 はやり 119900 京太郎 192000 親 絹恵 37400 京太郎(オーラス……ここまで来れば咲なら負けないだろ) 京太郎(ここで逃げてあいつに繋ぐ) 京太郎(気合入れていくか!) 【金色放つ海】のブースト効果を発動しました! 京太郎「リーチ」 洋榎「そないに稼いで、オーラスでリーチってどういうことやねん」 絹恵「まあまあお姉ちゃん、落ち着いて」 はやり(……ノミ手) はやり(……控室に戻るの嫌だな……) 洋榎「ま、京太郎には和了らせないんやけどな!」トン はやり(ドラでもいいから……)トン 京太郎「……あ」 京太郎「ツモ、リーチ清一一通」 京太郎「4000・8000で……っす」 副将戦終了 一年 208000 (+84000) プロ 115900 (-59900) 三年 46600 (-14100) 二年 29400 (-10000) 恒子「副将戦、決着ー!」 恒子「蓋を開けてみれば結果は歴然!全国一位の須賀選手のリードで、一年生Bチームが圧倒的独走状態!」 恒子「瑞原プロから約6万点を奪い、頂点へと登り詰めたー!」 恒子「あの華麗な指裁きによって三人もの少女を蹂躙!手籠めにしました!」 えり「福与アナ、言い方がいやらしいです」 えり「……あと、瑞原プロは少女というべきではないような」 恒子「さあ!大将戦が始まるまでの間、視聴者から送られたメールをお読みしまーす」 恒子「P.N.永遠の18歳さんから!」 『えりちゃん、あとで大道具の倉庫に来てねっ☆』 えり「これの送り主瑞原プロですよね!?」 恒子「大将戦はCMのあと!ちびっこの諸君はおトイレ行ってくるんだぞー!」 えり「はしたないですって!」 咲(京ちゃんが稼いでくれた点、守りきるよ!) 照「……咲が二番目、ね」 咲「お姉ちゃん……」 照「悪いけど、咲、この試合は私が勝つ」 照「これが私の、最後の戦い」 憩「ウチも負けるわけにはいかないんですーぅ」 憩「今日は、咲ちゃんも照ちゃんもよろしくなー」 咲「はい、よろしくお願いします」 照「……よろしく」 照「そして、あと一人は……」 健夜「お待たせしたかな?」 健夜「それじゃ、始めよっか」 . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , '''''''' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー ' < l ∧ |` ー---` ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ' .V / \ { ヾr‐ァ' トヘ/ 荒川 憩 29400 ........ ....... .... ... / 丶 / ヽ / . / / ;イ l ! . '――‐y' / l ! !\ ! l ! l / ̄Ⅵ\ 厂 ̄\l / ! | | / ニニ \_,イニニニ ∨ / ! | | ! | | | | l / | ∨》 l 乂ソ 乂_ン ル’⌒) | / / / | / ..... ⊂ニニ⊃ _ .イ | 厶_/| / うフラT Tフ叮[ /l | l/ヽィ'゙ ̄イ゙ ゙̄/゙ ̄ ̄_厂`ミ /l/l/. √{`ヽ,乂__厶彡 ̄/ `Y 宮永 照 46600 _____ ... ´ ` .. / 、 / \ 丶 / \ \ . ′ |. .| ヽー'⌒ | i i l i l\ | | | | ∧ | . l .i l⌒ヽ. .| | | |匕Ⅵ /ト、 /从 | | | 八 .i | { V ノ ∨ ,ィ | | . ヽ 从 _ ≠⌒ Ⅵ /} \ {⌒\ .{ r==ミ , Y 乂 \r' uノ 丶、 _ー‐、 r‐ ー' フ / _ヘr─ァ、ー ┬ 、 ≦-─、 宮永 咲 208000 ,. -────- / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| | . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .| | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | |八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八| _ ,. < | | ノ/=ー-、 〈 | | 〉 ∧ ヽ / ∧ 小鍛治 健夜 115900 大将戦開始 東一局 親 憩 29400 照 46600 咲 208000 健夜 115900 健夜(ここまで点差つけられてると、またこーこちゃんにプロの威厳がーとかアラフォーがーとか言われそうだよね……アラサーだけど) 健夜(……はぁ) \\// Y=ニニニニニニニニ∨ ∧ニニニニニ/⌒丶/ ./ { }ニ}ー-、 / {}} 厂 ̄ ̄ ̄⌒ヽ__=ニ∨/ }ニニニニニニ厂 ̄ 〈 }==ニニ/⌒7 ー=彡 }.//}______厂 ̄} {}} / O ,ィ彡'´ニ∨/ .ノ==ニニニ/ }ニ Y } }==厂 ,. -────- /ニニニ}__/ {}}ニニニニニニ⌒ヽ___ー=彡'"´ニニニニ/ 人ニ{ ノ/⌒´ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . `丶/ ⌒ヽ {}}ニニニニニニマー'=ニニニニニ/ / ヽ=ニニニニヽ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\/⌒⌒ヽ 〉ー=彡⌒´ニニニニニニ/ / ノ===ニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ  ̄`ヽ {ニニニニニニニニ==ニニ\ / ⌒ヽニニニニ/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . \ \ニニニニニニ=ニニニ/ ′ }=ニニ/ . . . . . . . / . . . . . . . . . ,イ } . . . . . . . . . . . . . . . . } Y⌒ ̄ ̄`ヽニニ/\ γ⌒ヽ__rく==ニ′ i . . ./| . . ./{ハ ./ | . /\ . ./ハ . . | . . . . .i } } }ニ/ー- ⌒7 ̄} /{. i . . . . | . / l . ./ ∨ レ' ∨ }Ⅵ . . . . .| Y / /ニニニニニ/⌒ / / } 〃| . |. . . .Ⅳ V | . . . . .| / ̄ ̄⌒) / /ニニニニニ} ⌒)/ {{ | . |. . . .| ___,. 、____ | . . . . .|____/,ィ彡'´ Y⌒ヽ/ /==ニニニー=彡 ヽ_ _ O | . |. . . .| ´ ` | . . . . .| ニ/ / / /==ニニニニニニニ\ >`¨´ | . |. . . .| ,斗ぅ芋ミ 斗ぅ芋ミ | . . . . .| {__/ ./⌒ヽ /ニニニニニニニニニニニ厂⌒ヽ/\} ,ィ彡'⌒ | . |. . . .| {. 乂辷ソ 乂辷ソ .} | . . . . .| / /==ニニニ\/ / ̄ ̄ ̄ ニニニ/⌒) \/ 〃 | . |. . . .|ハ ハ| . . . . .| ./ /ニニニニニニニ〉 /=ニ/ _}ヽ ー=彡'´ | . |. . . .lヽ{ ' }ノ| . . . . .| | __/===ニニニニ/⌒\// __) } | . |. . . .| .人 __ 人 | . . .| | | |=====ニニニ/O Y / / \/ ___________}\ | . |. . . .l | . | ...  ̄ ̄ イ l . | . . .| | | |===ニニニ/ `¨´ /|/ニニニ〉 Y {ニニニニニニニニY.|八 . . .ト、| . | . .r‐}` ー--‐ {‐ァ | .| | . . .| | ∨ニニニニ/ / |\===/ | 〉ニニニニニニニニ \l _ |-‐'{厂 ア}ー- . _ | . 八|===ニニ/ / ヽ___/ \/ / /====ニニニニニ_ ,. < | | ノ/=ー-、ニニ〈 〃 /ニニニニニニニニニニ `¨´ ̄ ̄`ヽ====ニニニニニ〈 | | 〉/\_// {ニニニニニニニニニニニ⌒ヽ ー───ニニニニニニニニニ∧ ヽ / ∧ { {____/ニニニニニニニニニニニ 咲「うっ……」 咲(何……これ……凄い力) 咲(これがプロの力……) 咲(……私には、京ちゃんが付いてる) 咲(恐いけど、頑張るよ) 憩(小鍛治プロに、照ちゃんに、咲ちゃん) 憩(三人相手にこの点差はきっついなぁ……) 憩(東場から、捲りにいこか) 憩の【孔穿つ閃光】発動! 憩「リーチ!」 照(憩のリーチ……) 照(憩の力の発動条件は、おそらくリーチ) 照(そして、憩は必ずその手牌から予想される翻数よりも高い手で和了る) 照(単純な高目のほかにも、一発や裏ドラ、槓ドラ、海底や河底、嶺上) 照(運が絡む役を絡めて和了る) 照(ただ単純な強運、そして―――)トン 憩「ロン、24000ですーぅ」 照(その後にもたらす、影響だ) 照「…………」 照(今のは計算内、だから大丈夫) 【孔穿つ閃光】により 照の聴牌判定、和了判定、翻数判定が下がりました 【照魔鏡】が無効化されました 東一局一本場 親 憩 53400 照 22600 咲 208000 健夜 115900 健夜(荒川さんから宮永さんへのロン) 健夜(……まあ) 健夜(この点差だし、これで和了ってもいいんだよね) 憩(連荘に向けての第一打!)トン 健夜「ロン」 健夜「人和は大会ルールに無いから、三暗刻東北で8300」 憩「人……和……」 健夜「さあ、続けましょうか」 東二局 憩 45400 親 照 22600 咲 208000 健夜 123900 憩(なんや、今の和了) 憩(単なる偶然とは思えない……あんなんに勝てるんやろか……) 咲「カン」 咲「もいっこ、カン」 咲「嶺上ツモ、8000の責任払い、だね」 憩(咲ちゃんも大概やけどな……) 憩(この勝負、ウチが勝てるんやろか……) 東三局 憩 45400 照 14600 親 咲 216000 健夜 123900 照(交流戦……学年選抜同士の戦い) 照(これが私の、私たちの最後の戦い) 照(それなのに……) 照(だと、いうのに……) 咲「カン」 咲「もいっこ、カン」 咲「もいっこ、カン」 咲「――――嶺上ツモ、12000」 照(なぜ、私は何もできていないんだ) 東三局一本場 憩 45100 (+15700) 照 2600 (-44000) 親 咲 228000 (+20000) 健夜 124200 (+8300) ――大将戦前 京太郎「八万四千点ってなんつーバカヅキだよ……」 京太郎「瑞原プロ少し涙目だったし……」 京太郎「ま、決勝進出は安泰だな」 咲「あっ、京ちゃんお疲れー」 京太郎「おう、早いな」 咲「京ちゃん凄かったよ!私も頑張るから!」 京太郎「ああ、頼んだぞ、大将さん」ポン 咲「うん!じゃあね!」 咲(京ちゃんの打ち方、久しぶりだったな) 咲(……苦しそうで、必死そうで) 咲(まるで、何かに追われているような打ち方だったけど) 咲(でも、余裕があるようにも見えた) 咲(私も、まだまだ行くよ!) 咲「カン!」 咲「―――ツモ!」 咲「嶺上ツモ、責任払いで24000です」 東三局二本場 憩 21100 照 2600 親 咲 252000 健夜 124200 憩(一位と23万点差て、どんな冗談や、ほんま) 憩(せめて、収支だけでも他の二人には勝ちたいなぁ) 憩(……いかせてもらおか) 憩の【孔穿つ閃光】発動! 憩(テンパイ……やけど) 憩(リーチしても高くならなさそうやな) 憩(……ここは、ええか) 憩(照ちゃん、公式戦の調子悪いなぁ) 憩(インハイのときもいまいちみたいやったし、大丈夫やとええんやけど……) 憩(……あ) 憩「……ツモのみ、500・700」 東四局 憩 22800 照 2100 咲 245000 親 健夜 123700 照『これが私の、最後の戦い』 咲(……お姉ちゃんたちにとっては、最後の大会だったんだよね) 咲(だからって、手加減はしないし、したら失礼だよ) 咲(それが、私がお姉ちゃんから教わったこと) 咲(だから、私は――) 咲(お姉ちゃんを、全力で―――!) 三三三三ニ≠三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=\三三三ニ≠三三三三三三三_,.-、 f=|´|三三三三三三三三ニf!三三三r‐‐ュ、三三ニ≠/三三三三ニ_,..-'´ | | |_,.! | { / ィ ヘ \三三/|//三三三r‐'´ _,..-! | `¨ __,..--レ' ̄~7 \ ヽヽ (='==! ̄!=\/三r-、/ヘfー‐、 | _,..-'´ | | j | |; / __,ヽ ノ! } } ==キ fニニ、ハニニフ rュ、) f! !_fl レ'´ _,..' | |__j--7 /、 { f´ !.ヽ`¨ro' =r==、 r、_ィ=ニハニァ=f |=ノ===、¨ __,.-‐'´ | | ゝ≠}. . i!ト、ゝ、'⌒V__ノ =、=キ=、| i! /ニハニ / ,. r、_) v く /_ _,.. ' |ヽⅥj.. i!l. .. i! . !( ( =ゝノレ'=| iK三ニヽニゝ'^|_|__,ィ ヘ、__ァ ! ,.. '! ! Ⅵ|.. !|. . i!_.jゝ‐、 ノ r、 |`¨rュネ| f!ヽ三ニニi 、___コ`ヽ=、 Ⅶ| レ' | i !.. ..Ⅵ_j レ'リ´ | ムノ/ |/ ∨ |__,=、__j__j=='三ニ三ヽ=テ= {‐‐' Vj ト. .、 ! i.. ...Ⅵ斗≠リ㌣!. /卞、≧j ∧三三ニr、ヽ三! {ゝ' } Ⅵ !、..、 、 ハ ! .. !| フセイ _ ソハ 心 | ∧三三三ハ三 、__ノ_ノ Ⅵ、 ト、 \、 、 | レ' i! i、ゝ'_ノ | ソ. | / |三三三|ハ三ニ` ̄=、r=、 Ⅵ\ ',.. ... \ 、 ゝ、 ` ノノ // , / /三三=|ⅵハ三三} / .| / .ヽゝ'\ \. \`ヽ `¨ ¨ / | /三三三| リ三三|_/ |_/ 、丶、 ヽ‥'`ー ヽ .レ'三=ト三リ三ハr=、 r=、、 \\ゝ 、 ' ` /三≠V∨/三!、ゝ' ゝ'\`ヽ \ .  ̄` , ∧三≠ |/Ⅵl \三三∧ ., ' ` / /ノ 憩(ここまでの、咲ちゃんのロン和了は全部、大明槓からの嶺上ツモの責任払い) 憩(最も楽な避け方は、生牌を極力捨てないこと) 憩(せやから……) 照(小鍛治プロの手の内が読めない以上、下手に大物手を作って撃たれるのはまずい) 照(かといってノミ手で逃げ続けるのも……)トン 咲「カン」 照(……三萬を暗槓、一筒をツモ切り) 咲「……」トン 照(河の様子からして……まだ三巡目) 照(…………) 照(……ここは、九筒でも)トン 照(……あ) 照(これ、生牌じゃ……) 咲「カン」 咲「―――ツモ」 咲「一翻八十符で2600」 照(一萬以外全ての萬子でのロン和を捨てての嶺上ツモ) 照(……これが、咲の力) 恒子「決ィィまったァァァアアア!」 恒子「プロ・アマ交流戦第一試合、プロチームを抑え、一位で決勝進出を果たしたのは!」 恒子「一年生Bチームだァァァァァ!」 えり「小鍛治プロが一度しか和了らなかったのが気になりますが、一年生チームの後半の追い上げは見事でしたね」 恒子「んじゃーヒーロインタビュー行きましょうか!」 えり「その制度、決勝戦しかありませんよ」 大将戦終了 咲 247600 (+39600) 健夜 123700 (+7800) 憩 22800 (-6600) 照 -500 (-47100) ワァァァァァァァァ 京太郎「なんつーか、あっさり勝っちまったな」 淡「私が咏の代わりに入ったらもっとあっさりだったねー」 咏「んだとー!淡じゃ私にゃかてねーよ!」 淡「咏みたいなちっこいのには負けないもんねー」 咏「体格は関係ねーだろー!」 咲「あはは、賑やかだね、二人とも」 穏乃「お帰りー、宮永さん」 咲「ただいまー」 春「黒糖、いる?」 京太郎「さっき十粒くらい食べたんだけど……」 春「もっと食べて」 京太郎「……はい」ポリポリ 咏「京太郎、この後はどうすんだ?」 京太郎「んー……」ポリポリ 京太郎「まずはオーダー決めだな」 京太郎「次の試合のオーダーは―――」 京太郎「先鋒!咏!」 咏「へいへーい」 京太郎「次鋒は……淡!」 淡「りょーかい!」 京太郎「副将と大将は変わらず、俺と咲で行く」 京太郎「次は守りじゃなくて攻めを重視して行こうと思う、だから次鋒には淡を起用してみた」 京太郎「春と穏乃は応援頼むぜ」 穏乃「私も打ちたかったけど……みんな頑張ってね!」 春「……わかった」 京太郎「んじゃ、オーダー発表終わったから各自解散、試合前にここ集合だ!」 咲「京ちゃんはこの後どうするの?」 京太郎「俺は……ちょっと疲れたからここで休んでるわ」 京太郎(昨日からずっと麻雀打ってるし、今朝はそれに加えて戦闘までしてきたからなぁ……) 咲「ふーん……私はどうしよっかなー」 春「…………」ポリポリ 淡「まったくもって、元気がないなーきょうたろーはー」 咏「お前は何もしてないから疲れてねえんだろー」 淡「きょうたろーは私の疲労を気遣ってくれてる、つまり咏よりも私の方が大事ってことだよね~」 咏「はぁ?んなわけねー、私の方が大事に決まってんだろ」 淡「咏みたいなちんちくりん、きょうたろーが大事にするわけないじゃーん」 咏「んだとー!」ウガー 淡「オトナなワガママボディの私には勝てるわけないよーだ!」 ワー キャー ワー キャー 穏乃「んー、私も暇だなー」パタパタ 京太郎「はぁ~すっきりしたぁ~」ガチャ 淡「やーっと戻ってきた~」 京太郎「ん、淡だけか、他の四人はどうしたんだ?」 淡「サキとタキミンとシズは試合見に行くって」 淡「あと、咏は携帯持って出て行ったよー」 京太郎「じゃあ俺と淡で二人っきりなのか」 淡「そだねー、何かして遊ぼ?」 京太郎「遊ぶって、俺は休みたいんだが」 淡「寝たら寝たで落書きしたりして遊ぶからいいよー」 京太郎「俺が良くねえよ!」 淡「さもなくば私の遊びに付き合えー!」 京太郎「えぇぇぇぇ……」 京太郎「じゃあちょっと遊んでやるからそれが終わったら寝かしてくれ、な?」 淡「うぅぅん……しょうがないかぁ」 淡「でも何して遊ぼうかー?」 京太郎「そうだなぁ……楽なのがいいけど……」 淡「ちょうどWiiがあるからスマブラしよー!」 京太郎「どこにあったそんなん!?そもそもなんであるんだよ!」 淡「なんかテレビの下にあったけど?」 京太郎「どうなってんだよ運営……」 淡「なんにせよ始めよー」 京太郎「釈然としねえけど……頑張るか」 京太郎「早く終わらせたいし、サドンデス戦にしようぜ」 淡「えーそんだけじゃつまんないよー」 京太郎「じゃあ三試合して二勝した方が負けた方に命令でいいだろ」 淡「またそのルール?面白いからいいけどさ」 京太郎「今度はまた何か考えてきてやるよ」 淡「よーし、始めよー!」 京太郎「ちょっと待て!ガノンドロフはダメだって!サドンデスにガノンはダメだって!」 Ready Go! ウー…ハァー! 京太郎「受けたら即落ちじゃねえか!カービィでよかったぜ!」 ハァー! 京太郎「飛びすぎて落ちた!?」 アァァァァ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 京太郎「負けた……」 淡「勝った~!」 淡「さあきょうたろー!私の命令タイムだよ!」 京太郎「クソッなんたる屈辱……!」 淡「私の命令はー!」 淡「命令はー…………」 京太郎「命令は?」 淡「うー……ん」 淡「…………!」 淡「…………」 淡「あの……さ」モジモジ 京太郎「なんだよ、早く命令しろよ」 淡「キ……キス……って、いいよね?」モジモジ 京太郎「…………は?」 京太郎「キスって、口づけ?」 淡「……うん」カァ 京太郎「接吻?」 淡「……うん」カァァ 京太郎「マウストゥマウス?」 淡「…………」カァァァァ 淡「い、言わなくってもわかってよ!」カーッ 京太郎「いや、おまえでもそんなこと言うんだな、って」 京太郎「……キス、か」 京太郎「…………」 京太郎「…………それは、ダメだ」 淡「なんでっ!?」 京太郎「淡さぁ、そういうのは彼氏に初めてしてもらえよ」 京太郎(寝起きドッキリで霞さんの初めて奪っちゃった俺が言うのも難なんだけどさ) 京太郎「面白半分でそんなこと言って、後で後悔しても知らねえぜ?」 淡「面白半分なんかじゃないもん!」 淡「サキはいっっつもきょうたろーと楽しそうにしゃべってて!咏なんてきょうたろーと同じアパートに住んでるじゃん!」 淡「私は、サキみたいにきょうたろーと長い付き合いじゃないし、咏みたいにきょうたろーの近くにいるわけじゃないから」 淡「だから…………」 京太郎「……じゃあ、やってやるよ」 淡「ほんっ……んっ!」 京太郎「…………」 淡「んっ……んっ……」 淡(や……舌が、入り込んで……) 京太郎「じゅるるっ……んっ」 淡(頭、押さえられて、口の中、吸われて……) 京太郎「れろっ……ちゅるっ」 淡(やだ、やだよ、こんなの)ジワッ 京太郎「……」モゾモゾ 淡(お尻まで触られてる……) 淡(……やだ、やめてよ)ポロポロ 淡(こんなの、幸せでもなんでもないよぉ……)ポロポロ 淡(おっぱいまで触られて制服しわくちゃ……) 京太郎「ん…………はぁ」 淡「…………ぷはぁ」 淡(終わった……の?) 京太郎「これで、満足かよ」 京太郎「キスねだって、ここまで好き勝手やられて、それで満足かよ」 京太郎「嫌だったろ?」 淡「……嫌だよ」グスッ 淡「嫌に、決まってるじゃん」グスッ 京太郎「そうだよな」 京太郎「そうじゃなけりゃ、お前はどうかしてるよ」 京太郎「これで、わかっただろ」 京太郎「そういうのは、淡――お前のことが好きで、お前を大事にしてくれる人にしてもらえ」 京太郎「…………すまなかった」 京太郎「俺、外出てくるわ」 京太郎(……やりすぎちまったかなぁ) 京太郎(見よう見まねでやってはみたけど……) 京太郎(淡、悲しそうだったな) 京太郎(そりゃ、初めてがあんなんだったんだから、当然か) 京太郎(…………はぁ) 京太郎(後でもう一回しっかり謝ろう) 京太郎(……死にてぇ、ぶん殴りてぇ……) 淡(なんで、あんな乱暴なんかするの) 淡(…………きょうたろーのバカ) 淡(試合のときはかっこいいって思ったのに、ずっといいやつだと思ってたのに) 京太郎『そういうのは、淡――お前のことが好きで、お前を大事にしてくれる人にしてもらえ』 淡(きょうたろーは、私のこと好きじゃないんだ) 淡『私は、サキみたいにきょうたろーと長い付き合いじゃないし、咏みたいにきょうたろーの近くにいるわけじゃないから』 淡(あんなことまで言って、期待した私がバカだったんだ) 淡(私が、キスしろなんて言わなければよかったんだ) 淡(…………) 淡(……きょうたろーに気を遣わせちゃったのかな) 京太郎(これから、どうしよう) 淡『……嫌だよ』グスッ 京太郎(三十分くらいしたら、謝りに行くか) 京太郎(けど、あんなことした後で、何て言って謝ればいいんだ) 京太郎(……ホント、酷いことしたな) 淡(制服もスカートもパンツもくしゃくしゃ……顔もくちゃくちゃ……) 京太郎「……淡、入るぞ」 淡「…………」 京太郎「淡、怒ってる……よな」 淡「あんなことされて怒らないわけないじゃん」ムスッ 京太郎「……だよな」 京太郎「…………」 京太郎「ごめん!」 京太郎「さっきの……あの時の俺はどうかしてた」 京太郎「お前を傷つけずに諭す方法なんて他にもあったのに、あんなことしかできなかった」 京太郎「淡のファーストキスを奪っておいて、謝って許されることじゃないのはわかってるけど」 京太郎「……すまなかった」 京太郎「もし、もしやり直させてくれるなら、ちゃんと優しくする」 京太郎「俺の顔なんて見たくないって言うんだったら、俺はここから出ていく」 京太郎「本当に、すまなかった」ドゲザー 淡「……きょうたろーは、私に教えてくれたんだよね?」 淡「きょうたろーにあんなことされて、きょうたろーのこと嫌いになったけど」 京太郎「……っ」 淡「恐くて、気持ち悪くて、心の中が真っ暗になって……」 淡「きょうたろーはこれを私に教えたかったんだよね」 淡「きょうたろーのやり方は雑で嫌だったけど」 淡「…………でも」 淡「後から考えたら、きょうたろーの気持ちは伝わって来た……って言うか」 淡「その……きょうたろーが私のことを傷つけちゃうほどに傷つけたくない、って、大事に思ってるのがわかったから」 淡「……あはは、何言ってるんだろうね、私」 淡「……ね、京太郎」 淡「顔、上げて?」 京太郎「…………」 淡「…………んっ」チュッ 京太郎「!?」 淡「……ぷはっ」 京太郎「あ、淡!?」 淡「これで、チャラにしてあげる!」 京太郎「はぁ?」 淡「あ、あー、なんかこの部屋暑いなー」パタパタ 淡「ちょっと出かけてこよーっと!」トタトタ 京太郎「おい!?」 京太郎(結局、嫌われたのかどうかわかんなかったな) 京太郎(呆気にとられちまったけど……) 京太郎(淡の唇も、柔らかかったな) 淡(……私の勘違いかもしれなくても) 淡(きょうたろーの気持ちは嬉しかった) 淡(やり直しのキス、っていつしてもらおうかな) 淡(…………きょうたろーの唇、焦っちゃってよくわかんなかった……) 恒子「遂に来た!高校生とプロによる最終決戦!」 えり「それさっきも言いましたよね」 恒子「……の最終決戦!」 恒子「待ちに待ったプロ・アマ交流戦最終戦!」 恒子「その対戦カードは……」 恒子「一試合目でプロチームを圧倒した!一年生Bチーム!」 えり「二試合目で教員チームに若干の差をつけられた二年生Bチーム」 恒子「残り二枠は大方の予想通り、プロチームと教員チームでーす」 えり「それでは各チーム先鋒の選手の紹介です」 健夜「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」 はやり「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」 健夜「一試合目全然よくなかった……何もできてなかったよ……」 はやり「満貫、それも人和和了れただけでいいよ、私なんて倍満に何回振り込んだことか……」 靖子「落ち着いてください、お二方!次は大丈夫ですよ!」 靖子(ほら、他の人たちも慰めてくださいよ)チラッチラッ 理沙「情けない!」プンスカ 良子「夕方のコーヒーはベリーグッドですねー」 秋一郎「……そんなこと、長い人生にしてみれば小さなことだ」 靖子(あれっ!?三人とも辛辣!?一人完全に無視してたよな!?) 晴絵「相手に野依プロ、瑞原プロ、小鍛治プロ、ですか」 トシ「おや、怖気づいてるのかい?」 晴絵「まさか、来年から打ち合う相手に今から怖気づくなんて……」ガタガタ トシ「お茶、こぼれてるよ」 「各チーム代表選手は、対局室に向かってください」 咏「んじゃ、行ってくる」 咲「みんなで勝って帰ろうね!」 淡「負けたらタダじゃおかないからね~」 春「頑張って」ポリポリ 穏乃「頑張れ~!エール送るよー!うぉぉぉぉぉ~!」 穏乃「ぴっぴっぴっ、ぴっぴっぴっ!が・ん・ば・れ!うーた!」 咏「あー……あんがとねぃ」 京太郎「相手は良子さんだけど、咏なら負けないはずだ」 京太郎「頑張れよ」 咏「わーってるよ、じゃあねぃ」 恒子「最終戦、先鋒戦の選手はこちら!」 (この試合に勝てば、あいつらの元に戻れる) 恒子「プロチームからは、昨年の新人賞を獲得した新星のトッププロ!戒能良子!」 『ああもう!最初っからそういえばいいのに!咏は素直じゃねーなー!』 『やっぱり、咏がいなくて寂しかったかな』 恒子「教員チームからは、福岡エバーグリーンズの元監督、熊倉トシ!」 (あいつの言葉に、何回振り回されてきたんだろうな) 恒子「二年生Bチームからは!姫松高校の先鋒!期待の二年生、上重漫!」 (……もう一度、あいつと一緒に学校に行きたい) 『頑張れよ』 (そうだな) (いっちょ、頑張って来るかねぃ) 先鋒戦開始 東一局 親 咏 100000 漫 100000 トシ 100000 良子 100000
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6435.html
憩「おそいで、京太郎くん」 京太郎「えっ?憩さん?どうして……ここに?」 憩「へっへー、ウチだけやないでー」 照「……寒い」ガクガク 郁乃「レディーを待たせるなんて悪いオトコノコやな~」ムギュッ エイスリン「京太郎、ハヤク!」 咏「掃除なら言えば手伝ってやったのによ~」 霞「まあまあ、京太郎くんも来たことですし、仲良く帰りましょうね」 清々荘のみんなが、待ってくれていた 京太郎「みんなでお迎えなんて豪華っすね」 照「今日は帰ったらクリスマスパーティーだから」ムフー 郁乃「京太郎くんがおらへんやったら始まらんやろ~?」ムギュー 京太郎「い、郁乃さんは背中に抱き着くのやめてください」 郁乃「お姉さんの温もりが味わえるんやから満足やんか~」フニュッ 温もりとか意識したら、背中の柔らかい感触が…… とか思ってる間に、前からも何かが抱き着いてきた 咏「早く歩けよなー」ギュッ 京太郎「赤ん坊かよ……誰か助けてー」 憩「ほなウチは右手もらうなーぁ」ギュッ エイスリン「ヒダリテ!」 照「……霞、私は?」 霞「照ちゃんは私と手を繋いでいきましょうか」 照「ありがとう」ジワッ 京太郎「ちょ、なんで涙目になってんの」 照「決して京が構ってくれなくて悲しいから泣いたんじゃない、目が乾いただけ」 京太郎「はいはい」 ふと空を見上げると、そこは星で満ちていて、目を凝らしてみれば一条の光が流れたのが見えた 京太郎「……あ」 咏「どうしたんだぃ?」 京太郎「なんでもねー、早く降りろ」 咏「んだよー減るもんじゃねーんだしー」 咏「それによ、こんぐらい顔が近けりゃ……私の唇、奪い放題だぜぃ?」 京太郎「い・ら・ねー」 照「京、私のは?」 憩「う、ウチは……?」 エイスリン「…………」ジーッ えぇ、何この質問責め エイスリンさんまで物欲しげに見てるし…… 郁乃「私は~さっきの流れ星にお願いしたからええかな~」 郁乃「京太郎くんも見てたやろ~?何お願いしたん~?」 京太郎「な、何も願ってませんよ!」 郁乃「え~嘘や~ん」 エイスリン「ナガレボシ?」 憩「流れ星が落ちる間に三回お願いすると叶うんやって」 エイスリン「ホント?!」 照「そんなの迷信、お子様が信じること」 エイスリン「ゥ……」シュン 京太郎「たべっこどうぶつ食べてる高校三年生が何言ってやがる」 照「たべっこどうぶつは至高のビスケット菓子」 霞「ビスケットと言えば、今日はビスケット生地のチーズケーキとショートケーキを用意しておいたわよ」 京太郎「……誰が買いに行ったんですか?」 霞「みんな試合会場に行ってたから、華菜ちゃんに頼んでおいたのよ」 京太郎「華菜……?」 照「……誰?」 エイスリン「ンー……?」 憩「そんな子、ウチのクラスにおったっけ……?」 霞「それ、知ってるって言ってるのと同じじゃないの」 ……本当にわかんねぇ 咏「んで、何お願いしたんだよ」 京太郎「結局その話になるのかよ、ってか早く降りて」 郁乃「あ、また流れ星や~」 エイスリン「ワァ!」 照「…………」ブツブツ 憩「…………」 思いっきりお願いしてるじゃねえか あ、もう一個流れた 霞「今日は多いわねー」 照「こぐま座流星群だとか、久が言ってた」 京太郎「ああ、道理で」 京太郎「え゙っ、だったら今って」 咏「もうすぐ22時ぐらいじゃねーの、知らんけど」 京太郎「ぁ……なんかすんません」 霞「そんなこと気にしなくていいのよ」 照「みんなで帰りたかったから、そうしただけ」 エイスリン「サムカッタケド!」 咏「ま、流れ星も見れたし良かっただろ」 郁乃「せやね~こうして京太郎くんにもおぶってもろてるしな~」 京太郎「あんたもいい加減降りてください」 憩「ふふっ……みんなでずっと、こうしてたいなぁ」 言って、憩さんが眺めた星空には、幾つもの光が流れていた 高い建物の無い三箇牧では、空は果てしなく見えて、 みんなと繋がっていると、夜の闇も星の輝きも鮮やかに見えた ずっとこんな風にみんなで過ごしたい そう、聖夜の空を走る星に願った 霞「はーい、それじゃあみんな、準備はいいかな?」 「「「「「「「いいともー!」」」」」」」 霞「年末恒例、清々荘のクリスマスパーティーを始めまーす!」 エイスリン「カンパーイ!」 「「「「「「かんぱーい!」」」」」」 京太郎「ってかなんでチューハイとかあるんですか!未成年しかいないんですよ!」 郁乃「私の中身は大人やも~ん」フラフラ 京太郎「もう酔っぱらってる!?」 郁乃「せやから~京太郎くんに座らせてもらうで~」ストッ 京太郎「違うわ、この人いつもこんな感じだったわ」 郁乃「京太郎くんも一杯どうや?」 京太郎「遠慮しておきます!」 郁乃「も~京太郎くんのいけず~」 京太郎「行かず後家予備軍の郁乃さんよりはマシですぅー」 郁乃「京太郎くんが貰ってくれるから大丈夫やろ~」 照「」ピキッ 憩「」ピキッ エイスリン「」ピキッ 咏「」ピキッ 華菜「ハンバーグ食べないならカナちゃんが食べちゃうぞ!」 霞「じゃんじゃん食べて頂戴ね」 華菜「カナちゃんにお任せあれ!だし!」 照「京は私を養ってくれる、郁乃のものじゃない」 憩「京太郎くんはウチの病院で一緒に働くんですーぅ」 咏「京太郎は私とプロ入りして男女のトップになるんだよ!」 エイスリン「京太郎ハ、ワタシトクラス!」 京太郎「さっきも思ったんですけど、エイスリンさんの発音上手くなってませんか?」 エイスリン「ベンキョーシマシタ!」エッヘン 郁乃「エイちゃん偉いな~ご褒美にジュースあげるわ~」 エイスリン「アリガトウ!」ゴクゴク 京太郎「いや、ちょ、郁乃さん、それって……」 郁乃「照ちゃんも憩ちゃんも咏ちゃんも~」 京太郎「ストォーップ!」 霞「今日はこれでお開きね」 華菜「御馳走様でした!」 京太郎「ご馳走様でした」 郁乃「ごちそうさま~」 霞「私と華菜ちゃんはお片付けしてくるから、京太郎くんはその子たちの片づけをお願いね」 京太郎「えぇぇ……」 憩「きょぉたろぉくぅん……きもちぇぇで……」 照「すぅ……」Zzz 咏「だからそこで私が言ってやったんだよねぃ、にょれろーんってよ!」 憩「もっとぉ、もっと突いてぇ……」 京太郎(照は寝ちゃてるし、咏は狸の置物に話しかけてるし、憩さんの夢も気になるし……) エイスリン「京太郎、ンー」ズイッ 京太郎(エイスリンさんはずっと俺にキスしようとしてきてるし!正直魅力的過ぎてたまんないんだよ!天使か、天使なのかこの人は!) 咏「お前も話聞いてばっかじゃねーで何か話せよー!」ドカバキ 照「ぐごー」ポリポリ 憩「おなかのなか、いっぱいやぁ……」 京太郎(咏、なんであいつ置物と喧嘩してんだよ……照は服がめくれてアレだし、憩さんはもう既にアレだ) エイスリン「京太郎ぉー」ズイーッ 京太郎(そういや、俺今夜この人と寝るんだよな……) 京太郎(え?このキス魔と化したエイスリンさんと同じ布団ってぇことだよ……な) 京太郎(そんなん間違いが起きてもおかしくないよーな……) 京太郎(イヤイヤダメだ、ありえないだろ!) 京太郎(明日の朝からどうすればいいのかわっかんねーよ!) 京太郎(エイスリンさんのことは好きだけど、同じくらいに照も憩も咏も郁乃さんも好きだし、良子さんとかも……) 京太郎(誰か一人だけなんて選べない……よな」 郁乃「せやったらみんなを選べばええや~ん」 京太郎「ああ、そうかみんなでいいんだ!」 京太郎「みんなで暮らしてみんなでずっと幸せにいれば誰も不幸にならないよな!ハーレム万歳!よし、俺の将来決定!」 郁乃「おめでとさ~ん」 京太郎「ってちっがーう!」 京太郎「何それハーレムとかどうなのよ人間として!非常識にもほどがあるだろ!大体なんで俺の思考に語りかけてきてんですか郁乃さん!」 郁乃「まあまあ、この際みんな寝とるんやからお持ち帰りすればええやんか~」 京太郎「それは本当のゲスの考えです」 霞「あら、もうみんな運んできてくれたのね」 京太郎「照は涎垂らして、咏は暴れて、憩さんはエロかったです」 京太郎(エイスリンさんに首元にされたときはヤバかった……) 霞「京太郎くんには、将来の夢はあるのかしら」 京太郎「夢は……特にまだ」 霞「それなら、選択肢の一つとして考えていてほしいのだけど……」 霞「将来、ここに住んでみないかしら?」 京太郎「そっ、それはつまり霞さんと同居ということでよろしいのでしょうか!」 霞「そうじゃなくて、私の代わりに、ということよ」 京太郎「霞さんの代わりにここの大家さんになれ、ってことですか?」 霞「そういうこと、姫様が正式にお世継ぎになられたら、六女仙の私は呼び戻されることになっているの」 霞「ここ、案外住み心地もいいから、どうかしら?」 京太郎「では……一応考えておきますよ」 霞「よろしくね」 霞「あ、あと……」 京太郎「何ですか?」 霞「あの子たちの気持ちも、答えてあげるようにね」 霞「もう、気づいているんでしょう?」 京太郎「……あそこまで露骨にされれば気づきますよ」 京太郎「俺って、結構気遣い得意なんで」 京太郎「あっち側の気持ちはわかってるんですけど、俺がそれに応えられるかどうかわからなくて」 京太郎「女の子が泣く顔なんて、見たくないんですよ」 霞「気障な台詞ね」 京太郎「昔、ちょっとあったんで……」 霞「まあいいわ、話はそれだけよ」 霞「明日からは当分部活無しだから、ゆっくり休んで頂戴」 霞「それじゃ、おやすみなさい」 俺は惚れやすい男だ 照に笑いかけられれば胸がざわつく 初めて出会ったときの憩さんの笑顔がいつまでも忘れられない 咏がいない授業がとてつもなく退屈だった エイスリンさんの悲しそうな顔なんて、考えるだけでも嫌だ 郁乃さんの悪ノリに付き合うのがたまらなく心地よかった 良子さんや、怜さんや、咲、淡も たった八か月で惚れたのが九人もいるんだ、これを惚れっぽいと言わずして、何と言えばいいんだろう そして、俺の勘違いでなければ、みんなは俺に好意を持っている ……こう言うと、ナルシストみたいだけれど いつかはこの気持ちを整理しなければならない いつかはみんなの気持ちに応えなければならない ずっとこの関係のままでいたいけれど、いつか誰かいなくなる 来年の春には照とエイスリンさんがいなくなって、再来年には憩さんが…… みんなを繋ぎ止めるのに、どうすればいいのかはわからない 我ながら都合がいい考えだとは思う、ただの夢だ それでも時は進むし、人の心は変わっていく わからない未来や変えられない過去より、確実で、変えられる現在 俺はまだ、その夢を頭の片隅に置いて生きるしかない 俺には過去から未来を予想をする力も、暇もない、それほどまでに今を生きるのに精一杯なんだ だから、俺は―――― 京太郎「エイスリンさーん、入りますよー」 漢になる! エイスリンさんは制服のまま布団の上で既に寝ていた パーティーの途中で「アツイ……」と言って外していた第一ボタンと第二ボタンのおかげで白い上着の間からは肌色が覗いていて 横向きに寝転がっているものだから、こちらからはエイスリンさんのハイソックスに包まれたふくらはぎと太もも、そしてめくれかかったスカートが見えていた Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 女神なら襲っちゃあいけないな、うん どれだけ今のエイスリンさんが性的であろうとも、漢として絶対に我慢しなければいけないのだ 霞さんにバレれば一巻の終わりであることは間違いない 何はともあれ、このままエイスリンさんを寝かせておけば風邪を引いてしまうかもしれないので、起こしてみる 鎖骨の上辺りを叩いて、優しくエイスリンさんに呼びかける これは中学の頃に救命講習で教わったものの応用技で、これを使えばほぼ確実に相手は起きてくれる必殺技なのだ 二回目に呼びかけたところでエイスリンさんが徐に瞼を開けた エイスリン「京太郎……?」 京太郎「制服で寝てたら風邪引きますよ」 京太郎「俺もシャワー浴びてくるんで、その後で一緒に寝ましょう」 エイスリン「ネ、ル……?」 エイスリンさんは可愛らしく小首を傾げて思案すると、急に頬を赤らめて小さく口を開いた エイスリン「京太郎……イッショニ、ハイル?」 Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 京太郎(いかんいかんいかんいかん!)シャアー 京太郎(エイスリンさんに魅せられたら駄目だ!)シャァー 京太郎(間違いなど起こしてたまるものか!)キュッ 京太郎(お互いにシャワーを浴びる、ということで逃げてきたけど……) 京太郎(風呂上りのエイスリンさんの隣で寝れるのか、俺?) 京太郎「」ブルッ 京太郎「……寒いな」 京太郎「パジャマ、パジャマー……」 近藤さん「…………」 京太郎「……………」 京太郎(……あー、買ったなー、こんなの) 京太郎(間違えて買っちゃったんだよなー) 京太郎(まあ、二度あることは三度あるって言うし、俺とエイスリンさんが間違いを起こすことだって十分有り得るわけで) 京太郎(だったらこいつを持って行っても悪いことは無いよね!) 京太郎(って、あるから!悪いこと思いっきりあるから!俺悪いことする気マンマンじゃん!下心しかないじゃん!) 京太郎(近藤、お前の出番はまだ後だ……) 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 京太郎(迷う!) 近藤さんと共に、俺はまたエイスリンさんの部屋の扉を叩く 年末ともなると、寒さは日に日に増していくばかりで、夜であれば殊更のものだった 俺は自分自身の深層心理を悟り、近藤さんをポケットに潜めていた 使わない、使わないけどね 三回目のノックをしようかとしたところで、シャワーを浴びていたら返事ができない、ということに気付き、ドアを開ける 部屋にはシャンプーの香りが漂っていて、奥の浴室からはまだシャワーの音が聞こえる 自室から持ってきた布団をエイスリンさんの布団の隣に敷いて、エイスリンさんが上がるのを待っている間、勉強机に目をやる 机の上にあったのは国語用のジャポニカ学習帳と漢字ドリルだ。名前欄には不慣れな平仮名で持ち主の名前が書かれている 内容は気になったが、見るのは紳士的でないのでやめておくことにする 特にすることもないので、布団の上で寝転がり、今日の出来事を整理する 朝は郁乃さんを連れ戻すために謎の組織のアジトに乗り込んだ 昼はエイスリンさんと遊んで、この約束をさせられた それからプロ・アマ交流戦が始まり、俺たちは見事優勝することができた そして、華菜さんを除く清々荘のみんなで帰って来た クリスマスパーティーはどんちゃん騒ぎで、霞さんの手料理はいつも通りおいしく、郁乃さんの酒で照たちは酔っ払いと化した などと思い出していると、耳元にゆっくりと足音が近づいて来たので目を開けて声をかける 京太郎「エイスリンさん……っ!?」 エイスリン「……?」 とろん、と微睡んだ眼で俺の顔を見下ろすエイスリンさんは、桃色の下着以外に何も纏っていなかった 京太郎「どうしてあなたは下着しか着けてないんですか!」 エイスリン「ふぁ……」 京太郎「聞く気ないだろこの人」 エイスリン「京太郎、エランデ……」 いや、選んでって言われましても…… とりあえずタンスの中身を見てみよう 京太郎「普通のパジャマに、猫耳つきの可愛いパジャマ」 京太郎「んで、これは確か、ネグリジェ?にベビードール?」 京太郎「……すっけすけじゃねえか」 京太郎「エイスリンさん?これらは一体どこで買ったんですか?」 エイスリン「……イク……ノ……」ウツラウツラ 京太郎「やっぱりか……」 エイスリン「きょうたろ、きょうたろ……」クイクイッ 京太郎「どうしました?」 エイスリン「きょうたろうノY-shirtキタイ……ダメ?」 京太郎「えっ」 京太郎「えっ」 京太郎「……えっ?」 京太郎「Yシャツって俺の、ですか?」 エイスリン「……」コクン 京太郎「了解……です」 部屋からYシャツを持ってきて、下着姿のエイスリンさんに着せてあげた。もちろん、心臓に悪いのでボタンはしっかり締めた エイスリンさんの酔いは大分醒めてきたらしいが、眠そうで蕩けた顔をしている その蕩けた顔で微笑みながらドライヤーや歯磨きを頼まれて断る男はいないだろう、少なくとも俺はそうだった 組んだ脚の上にエイスリンさんを乗せてドライヤーをかけている間、ゆっくりと左右に傾く頭が可愛かった 膝の上に頭を乗せて歯磨きをしてあげているときも、「アー」「イー」と声を出しながら歯を開く様子が可愛かった 子どもができたらこんな風なものなのかな、と将来の家庭を想像しながらエイスリンさんを寝かしつける 将来の嫁さんと、寝かせたわが子を挟んで、他愛もないことを話して、一緒に笑って寝る ああ、いいな、これ最高、最高に平和 京太郎「まあ、こんなこと考えても寝れるわけないんだけどな……」 隣のエイスリンさんが立てる静かな寝息が耳にほのかに触れてくすぐったい それ以上にエイスリンさんは寝ながらも俺の右脚に両脚を絡めて来ているのがまずい、非常にまずい エイスリンさんの太ももは竜華さんほど肉付きが良いわけではないのだが、丁度よく柔らかく、丁度よくすべすべしていた 女の子の肌を触るだけで興奮してくるのってなんだろうねあれ とりあえず、もう一度適当なことを考えながら寝ることに挑戦する テーマは巨乳と貧乳の感度について、よし、頑張ろう 京太郎「寝れない……」 かれこれ一時間ほど思考を続けた結果 京太郎(それならエイスリンさんの胸を触れば済むんじゃないか?) 京太郎(触っただけで起きたら感度良好、B地区まで触っても起きなかったら感度悪し) という疑念を持ったまま眠れずにいた 体力的にも精神的にもすっかり疲れているはずなのに何故眠れないのか ……そういうことを考えてる時に限って眠くなってくるんだよね 腰のあたりに重みを感じたので、目を見開く 窓からは優しい月明かりが注ぎ込まれているおかげで眼が部屋の暗さに慣れるのにそう時間はかからず 重みの正体も、すぐに目視することができた 京太郎「……エイスリン……さん?」 俺の腰に乗っていたのは、裸Yシャツのエイスリンさんだった 京太郎「えっ、ちょっ、何すか」 エイスリン「京太郎ハ……ワタシ、スキ?」 胸が、チクリと痛んだ その問いにしっかりと答えられない自分に嫌気が差す 京太郎「……まだ、酔ってるんですか?」 エイスリン「ソウ、カナ……」 エイスリンさんの秘所が、俺の息子の上で少し動く 布越しで 京太郎「俺だって男なんですから、襲われたって知りませんよ」 京太郎「いいですか、エイスリンさん」 京太郎「そうして誘っていいのは、あなたの彼氏に対してだけ、です」 淡のときのような二の鉄を踏まないように、エイスリンさんを説得する このままでいれば、彼女を襲ってしまいかねないからだ 俺の気持ちを隠しながら、突き放すように言う エイスリン「…………」 京太郎「布団に入らないと、風邪引いちゃいますよ」 肩を抱いて、そう促す 月光に照らされたエイスリンさんの顔は、憂いを浮かべているように見え、気づかぬ間に、その顔が近づいてきていた 閉じられたエイスリンさんの目が迫ってくる そして、エイスリンさんの柔い唇が、俺の唇と繋がった 背中の力を抜いて、布団に倒れこむと、繋がっていた唇が離れる 気付くと、胸の上ではエイスリンさんがまた寝息を立てていた 京太郎「……寝ぼけてたのか」 状況を確認、納得、目を閉じて、俺もまた眠りに落ちていった こうして、俺の長い一日が終わった 【冬休み 11日目】終 番外編の【12日目】 野菜を刻んだ包丁がまな板を叩く音 鍋の中で沸騰するお湯の音 測定が終わったことを知らせる体温計の音 それに表示された数字を見て嘆息する音 エイスリンさんよりも先に目覚めた朝、俺は風邪を引いていた 頭に痛みが走り、喉が焼けるように痛くて、寒気がして、頭が熱くて、なんかもういろいろと酷かった とりあえず最後の力を振り絞ってエイスリンさんが起きないように自分の部屋まで撤退したわけなのだが…… 朝 憩「何度やった?」 京太郎「38度2分です」 憩「酷い声やねぇ、昨日は夜更かしでもしてたん?」 京太郎「いや、寝付けなかっただけですよ、けほっ」 憩「無茶はせんようにねぇ」 京太郎「わかってます、けほっ、けほげほっ、げほっ、ぐへおぁっ!」 憩「風邪のときは生姜を煎じたお茶を飲めば、身体があったまるんやで、はい」 京太郎「すいません」 憩「あとお粥と、お味噌汁やで、ゆっくり食べてな」 憩「……あ!」 京太郎「どうかしたんで、けほっ?」 憩「えっとな……」 憩「あ、熱いから、冷まそか?」 京太郎「そんな、わざわざいいっすよ」 憩「喉潰れてるから何言ってるんかわからないで」 憩「ほな一口目……ふー」 京太郎(憩さんの顔、こんなに近くに) 京太郎(顔も、唇も小っちゃいし……可愛い) 憩「はい、どうぞ」 京太郎(……そう簡単には食べさせてくれない、か) 京太郎「んっ……」モグモグ 京太郎(こっ、これは……っ!?) 京太郎「おいしい!」テーレッテレー 憩「お、おいしい?ほんま?」 京太郎「おいしいですよ、野菜も小さくて食べやすいです」 憩「それならよかったわぁ、ほな二口目やねぇ」 京太郎(一口ずつこんなことしてたらかなり時間を食うんじゃないか……?) 憩「~♪」 京太郎(朝食を食べ終わった後、俺はこうして寝かされていて、憩さんは食器を洗っている) 京太郎(そんでその尻はこっちを向いて踊っている……) 京太郎(やばっ、鼻血出そう) 京太郎(……そういや、なんか忘れてるような) 京太郎「……」モゾモゾ 京太郎「!」 京太郎(いない……!) 京太郎(近藤さんが、いないんだ……っ!)ガバッ 憩「きょ、京太郎くん?」 京太郎「すいません、憩さん」 京太郎「俺には、行かなきゃいけないところがあるんです!」 憩「風邪はひき始めが肝要なんやから、寝てた方がええって!」ガシッ 京太郎「大丈夫です、風邪は学校を休むように都合よくできているのだから!」ウゴゴ 憩「鼻声で言われても信じられんわ!」ギューッ 京太郎(……うっ、頭が) 京太郎(クラクラする……) 京太郎(倒れる……前に憩さんがいるのに) 京太郎(このままじゃ……) ドスン 京太郎(……うわーい) 憩「京太郎くん……大丈夫?」 京太郎「あはは……」 京太郎「…………すみません」 憩「何に急いでるのか知らんけど、無茶はせんようにな」 京太郎「……はい」 京太郎「痛かった、ですよね」 憩「いきなり押し倒されたら、そら痛いやろ」 憩「……まあ、京太郎くんの顔を近くで見れてよかったわ」 憩「……風邪の人、って脈が少し速くなって、呼吸も少し荒くなるらしいんやで」 憩「今のウチは、京太郎くんに負けへんくらいドキドキしてるんや」 憩「なんでか、わかるか?」 京太郎「それ……は……」 憩「…………」 エイスリン「京太郎、ドウシタノ?」 エイスリン「……ケイ?」 エイスリン「京太郎、ケイ、ドウシタノ?」 エイスリン「ダキアッテル、ミタイ」ゴッ 京太郎(エイスリンさんの背後からどす黒い何かが!?) 憩「京太郎くんが倒れてきたんやで、あはは……」 京太郎(憩さん思いっきり苦笑ってるし……ここ、退かないと) 京太郎「二人とも、そんな心配しなくても大丈夫ですから……」 エイスリン「京太郎、キノウイッショニネタ」 憩「……は?」 京太郎(あ、これアカンやつや) 憩「京太郎くん、どういうこと?」ゴッ エイスリン「ドウイウコト?」ゴッ 憩「たーっぷり、お話聞かせてなーぁ」 京太郎「お、俺、病人なんだから、もうちょっといたわりましょうよ」 エイスリン「 」ニッコリ 京太郎「え、いや、ほんと、怖いですって」 憩「正座」 エイスリン「ハヤクシロ」 京太郎「嘘だろ……」 京太郎「もうすぐ昼か……」 京太郎「いいとも、もうすぐ終わるんだよな……」 京太郎「風邪と言えばストレッチマンと笑っていいとも、ドラマの再放送だったのに……」 京太郎「……もういっちょ寝よ」 コンコン 京太郎「……はー、けほっ、げほっ」 京太郎(誰だろ?) 昼 霞「お昼を作りに来たわよ」 京太郎「そんなこと、しなくていいのに……」 霞「いいのよ、することもなかったからちょうどよかったわ」 霞「ほら、病人さんは寝てなさい」 京太郎「……はい」 京太郎(やっぱり霞さんの割烹着姿は安定だな) 京太郎(憩さんのエプロン姿ももちろん可愛かったけど、この年齢不相応な安定感が他とは違うんだよ) 京太郎(おっぱいは全国でも最大級……ヤれたらヤりたいよなぁ) 霞「鼻の下伸ばして、どうしたのかしら?」 京太郎「な、なんでもありませんよー」 京太郎「って、もうできたんですか?」 霞「簡単なおうどんよ、どうぞ」 京太郎「じゃあ、いただきます」ズズッ 霞「どうかしら……?」 京太郎「おいしい!いやーやっぱり……」 京太郎「霞さんの作る料理はおいしいですよ!」 京太郎「この間の鍋焼きうどんももちろん、このうどんもおいしいです!」 京太郎「黒七味も丁度よくあってますし、野菜も特にこの白菜は堅すぎず軟らかすぎずシャキシャキで、そんでもって甘い!」 霞「もうすっかり元気になってきたみたいね」 京太郎「朝から憩さんのお粥食べて、寝て、霞さんのうどんを食べたんで、元気いっぱごほっ、げほっ」 霞「食べ終わったらしっかり風邪薬飲んで寝なさいね」 京太郎「はい……」 霞「あと、りんごを剥いておいたのと、みかんを置いておくから食べて頂戴」 霞「冷蔵庫にはポカリスエットも入ってるから、喉が乾いたら飲んでね」 京太郎「本当にありがとうございます、霞さんが大家さんでよかった……」 霞「もう、現金な子ね」 京太郎「霞さんみたいに家庭的な人と結婚したいと思いました!」 霞「そう言ってしまう辺りが軽いのよねぇ」 京太郎「いやーそれほどでもー」 霞「まったく褒めてないわよ」 霞「それじゃあ私は戻るから、何かあったら連絡して頂戴」 京太郎「はーい」 京太郎「りんごおいしかったなー」 京太郎「うさぎりんごがある辺り霞さんらしいや」 京太郎「つーわけでもう三時くらいだけど……やることないなー」 昼2 京太郎「あっ!」 京太郎「近藤さんを奪還するのを忘れていた!」 京太郎「なんという不覚……!」 京太郎「なんとしてでも奪還しにいかないと!」ガチャ エイスリン「京太郎?」 京太郎「エイスリン……さん」 京太郎(つい勢いを失ってエイスリンさんを上がらせてしまった!) エイスリン「…………」モジモジ 京太郎(エイスリンさんは何やら落ち着いていない様子……正直気まずい) 京太郎(人差し指同士をくるくる回したり、目を泳がせたり、ときどき脚を組み替えるのは可愛い) 京太郎(でも気まずい) エイスリン「京t「エイスリンさん」」 エイスリン「ア……」 京太郎「う……」 エイスリン「…………」 京太郎「…………」 京太郎(ちょー気まずい) 京太郎(かなり気まずい) 京太郎(めちゃ気まずい) 京太郎(字余り) 京太郎「エイスリンさん、先、どうぞ」 エイスリン「ウン……」 エイスリン「京太郎……コレ」 京太郎(近藤さぁぁぁぁぁああああん!) エイスリン「Internetデシラベタ」 エイスリン「京太郎…………」カァァ エイスリン「……」ウルウル 京太郎(い、今にも泣きだしそうじゃねえか……) 京太郎(多分、調べている最中に変な動画を見てしまって……) エイスリン「……ワタシト」カァァ エイスリン「……ワタシト、シタイ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「京太郎……コレツカッテ、ワタシトシタカッタ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「……ワタシ、イイヨ」 エイスリン「京太郎、ナラ……」カァァ 京太郎(何これおかしくない?普通だったら赤面ビンタになるレベルだよね!?) 京太郎(それがどうしてこんなピンク色の方向へ進んでいるの?) 京太郎(きっとどこかで郁乃さんが見張っているはず!) 京太郎(そしてドッキリ大成功とか言って飛び込んでくるはず!) 京太郎(こんな天使でも、心の裏では小悪魔なはずだ!) エイスリン「ふぇふぁふふぁふぃふぁへへほ、ひひほ?」(滅茶苦茶にされても、いいよ?) 京太郎(小首を傾げつつ咥えゴムで誘ってくる天使なんて聞いたことねえよ……) 京太郎「え、エイスリンさん?」 京太郎「初めては痛い、って言いますし、ゴムをしてても妊娠する可能性があって、もしそうなったらお互いに損なことにしかならないですよ」 エイスリン「京太郎ノコドモ、ホシイ」 エイスリン「京太郎ノコトスキナノデ、京太郎トシタイ」 エイスリン「コレデモ……ダメ?」スッ フニッ 京太郎(俺の右腕が、控えめな谷間にーっ!?) 京太郎(服越しだけど、Tシャツ越しだけど!) エイスリン「ドキドキシテル、ワカル?」 エイスリン「……シテ、ホシイノ」 エイスリン「…………」カァァ 京太郎(こんな、こんなことされたら……) 京太郎(こんなの…………っ!) 顔を朱に染めながら、自分を誘うエイスリンさんを前に、俺に理性の歯止めがかかることはなかった なされるがままに押し倒され、昨夜ぶりの唇に触れる エイスリンさんが目を閉じているのを見て、こちらも目を閉じて、軽く互いの唇に触れあう そんな優しい口づけを何度も繰り返す エイスリン「っ……ヘヘ……」 照れくさいのか、ときたま口を離した際に笑いかけてくる それに応えて、頭を優しく撫でてあげるとくすぐったそうにまた微笑む 今度は俺の方から迫り、唇を触れ合わせる エイスリン「んっ、っ……!?」 エイスリンさんの唇に舌を這わせて、小さな蕾の中へ滑り込ませる 柔らかくて、少しざらついている舌に、俺の舌を絡ませて、幾度となくエイスリンさんの唇の中を蹂躙する 京太郎「れろっ、んっ、ちゅっ……ぷはっ」 エイスリン「んっ…………」 息が苦しくなってきたので、唇を離す 下に突き出た小さな舌から、上を向く口の中へと唾液が一筋の糸となって零れ落ちる 冬の夕日に照らされて金色に輝く糸を見て、 京太郎「これ、本当に俺たちが繋がってるみたいですよね」 エイスリン「……ウン」 ……呟くと、またエイスリンさんははにかんで答える いつものエイスリンさんは元気な少女だ だが、最近の彼女は……俺が見る姿は、どこか物憂げで、彼女らしくないと思ったこともあった しおらしい彼女は正直アリだと思ったが、それと同時に、あんな彼女は見たくないとも思った 涙を流す彼女も、下を向く彼女も、絶対に見たくないと思った その気持ちがきっと、俺からエイスリンさんへの好意の証だったんだろう、とようやく自覚できた 俺は、エイスリンさんが好きだ ……だから、ここから先の行為には責任を持たなければならない 自分に言い聞かせて、承諾した そして、ディープキスを数回繰り返したあと、エイスリンさんの肩を持ってタンマをかけた 私と京太郎は、フトンの上で向かい合ってセイザをしていた 二人ともハダカになって、私は恥ずかしくて京太郎の顔が見られなかった 顔を下げていると、必然的に京太郎のコックが目に入ってしまう 昼に見た動画を思い出して、また顔が熱くなって、逃げ出したくなっちゃう だけど、これに京太郎を誘ったのは私、京太郎としたいと思ったのは私だということを思い出す ここでは私の方が年上で、オネエチャンだから、リードしなくちゃいけないんだ 張り切って、京太郎にヨツンバイで近づいてコックを触ると、「あっ!」と変な声が聞こえた エイスリン「京太郎、キモチイイ?」 京太郎「エイスリンさんの手が冷たくて……はい」 エイスリン「エヘ」 彼を悦ばせられたわずかな達成感に、思わず笑みがこぼれる 動画で見た通り、コックを上下に扱いていると、見る見るうちに赤く、大きくなっていった エイスリン「京太郎、イタクナイ?」 京太郎「むしろ気持ちいいですよ」 彼に頭を撫でられるのはいつもくすぐったくて、京太郎の優しさを感じられる それが嬉しくて、私はいつも目を細めて笑いを返してあげる。そうすると彼も私に微笑み返しをしてくれて、それがまた嬉しいと思うんだ 京太郎「そろそろ……挿れましょうか」 エイスリン「……ウン」 ゴムに包まれた京太郎のコックはジョーギみたいに長くて、太くて、大きかった これが私の中に入るのかと考えると、とても恐くて、不安になった 京太郎「ここまで濡れていれば大丈夫ですよ」 エイスリン「ひゃっ……京太郎!」 京太郎のコック……日本語でちんちんを扱いている間に、私の……股、から液が溢れ出ていた そこをいきなり触られて、怒ってしまう 私がエッチだと言うかのように、京太郎が触って来たのが恥ずかしかった……から エイスリン「京太郎、ウゴケル?」 京太郎「できればエイスリンさんが動いてくれると助かります」 エイスリン「ワカッタ……」 アグラをかく京太郎を抱きしめられるように、脚の上に座って対面する 京太郎「これ、対面座位って言うんですよ」 エイスリン「タイメン、ザイ?」 京太郎「はい、この体位ならお互いの顔が見れるんですよ」 エイスリン「……コレデ、ウエカラ」 京太郎「恐いですか?」 エイスリン「……ウン」 京太郎「……俺が付いているから、安心してください」 京太郎「エイスリンさんが決めるまで、こうしていますね」 私の恐怖心と不安を察してくれた京太郎が優しく抱きしめてくれる オトコノコらしい硬い筋肉が私を包んでくれる 京太郎はいつも気遣いが上手で、私に優しくしてくれる 私は彼のそんなところが大好きなんだ 京太郎の胸元で深く息を吐いて、上に顔を向ける エイスリン「ガンバル!」 エイスリン「んっ……ひっ、うぅ……」 お腹の中に、何かが入り込んでくる感じがする 股が張り裂けそうに痛んで、とても苦しい エイスリン「んっ、ん~~!」 京太郎「大丈夫っ、ですかっ?」 エイスリン「ダイジョウブ……んっ!」 痛みに耐えながら、京太郎を私の奥まで迎え入れる エイスリン「はぁ……はぁ……っ!」 京太郎「落ち着くまで、深呼吸してください」 エイスリン「っ……ふぅ……」 京太郎「……よく頑張りましたね」 京太郎が、ずっと年下の子を褒めるようにほっぺを撫でてくれる その新しい心地よさに痛みもいつの間にか少しだけひいていってくれて、少しだけ楽になった これでやっと、京太郎を悦ばせることができるんだ エイスリン「……ウゴクネ」 私はそう言って、ゆっくりと腰を上下させた 京太郎に抱かれて身体を動かすのは気持ちが良かった おなかの中では京太郎のちんちんが擦れ、身体がムズムズするような感覚が湧いてくる それに加えて、京太郎と抱き合って体を密着させているから、私の胸が京太郎の厚い胸板になすりつけられて、先端に快感が生まれる 風邪を引いている京太郎は苦しそうだけれど、私を優しく抱きしめてくれている そのおかげか、京太郎の、胸の下から響く早めの鼓動と、真っ赤な唇から吐き出される荒い吐息を感じられる エイスリン「きょぅ、たろぉ……」 わからないようなおねだりを、京太郎に唇を向けてしてみる 下の口では足りないから、上の口も満たしてほしい 京太郎「わかってますよ」 私の意思が通じたのか、京太郎が私の顔を抱いて、唇を密着させる そのまま京太郎の舌が私の中にまた入り込んできて、私もそれに舌を絡め返してあげる これで完全に京太郎と繋がっているんだ 他の誰にもしたことのない初めてを、京太郎にしてもらった それが嬉しくて、満足感を抱いた そうしてトースイしていると、唇が離された エイスリン「っは……」 エイスリン「京太郎……ナンデ……」 京太郎「いえ……少し、俺も動けるかと思ったので」 京太郎「ここからは、俺に任せてください」 私が答えるよりも先に、京太郎はまた、私の顔を抱き寄せた 私たちの呼吸が共有されるのと同時に、下からおなかが押し上げられた 京太郎の動きは激しく中を刺激して、唇の中も同じくかき乱される 唇の間から漏れた唾液が身体の合間に落ちて、その感覚が私の快感を加速させる 中でも、おなかの奥まで突かれのがとても気持ち良くて、次第に私も動くのを再開した ―― 傾く陽の光が満ちる部屋には、二人が奏でる水音が響いていた エイスリンさんの愛液が、俺の肌で弾かれる音 舌に絡みつく互いの唾液が、唇の間から発する音 零れ落ちた唾液と滴り落ちる汗が源となり、身体が動く度に打ち出される音 目が滲む代わりに、聴覚だけが優れていく エイスリンさんの髪の匂いがしなくなっていく代わりに、皮膚に伝わる感覚が強調されていく 京太郎「エイスリンさん、大丈夫ですかっ?」 エイスリン「きょぉたろぉ……フシギ」 エイスリン「スゴク、キモチイイ……アト、チョット」 京太郎「……そう、ですか」 腰の動きを早く、力強く、エイスリンさんの奥へと押し付ける ピストン運動の速さに比例するかのごとく、エイスリンさんから預けられる重みが増していく エイスリンさんが感じているフシギな感覚……それは…… 京太郎「エイスリンさん、それ、何て言うか教えてあげますよ」 エイスリン「はぁっ、はぁ、ナ、ニ……?」 京太郎「イクっ、って、言うんです、よっ!」 自分の絶頂とともに最後の一突きをエイスリンさんに打ち込む エイスリン「ああっ、あぁぁぁあぁっ!」 自分の息子が膨張し、ゴムの中へ吐き出すのを感じながらエイスリンさんも絶頂する様子を観察する エイスリンさんの身体は痙攣して、膣口から大量の愛液が吹き出していく 胸にもたれかかった顔は今までにないほど紅潮して、呼吸もままならないようだ 京太郎「ッ――――!」 頭が、くらくらする ああ、そうか ……俺 風邪、引いてたんだっけ ドサッ エイスリン「はぁ、はぁ」 エイスリン「んっ……はぁ」 エイスリン「京太郎……?」 京太郎「」 エイスリン「ネチャッタ?」 エイスリン「…………」ジーッ 京太郎「」 エイスリン「umm...」 エイスリン「京太郎、ネテルンダヨネ?」 エイスリン「ソレ、ナラ、モウスコシ……」 エイスリン「ヤレルダケヤッテミヨウカ!!」 _,、= ニ;‐、、--――‐y、,_ ,,r;;;;''''=―--、、,_ /´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、, ./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'| /jフ,r-、ヽ、 _,, .゙'ー;゙' ーi,. |'i, j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙ _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .| | .|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ .|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;| .ト、,. /./´゙ヽ;.、 ノ ,゙rッ .,Y';V | l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙| l,ヾ,、--、,,,、'_, r''゙ l / li,;) l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ /゙,,、、、,_ ゙\!.レ゙ .| Y゙ ゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,; ゙シ'i.l,ノ ./゙ \ ゙Y .l / | `ラ´゙'''´ ''"'´ .| | .r'`V'''" ̄`゙ヽ、 ゙'i, |. ' / ゙'i, .j |./ ∧、, ゙̄ヽ、. \ ゙l. |\ ./ ゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙'ー---‐'''''ヾ-、,‐' .゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_ __ .. / l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ . ヾ、; ) ゙'i `ヽ、 / |ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ .. ,ソ .( _,,r‐''゙⌒`゙ヽ、, / l; Y゙人゙l; . .,/,r'ニ゙ _,、r''´ .. ゙ヾ、 ヽ, l /,r | j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, .... .`ヽ、,.... .. ゙l, .!. .l゙l゙レ' ‐゙ | ト;゙i,l、ノ,r;;'ニ゙/´゙Y .,r'゙ ̄ ..... .゙ヽ、 l, | 'ー;l.'i,.l゙ ,j 'シ'‐-ヘ;'V゙./ ゙l, ヽ, ...... ..ヽ, ゙l .|._,rラl,.| / ,i l, .ノ , ゙i, .゙ィ,.レ' .゙l, .| / / ゙l l,゙l,/./ .l, l, ././ .゙l,゙l、 /.,ィ´ ,.r''ニ'' ヾ, . l, j゙ .,rl´.'-‐ニ, .,、 L,,,,,゙l, V / ヽ,゙'´/.| .l゙/;=iミ;゙'i,. [ . Y゙ .,r',、 「゙´ | .| jヾ、--、ヾl, /,、 ゙l,.゙l、-';j;ノ ゙レ゙lj゙ ........ | / ./.| .レ-‐' 'ソ l,゙l, ./.∧、ヽ、,,/,/,,゙'i,,゙L、‐'゙ / // j゙ レ '二i .i''゙゙´| .| )、V.l゙ ゙l,.゙'V / ゙'i, ゙V゙ /ノ゙ /゙L,___,,,_ l..゙T´ .| | ,.| .| / ゙'i,゙l, `i , l, 〉,,.〈/ .ヽ、,,,,,、、-―‐-、ヽ、 .. . / 京太郎「ふぁぁ……」 京太郎「……外、暗いな」 京太郎「時間は……もう19時!?」 京太郎「風邪のときに童貞卒業してそのまま気絶……か」 京太郎「全裸だけど布団までかけてくれてありがたい」 京太郎「……俺、エイスリンさんとヤった、のか」 コンコン 京太郎「はーゲホッゲホッ!」 咏「よっ、元気かぃ?」 京太郎「あぁ、段々よくなってきたよ」 咏「そっかそっか……ん?」 京太郎「どうした?」 咏「イカでも焼いてんのか?イカ臭えけど」 京太郎「バッ!ま、まあな、霞さんがスルメイカ持ってきてくれてたんだよ、あーおいしかったー」 咏「ほへぇー……ならいいけどよ」 京太郎「で、何しに来たんだ?」 咏「あー、そうだった」 咏「晩飯食わね?」 京太郎「おう、いいぜ、何作って来てくれたんだ?」 京太郎「へぇー、これがサムゲタンか」 咏「そーそー、一日中暇だったから挑戦してみたってわけよ」 京太郎「薬膳料理で体にいいんだっけか、わざわざ俺のために調べてくれたのか?」 咏「ちっ、ちげーよ!たまたま、たっまたま暇だったから作ってみたんだっつーの!」 咏「たまたま買い物に行こうと思ったら霞に会ってお前のこと聞いて、そんでたまたま材料が売ってたんだよ!」 咏「わかったらとっとと食えよ京太郎」 京太郎「そんなとっとこハム太郎みたいに言われてもなぁ」 京太郎「まあいいや、いただきます」 咏「なあ、美味いか?」 京太郎「まだ食ってねえよ」 咏「そうだったよねぃ~」 京太郎(何言ってんだこいつは) 京太郎「なあ、お前どうしてそんなに元気そうなの?」 咏「どうして、ってそりゃあ、まあ……」 咏「京太郎とこうしてると、夫婦みたいかな……って」カァァ 咏「あっ、ししし知らんけど!」 京太郎「あー……確かに」 京太郎「けど俺と咏の子どもってどうなんだよ、絶対小っちゃくなるじゃんか」 咏「うっせー!私はまだまだ発展途上なんだよ!」 京太郎「…………」モグモグ 咏「せめて一言返してくれよ!?」 京太郎「…………」ゴックン 咏「ど、どうだった……?」 京太郎「これは……」 京太郎「うまいな」 咏「反応薄くねーか?私の気のせいか?」 京太郎「いや、疲れたっつーか、まだ元気出ない」 咏「んーそうかぃ……」 京太郎「けど、こんな晩飯だったら毎日食べたいな」 咏「ひゃぇっ?」 京太郎「もちろんサムゲタンじゃなくて、だぞ」 咏「わっ、わーってるよ!このスカポンタン!」カァァ 咏「そんなに作ってほしかったらいつでも作ってやるよバカ!」 咏「そんときは!……そんときは……また、二人で食おうな」 京太郎「おう、楽しみにしてるぜ」ニカッ 京太郎(つーわけで食後なんだけど……) 咏「~♪」シャー 京太郎(なんかデジャブだ) 京太郎(憩さんはあの小ぶりなお尻を振ってるのが良かった) 京太郎(咏はちょくちょく背伸びしようとしてつま先立ちするのが可愛いな) 京太郎(咲とかモモと一緒だとあいつらも料理上手くて三人で作って三人で片づけてたから、こんな風に後ろから見ることはあんまなかったんだよな) 京太郎(そう考えると、新鮮だ……) 咏「あ、うわわっ!」 京太郎「……え」 咏「京太郎、危ねぇ!」 京太郎「ナ、ナベ……?」 京太郎(えっ、なんで鍋?咏は自分の部屋で作って来たんだよね、じゃあなんで鍋なんか落ちてくるの?) 京太郎(それっておかしくねぇ?) 京太郎「ずがーん」 咏「京太郎ぉー!!」 京太郎「」ピクピク 咏「京太郎、おい、京太郎!」ペチペチ 京太郎「」チーン 咏「京太郎ぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」 京太郎(起きたら咏に泣いて謝られた) 京太郎(痛かったのは確かだけど、こっちも申し訳なかったから) 京太郎『泣き止まねえと舌入れてキスするぞ』 京太郎(って言ったらしばらくフリーズして泣き止んだ……はぅっ!)ズキッ 京太郎「たんこぶできてるよ、まったく」 京太郎(なんで今日はこんなに疲れるんだ?) コンコン 夜 憩「お邪魔するなーぁ」 京太郎「とはいっても、何しに来たんですか?」 京太郎「夕食ももう食べましたし、憩さんの手を煩わすようなことは何もないはずですが……」 憩「京太郎くんは冷たいなぁ、用事がないと来たらあかんの?」 京太郎「いやいや!そんなことはないっすよ!」 京太郎「憩さんがまた来てくれて嬉しいです!」 憩「ふふっ、最初っからそう言ってくれればええんやで」 憩「……ほんまは用事があって来たんやけど」 京太郎「結局あるんかい」 憩「京太郎くん、もうお風呂入った?」 京太郎「いえ、まだですけど」 憩「まだ、やったら……その、な……」 憩「身体拭くの手伝うで」 京太郎「……えっ?」 憩「ほら、京太郎くん風邪引いとるからお風呂入るのも大変やろ?」 憩「せやから、背中だけでも拭いたろか?」 京太郎「確かに……よく母さんにもしてもらったような」 憩「せやろー?そんなわけで、憩お姉ちゃんにお任せや!」 憩「ほな当てるで、熱かったら言ってな」 京太郎「ぅあ……」 憩「拭くでー」 京太郎「……おお、これは、なかなか」 憩「せやろー流石やろー♪」ゴシゴシ 京太郎「ちょっとくすぐったいですけどね」 憩「そういえば、みんなで銭湯に行ったんやって?」 京太郎「あのときは咏と憩さんがいませんでしたね」 憩「次行くときは、みんなで行けたらええな」 京太郎「そうっすね、俺は一人でゆっくりしたいです」 憩「だーめ、今度も混浴やで」 京太郎「いや、ほんと、耐えられないんでやめてください、まじで」 憩「にしても京太郎くんの背中おっきいなぁ」 京太郎「そうですかね?」 憩「ふふ……京太郎くんの背中、ウチの手でおっきくなってるで」 京太郎「微妙に言いなおした!?そしてなんで色っぽくなってるんですか!?」 憩「ふーっ」 京太郎「ふきゅっ!」 憩「あはは、変な声やなーぁ」 京太郎「そっちがいきなり息吹きかけるからでしょうが!」 憩「背中で気持ち良かったんやったら、耳にもしたろか?」 京太郎「遠慮します、次は俺の番ですからね!」クルッ 憩「あっ……」 憩「ん……」 京太郎「ん……ぅ!?」 京太郎(エイスリンさんも淡のも小さくて柔らかかったけど……憩さんのは、何か違うような) 京太郎(匂いが……歯磨き粉かな?) 京太郎(これは新鮮だな……って違うわ!) 京太郎「ぷはっ……すっ、すみません!」 憩「俺の番……って、そういうことやったんやな」 京太郎(この雰囲気は怒ってる!断言できる、ニコニコしながら怒ってくるに決まってる!) 憩「京太郎くんがその気なら、ウチやって……」 京太郎(やべっ、憩さんの手が俺の頬に!) 京太郎(これはビンタか?) 憩「すぅー……」 京太郎(ビンタなのかぁー!?) 憩「はぁぁぁぁ……」 京太郎(気合入れてるからビンタだね!) 憩「うぅ……えいっ!」チュッ 京太郎「んむっ」 憩「んっ」 京太郎(あれ、両手ほっぺに添えられてるじゃん) 京太郎(ってか、またキスしてるじゃん) 京太郎(……俺、この二日で何回キスしたんだ……?) 憩「っはぁ……」 憩「今度いきなりしたら怒るで、ええな?」 京太郎「キスしてキス仕返されるなら大歓迎です!」 憩「そういう問題とちゃうんやけど……」 憩「……まあ、これで偶然やないファーストキスになったわ」 京太郎(偶然じゃ、ない) 京太郎(ああ、そういや、校門の前で誰かにぶつかられて……) 憩「今のは今までの感謝の気持ちと、さっきのお返しやさかい、特別なんや」 憩「次は……もっと、すごい仕返しにしてまうからな」カァァ 京太郎「はい、あーん」 憩「あー……ん」モグモグ 京太郎(なんで霞さんからもらったみかんを食べさせ合いっこしてるんだ、俺たち) 京太郎(身体を拭く、という憩さんの用事が済んで、なんとなく……) 京太郎「こたつもあれば風情があって良かったですね」 憩「んふふ~ちょっとごめんなー」バサッ 憩「こうして二人でお布団にくるまる方があったかいで?」 京太郎「そんなに近づいたら風邪がうつりますよ」 憩「風邪は誰かにうつした方が早く治るらしいで」 憩「京太郎くんの風邪やったらうつってもええし、かまへんよ」 京太郎「それで憩さんが風邪になったら、俺が憩さんの風邪をもらいますからね」 憩「もう堂々巡りやないか……」 京太郎「そーっすねー」 憩「……こう、京太郎くんの隣におるとあったかくなるなぁ」 京太郎「そりゃあ熱出してる人と同じ布団に入ってたらそうなるでしょう」 憩「ムードもへったくれもないなぁ」 京太郎「じゃあ、こうしますか?」ギュッ 京太郎「キスに加えて手まで握れば、すぐ風邪がうつりますよ」 京太郎「……あ、みかんどうしましょこれ」 憩「右手で食べさせてー」 京太郎「いや、筋とかも剥かないと……」 憩「バナナとかみかんの筋は栄養が入ってるから食べた方がええんやで」 憩「ほらもういっこー」 京太郎「わかりましたよ、あーん」 憩「あーん」モグモグ 憩「ん~おいしいなぁ」 京太郎「俺にも食べさせてくださいよ」 憩「京太郎くんは部長さんに尽くすべきやと思うなー」 京太郎「これからもこんな調子なのか……」 憩「……ええやん、こんな調子で」 憩「京太郎くんはウチを手伝ってくれて、ウチも京太郎くんと一緒に頑張る!」 憩「このまま、二人で頑張ればええやろ?」 京太郎「今の憩さんは思いっきり怠けてますけどね」 憩「それは……臨機応変って言うヤツや」 京太郎「調子いいなぁ」 憩「……ま、何にしてもや」 憩「不束者やけど、これからもよろしうな」 京太郎「こちらこそ、まだお世話になります」 憩「……なんか、照れくさいなぁ」 京太郎「そう……っすね」 憩「そろそろ遅いし、帰るなぁ」 京太郎「今日は一日、ありがとうございました」 憩「ええよ、ご近所さんやし、後輩さんやからな」 憩「明日も長引いとるみたいやったら、また看に来るで」 京太郎「憩さんが毎日来てくれるんなら風邪なんて引きっぱなしでもいいかもしれませんね」 憩「さっきも同じようなこと言ったような気がするわ……」 京太郎「ですね……」 ヒュウウ 憩「くしゅん!」 京太郎「身体冷えちゃいますから、早く部屋に戻ってください」 憩「もうちょっと一緒に話していたいんやけど、女の子にそんな言い方してまうんやなぁ」 京太郎「俺だって、憩さんが俺のことを大切に思ってくれる以上に――――」 京太郎「ずっと、ずっと、憩さんのことが大切なんですもの」 京太郎「……っと、すみません、臭いこと言っちゃって」 憩「ううん、嬉しい」 憩「……京太郎くんは、なんでこんなに嬉しいこと言ってくれるんやろ」 憩「言葉も、麻雀も、料理も勝てないなんて、ずるすぎるわ」 京太郎「そんなこと言ったら、俺も憩さんの笑顔や学力に敵わないですよ」 憩「せやったら、ウチらが一緒におれば最強やない?」 京太郎「一緒にいれば……って、結構大胆なことを言いますね」 憩「京太郎くんに負けないくらいにしてみたつもりなんやけどね」 京太郎「……これからも一緒にいれるかどうか、なんてわかんないっすけど」 京太郎「今なら、こうすれば……」ギュッ 京太郎「一緒になってる、って感じがしませんか?」 憩「冬の夜やから、余計にな」 憩「……せや、クリスマスプレゼントまだあげてんかったやろ?」 京太郎「そんなのいいですよ、今日一日のお世話で十分です」 憩「年上としてそういうわけにもいけへんのや」 憩「せやから、これが、ウチからの誕生日プレゼントやで」 憩さんの両手が顔に添えられた 柔らかい指が顔を撫で、そこまで続く腕は、身体と身体を密着させるために曲げられる 憩さんはほんの少し背伸びをして、ゆっくりと顔をこちらに近づけてきた 目はもちろん閉じられていて、それが何を意味しているのか、なんて容易に想像することができた 唇が触れ合い、甘い歯磨き粉の香りが口の中に広がる 本日三度目の香りが、憩さんの舌によってさらに押し込められたのだ 甘い粘液をまとった舌が絡みついて来たので、こちらも絡め返して、互いの唾液を共有する 風に吹き付けられる寒さよりも、風邪がもたらした熱よりも、このキスの気持ち良さが遥かに勝る 快楽に浸っている間に、この一年の記憶が、脳裏に浮かんできた 初めて霞さんに挨拶をしに行った時のこと 登校初日に照と再会したこと 憩さんの涙を見て、手助けをしたいと思ったこと 憩さんと雀荘へ行って、たこ焼きを食べたこと エイスリンさんと初めて会話をしたときのこと 清々荘のみんなで歓迎会を開いて、お祝いをしてもらったこと 雀荘で怜さんと出会って、怜さんが倒れたこと ゲーセンで郁乃さんを助けたこと 他にも、まだまだある そんな日常の思い出や、非日常の思い出がこの一瞬のうちに思い起こされる 時間というものはあっという間に過ぎ去って、思い出は風化しながらも脳の片隅で生き続ける 俺が清々荘で過ごした八か月間は、どうやっても忘れることのできない思い出だ そして、それはこれからも積み重ねられるんだ 憩「……もう、激しくしすぎや」 京太郎「そっちから仕掛けてきたんでしょうが」 京太郎「クリスマスプレゼントの交換もし終えたんですから早く帰って寝てくださいよ」 憩「うん、ほな帰るな」 京太郎「おやすみなさい」 憩「おやすみー」フリフリ 憩「……あ」 京太郎「まだ何か、忘れ物でも?」 憩「んー……ちょっと一言、な」 京太郎「?」 憩「えー……コホン」 {{{ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , '' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー ' < l ∧ |` ー---` 「京太郎くん、大っ好きやで」 ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ' .V / \ { ヾr‐ァ' トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. { . / { } } . | | } ,. i i ハ } ' . | }} 憩「いつも、おおきに」 【冬休み12日目】終了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/541.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343398989/ 京太郎「麻雀なんてやってられるか!!」 京太郎「周りは化物ばっかでいつもフルボッコにされるし」 京太郎「気づいたら雑用係的ポジションになっちまってるし」 京太郎「というわけで麻雀部をやめてやるぞ!!」 京太郎「よしっ、タコス部を作るか」 京太郎「つってもタコス部って何すりゃいいんだ?」 京太郎「うむむ・・・」 京太郎「ダメだl、何も思いつかん・・・」 京太郎「とりあえず誰かに相談してみるか・・・」 京太郎「なぜだか咲の姉ちゃんに相談したくなった・・・」 京太郎「けど咲の姉ちゃん今東京だろうしなぁ・・・」 京太郎「・・・・・・」 京太郎「しょうがない、こんな時のために用意しておいたあれを使うか」 スッ←(ポケットから咲のパンツを取り出す) 京太郎「この手だけは使いたくなかったんだが場合が場合だしな」 京太郎「うおおおおおおおお、いでよてるてるぅぅぅ」 ぐごごごご 照「呼んだ??」 パクリ←(咲のパンツを口に含む) 京太郎「はい、照さんに相談したいことがあって召喚したんです」 照「ほかろう、ふぁふぁふがよい」 『よかろう、話すが良い』 京太郎「実は新しい部活を作ろうと思ってまして」 京太郎「タコス部を作ろうってとこまでは決めたんですが」 京太郎「タコス部って何すればいいんだ?ってなりまして・・・」 照「タコス部の活動、そんなもの・・・」 照「人間をタコスにすればいい」 京太郎「え?、、、、」 照「だから人間をタコスにする」 京太郎「いや、聞こえなかったわけじゃなくて」 京太郎「タコスにするって具体的にどうするんですか??」 照「まず最初にタコスの国に行く」 京太郎「・・・」 京太郎「一応聞いときますけどどこなんですか?タコスの国って?」 照「タコスの国も知らないでタコス部作ろうとしてたの?」 照「しかたない・・・」 照「ついてきて」 ~30分後~ 照「ついた」 ~レストラン『タコスの国』~ 京太郎(な、なんだレストランの名前だったのか) 京太郎(メキシコにでも行くのかと思ってかなり焦ったぜ・・・) 照「ここに人間をタコスにする技の持ち主がいる」 京太郎「へ、へえ、、そうなんですか」 京太郎(一体どんな人なんだ?) 照「とりあえず、中に入る」 京太郎「そうですね」 チリンチリン 店員「イラッシャイマセー」 京太郎「ふう」 京太郎「で、その人は一体どんな人なんですか??」 照「年齢がそろそろよんj『ズザザザザザザーーーー』 すこやん「アラサーだよっ!」 照「・・・こんなん」 すこやん「あれ?なんで宮永選手がここに居るんですか?」 京太郎(それは小鍛冶プロにも言えることじゃ・・・) 照「世界最高の美味と引換に召喚された」 照「この人に人間をタコスにする方法を教えてやって欲しい」 すこやん「え、あれは普通の人間が扱うには負担の大きい技なんだけどなぁ・・・」 すこやん「まぁ宮永選手のたのみだしね」 すこやん「えーっと、人間をタコスにするには・・・タコスを食べながら愛の告白をするんだよ♪」 京太郎「そ、それだけですか?」 すこやん「馬鹿にしたらダメだよ?これには大量の生命エネルギーをつかいますから」 すこやん「この技を一度に使いすぎると最悪死んじゃいますから・・・」 照「私はこの技を使いすぎて右腕がなんか回るようになった」 京太郎「えっ?」 すこやん「とは言っても一度ぐらいじゃそんなことにはならないので」 すこやん「とりあえず宮永選手に試してみましょうか」 照「( ^ω^)・・・」 照「え?」 京太郎「分かりました!」 照「そこはすぐにわかっちゃうんだ・・・」 京太郎「すいませんっ、でもこれもタコス部のためっ!」 すこやん「よく言ったよ、須賀くん」 すこやん「はいこれ」つタコス 京太郎「いただきます!」 ガブリ 京太郎「好きです!照さん!付き合ってください!!!」 照「イヤムリ、私は咲と相思相愛だk『シュゴゴオオオオオオオオオオ』 京太郎(うわっ、なんだこの土煙っ!!) シュウウウウウウウウウウウウ 京太郎「こ、これは」 タコス「あれ、バカ犬がこんなところで何してるんだじぇ??」 京太郎「これは、、どうなんでしょう小鍛冶プロ?」 タコス「おい、犬!無視すんn」 すこやん「半分成功ってとこかな」 タコス「きょ、京太郎話を 京太郎「そうですか、、、」シュン タコス「」 すこやん「最初からうまくいくわけないんだから次頑張ればいいよ」 京太郎「そ、そうですよね!」 すこやん「じゃあ次はここを離れて 145に試してみましょうか」 タコス「( ^ω^)<もうなにも言うまい・・・」 すこやん「次は風越女子の対象の家に行ってみましょうか」 京太郎「あの池田って人の家ですか?」 すこやん「ええ」 ~数十分後~ 池田宅『戦犯とかいうなし!』 すこやん「やっとついたね」 京太郎「はい、それでやっぱりあの大将に試すんですか?」 すこやん「う~ん、それもいいんだけど、今回は彼女の三つ子の妹ね」 京太郎「そ、そうですか」 京太郎(三人どうじにいけるだろうか) すこやん「それじゃあ押すね?」 ピンポーン ガチャリ 池田ァ「は~い・・・っておまえら誰だし?」 京太郎「怪しいものじゃないんですけど、、その」 京太郎「妹さんたちに用事があるんですっ!」 池田ァ「what are you mean?」 京太郎「??」 池田ァ「ハッ、気が動転してたし!」 池田ァ「と、とにかく早く帰らないとサツ呼ぶし!」 京太郎「えっ、な、なんでですか!」 三姉妹「お姉ちゃん大声出してどうしたんだし?」 京太郎(っ!・・・これはチャンスっ!!) 京太郎「小鍛冶プロっ!」 すこやん「あ、うん」つタコス 京太郎「そこの可愛い三人組!!」 三姉妹「??」 京太郎「おれは!君たちのことを愛してるんだあああああああああ!!!」 池田ァ「人の妹にいきなり何言ってるんだしっ!!」 シュゴゴゴゴゴゴ すこやん(あ、、、戦犯も巻き込んだ、、、) シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウ 京太郎「次はどうだっ・・・」 タコス四人衆「「「「バカ犬がなんでこんな 京太郎「小鍛冶プロ・・・」 すこやん「うん、不慣れとか関係なしに普通にしっぱいだね」 四人衆「「「「ちょっ話ぐらいちゃんと 京太郎「はぁ、おれにはやっぱ才能ないのか・・・」 四人衆「「「「」」」」 京太郎「小鍛冶プロ」 すこやん「どうしたの??」 京太郎「次で失敗したらタコス部諦めようと思うんです」 すこやん「そ、そうね」 すこやん「じゃぁ 191で最後にしましょうか・・・」 四人衆「「「「( ^ω^)<また無視ですか・・・」」」」 すこやん「じゃぁ最後はモノホンの片岡選手にいってみましょう」 京太郎「ゆ、優希ですか」ゴクリ すこやん「モノホンの片岡選手ならタコスになるかもしれないし」 京太郎「そ、そうですよね!!」 すこやん「最後だし須賀くん頑張ってね!!」 京太郎「はい」 ~イドウスルデー~ ~清澄高校~ 京太郎「あ、いた」 京太郎「おーい、ゆーきー!!」 モノホン「??」 モノホン「犬か、どうしたんだじぇ??」 京太郎「優希、お前に大事な話があるんだ、、、」 モノホン(なんか京太郎すっごい真面目な顔だじぇ) モノホン(もしかしてこれって・・・)//// 京太郎「小鍛冶プロ、あれを」 すこやん「どうぞ須賀くん!」 パクリ 京太郎「ふぅ」 京太郎「優希・・・俺はお前のことが本気で好きなんだっ!!」 モノホン(や、やっぱりだじ) モノホン「きょ、京太郎に好きって言ってもらえてすごくうれs シュゴゴゴゴゴゴゴ 京太郎「ん??なんだ、俺と優希の体が急に引き寄せ合って、、、」 京太郎&モノホン「「うわああああああ」」 ギュおおおおおおおおおおおおおおん シュウウウウウウウ タコス(食べれるよ!)「」 すこやん「、、、」 すこやん「やっぱり普通の人間には限界があったか、、、」 すこやん「だが私は待っている」 すこやん「この封印されし術を使いこなし」 すこやん「世界を正しき道へ導く剛の者が現れることを、、、」 こうして人間をタコスに変える禁術は小鍛冶健夜の手によって 数百年も続く封印を施されたのであった、、、 fin